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木曜日、日本占領統治下時代のシンガポールを学び、夜はBBQ

私のツアーには明確な5つ目的があります。

1)英語(シンガポールでしか受けられないようなインテンシブな授業を受ける)

2)歴史(日本に占領統治されていたシンガポールを学び、アジアの現代史を学ぶ)

3)文化(多種多様な宗教文化が共存するシンガポールで異文化理解を深める)

4)教育(シンガポールの学生の勉強のレベルや頑張り具合を知る)

5)友達作り(ホームスティ先や現地の学生と仲良くなる)

あらゆることに挑戦させ、小さな成功体験を積み重ねることで、自信をつけてもらいます。



さて、木曜日は、授業を30分早めに終わってもらい、歴史の勉強をしました。

1942年2月15日、シンガポールは日本に敗戦し、1945年8月の日本敗戦まで占領統治の時代がつづきました。

そのことを、私達は学校では学びません。

しかし、シンガポールでは何ヶ月もかけて学びます。

私達はアジアの歴史を「知らない」ではすまされないのです。

将来、世界を舞台に活躍するであろう、私のツアーの参加者はなおのことです。

アメリカ人を恨まない私達も仮にアメリカ人が原爆を落とした事実を知らなかったら辛い思いをします。

加害者が無知でいることは罪です。

でも、それだけを教えるのではありません。

史上最大の

シンガポール博物館のガイドをしている友人に講義をお願いしました。

感情的にならず、事実だけをゆったりとした口調で伝えてくれましたが、生徒たちの心には深く届いたようです。

「どうしてこういうことを学校で教えてくれないんだろう」というコメントが多く出ました。

しんと静まり返ったクラスにシンガポール人の先生が入ってきて、

「私達は日本人のことを恨んでいないよ。日本の製品が好きだし、日本人が好き」と慰めてくれました。

攻める側、攻められる側、両方の視点から、また当時の時代背景も考えながら歴史を学ぶことは大切です。

戦争が人を狂気に追いやること、勝っても負けても不幸であることを教えるのは子育て世代の務めです。

この授業を経て、子どもたちがまた一回り大人になりました。





夜はホストファミリーたちと一緒にBBQをしました。

牛肉、豚肉、鶏肉、野菜、焼きそばなど食べられないほどの料理がありましたが、

一番人気だったのは、私が用意したサーモンの手巻き寿司でした。

みんなそろそろ和食が恋しくなってきているようです。

ドリアンにも挑戦しましたよ。


ローカルの子たちともすっかり仲良くなりました。


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