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大学入試改革 志望理由書で「人生の構想」を描かせる

日本経済新聞 2017年1月30日付けの記事に

埼玉県立浦和高校校長の「人生の構想」 描かせよ という記事が掲載されていました


以下引用
米国での見聞で現場の高等学校長として感じたことを踏まえ、我が国の高大接続改革への示唆について述べたい。
 まず驚いたことは、米国の大学入試ではエッセーが重視されていることだ。合否を決める選考資料は表のとおりいくつかあるが、最も重要なものはエッセーである。エッセーというと、随筆のようなものと勘違いしていたが全く違う。それは志願理由書であり、「人生の構想図」である。
 自分とは何者か。高校時代の達成体験や挫折体験から何をつかんできたか。そして自分は社会や大学にどのように貢献できるか――。つまり「どんな人生を構想するか」を徹底的に考え、一つのストーリーとして表現・発信するのである。
 現地で学ぶ日本人留学生が異口同音に語ったのは、エッセーを書く作業が自分のキャリア形成で極めて重要な意味をもったということである。
 ある留学生は「ふらふらと大学に入る日本の高校生と米国の高校生の一番違うところ」と言い切り、別の留学生は「もし日本に戻って教員になったら、夏休みの宿題で生徒にエッセーを書かせ、それを徹底的に添削したい」と語った。ハーバード大に合格した受験生のエッセーを集めた本が売られていたが、決して付け焼き刃ではマネできない、それぞれのパッションが感じられた。

引用終わり

海外の高校生や大学生と話していていつも感心するのは、自分がなぜその分野を学ぶのかを具体的に熱く語れることです。
考えてみれば、それはエッセーと呼ばれる志願理由書にあるのかもしれません。

今、日本の大学入試で、志願理由書や面接が課せられているのは医学部です。
私の次男は実は高校2年生の3学期に、急に医学部を目指すと言い始めました。
いい加減な気持ちで医学部に進んで欲しくないとかなり反対したのですが、本人と議論したり、志願理由書を何度も書いたり、面接の練習をしているうちに、だんだん本当にやりたいことがはっきりしてきたのです。
先月、次男はアメリカに来た時に、ある大学の研究機関を訪ねたのですが、大学入試の時に自分の中に見つけた夢をまだそのまま持ち続けていました。

医学部だけに限らず、法学部も経済学部もどの学部も、志望理由書を課すべきだと思います。「人生の構想」を描く能力ほど、今の時代に必要な能力はないのですから。

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