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時代が求める人材を育てる教育とは

今日、NHKで、日本新生「ニッポンの若者はどこへ? 大人の心配×若者の本音」

という番組を見ました。

恋愛も、結婚も、チャレンジもしない若者(悟り世代というそうです)の言い分を聞きました。

若者は就職がないと嘆き、企業は雇いたい人材がいないと嘆く。

このギャップの原因はなんでしょう?

それは、日本の家庭や学校や社会が、時代が必要とする人を育てていないからです。

学生も努力不足ですが、大学全入時代、努力するのは難しいですよね。

中高時代の努力は、AO入試などを除けば、ペーパーでしか判断されません。

海外では、教育の内容が一世代前と全く違います。

当たり前です。情報化社会がこれほどまでに世の中を変えたのですから。

スマホでなんでも検索できる時代、パソコンが処理してくれる時代に、必要な能力は何でしょう?

それは、与えられた答えのある問題を解く能力ではなく(そんなのコンピューターのほうが速い)、

答えのない問題を解決する、または、問題自体を見つけ、協力しながら解決する能力です。

息子たちが通ったシンガポールの学校はIB(国際バカロレア)教育が行われていました。

今の社会に必要な能力として、以下の10の資質を育む全人教育がなされていました。



探求する人(Inquirers)
知識のある人(Knowledgeable)
考える人(Thinkers)
コミュニケーションできる人(Communicators)
信念を持つ人(Principled)
心を開く人(Open-minded)
思いやりのある人(Caring)
挑戦する人(Risk-takers)
バランスの取れた人(Balanced)
振り返りのできる人(Reflective)

例えば、リサーチし、自分の考えを含めたレポートの提出が頻繁に出ます。

ボランティア活動は義務です。6科目のうち、2科目は母国語と外国語で必須です。

このような教育方針のもとでは、子どもたちはのびのびと成長します。

私の子どもたちは、Risk-takers(挑戦する人、リスクを取る人)いつも励まされました。

勇気を出して挑戦した試みが高く評価されます。失敗しても褒められます。

日本の家庭も、社会も、若者のチャレンジ精神を育てましょう

「危ない」「怪我のないように」とばかり言うのではなく、

「大丈夫」「やってみよう」って励ましましょう。


私のツアーでも、子どもたちにいろいろな挑戦をさせます。

空港では引率しません。私は後からついていきます。自分で考える、これが大切。

公共交通機関に乗り、日替わりでリーダーを決めて目的地まで連れて行ってもらいました。

(安全なシンガポールだからこそ可能なのです)

あとは、市場で買い物をしたり切符を買ったり、 絶叫アトラクションに挑戦したり 

私の仕事は、方法を教えて、「大丈夫」と微笑みながら励まして、挑戦したことを褒めるだけ。

小さな成功体験が、子どもたちの自信になります。



チャレンジ精神を育むシンガポールツアーのご案内はこちらです。