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日本人でよかった

これまで、フランス、シンガポール、アメリカに駐在しました。
どこも、帰りたくなくなるほど、魅力的な国です。

でも、世界は、そんな国ばかりではありません。

ここアメリカは移民の国、私の友達も移民が多いです。
日本人駐在員のように、数年すれば帰国する、というのではなく、悪い言い方をすれば、祖国を捨てざるを得なかった人です。
私は、彼らがどうして、アメリカに渡ってきたのか聞くようにしています。

国が突然共産化して、財産を没収され、強制労働させられた。(ニカラグア出身)
役人の汚職がひどく、国民がとても貧しい生活を強いられ先が見えない(アフリカ出身)
支配階級が国の石油から富を独占し、一般国民は自由も金もない。(イラン出身)
競争が激しく、大学を出ても就職先がない。(中国、韓国人)

そんな話を聞くとき、日本はなんと恵まれた国なのだろう、と思います。
汚職もなく、薄給で一生懸命働く国家公務員の人には感謝しきれません。(効率化ができれば最高!)

同じ儒教、仏教の国、中国や韓国で、ご先祖のお墓や両親を置いて、アメリカに移住することは、かなり辛い決心でしょうし、なによりも、その国の経済にとって、若い優秀な人材が海外に流出するのは大損失です。

幸い、日本には雇用があります。これは本当に感謝すべきことです。
もちろん日本だって完璧ではありません。
楽園ではありません。
ぬるま湯に浸って、改革や教育を怠ると、あっという間に、国際競争力を失い、国も国民もどんどん貧しくなっていきます。それは実際に起こっていることです。

日本に対する不満はちょうど3年前の今日書いたこの投稿と変わりません。

私はバブル世代。
高度成長期の親世代が必死に働いて稼いだ富のおかげで豊かな学生時代を過ごしました。

今、若い世代が当時の私たちよりも安いお給料で働き、海外旅行も自由にできないのを見ると、もっと一生懸命働いて、日本を強くして、次の世代にいい日本を残したいという思いを強くします。(その方法についてはまた書きます)

この年末、2週間日本に帰ります。

夏のシンガポール留学参加者との英検合格祝賀同窓会も楽しみですが、両親との雪見温泉旅行も楽しみです。

ああ、日本人でよかった。日本大好き。



夏に夫の両親といった温泉の窓からの風景。こんな観光資源が日本にはたくさん。
外国人観光客がもっとくるようにしたい。