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アメリカのTESOL講習で学んだこと(2)

ようやくTESOL講習が終わりました。残りの40時間のオンライン講習を終えれば100時間受講したことになります。
ネイティブスピーカーに混じって学ぶのは大変でしたが、とても勉強になりました。

毎回、宿題が出ました。非ネイティブには結構大変でしたが、パワポなどのいい練習になりました。

先生って準備が大変な仕事なんだなぁっておもいました。
とくにアクティブラーニングの準備は大変です。

3日目 教科書の1章分をプレゼン 
4日目 制限時間5分間で、何かを教える。(私は折り紙を指導)
5日目 自分の国の紹介、とくに英語教師が行く場合の収入と支出をリサーチ
6日目 模擬授業 50分間で二人で高校生に仮定法を教える。授業プラン

「仮定法」の模擬授業は次のように計画し、時間内で終わり、いい成績をもらいました。
  1. ウォームアップ(5分): 仮定法を使った寸劇
  2. 文法説明(10分):条件法と仮定法の文章を両方いくつか書いて、違いに気付かせてから文法を説明(帰納的に)
  3. 練習(15分)プリントで演習させて、交換して答え合わせ。Kahootで楽しく、生徒の理解度をチェック
  4. ビヨンセの「If I were a boy」を歌詞を見ながら一緒に歌う(5分)
  5. ピアワーク(20分) 二人一組になって「ウィッシュボードシート」を使って仮定法を口頭練習。のこり5分でホワイトボードに主語を3人称にして全文を書いてもらいチェック。

生徒が7人しかいなくて、毎回のプレゼンの準備が大変でしたし、1300ドル(14万円)は大出費でしたが、それ以上に得るものが多かったです。

それは、素晴らしい出会いです。

先生のヴィンセントは、ヒューストン大学のESLと異文化教育の修士号を持つ。JETプログラムで日本に住んでいたこともある。トランプ政権の政策により、ヒューストン大学への海外からの留学生が激減したため、日本からの留学生を希望

ケリーは、3人の子を持つお母さん。ロシアに住んでいたこともあり、現在は国立公園の近くで3人の子供をホームスクーリングしながら、ロシア人に英語を教えている。

そのほかに、
NASAの近くでサッカー教室とレストランを経営する女性ラギダ
スマホのアプリ数が半端じゃないマーケティング業のカーレィ
Peace Corpでシエラレオネで1年間英語を教えた経験を持つテイラー、
定年後に南米で英語を教えようとしているトム、
韓国に帰国後、英語教師になりたいウージョン(私と彼女以外はネイティブスピーカー)
シンガポール留学を企画し、ヒューストンではテキサス史と英語を日本人生徒に教える私


私はケリーとヴィンセントと夏休みに面白い企画をすることにしました。
私が面白い企画が次々と浮かぶので、二人が驚いていました。
記憶力は全く自信がないのですが、企画力はあるみたいです。

その話はこの次に。