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ラグビーワールドカップで来日中のラグビーファンと友達になる。

ラグビーワールドカップが始まりましたね。
私の生活圏は観光客がもともと多い地域ですが、マッチョな外国人が増えました。
シンガポールにいた時は、長男がオーストラリアンスクールでラグビーをしていて、
今は、次男が大学でラグビーをしていることもあり、私はラグビー観戦が大好きです。
もっというと、ラグビープレーヤーが好きです。尊敬しています。
あれだけ体を大きくするのは大変です。(アジア人はなかなか太れません)
重くなければ当たり負けします。
タックルするには勇気が必要です。
スピードも必要です。
スタミナも必要です。
知力も必要です。
そして、One for all, All for one の精神。
自分が犠牲になりながら、仲間を守りながら、前進するプレーは観ていて感動します。

さて、昨夜は、家族でスコットランドとサモアの試合を見ました。
家で観てもよかったのですが、せっかくなので近くのバーで観戦することにしました。
私たちはお店の隅の席だったのですが、その隣が外国人のカップル。その隣が日本人のグループでした。
外国人は、ドイツとアメリカで18年ラグビーをしてきたというアメリカ人とアイルランド人の奥さん。
日本人は、ラグビーにとても詳しい4人グループでした。でも、残念ながら英語がそれほど話せません。
私たちが訳すと両者で盛り上がるのですが、訳さないと歓声しか交わせないのです。
言語という高く厚い壁を目の当たりにしました。
ラグビーの知識、ラグビーを愛する気持ちは、こんなに共通しているのに、通じない。
もどかしい気持ちが伝わってきました。
2019年秋、翻訳機はスポーツバーではまだ使えませんでした。

三男が言いました。
「お母さん、英語ができて本当に良かったよ」

試合終了後、日本人グループは「バーイ!」と挨拶をして店を去り、
私たち家族は、外国人カップルとしばらく話をし、散歩し、連絡先を交換しました。
そして、その晩には次のようなメッセージをもらいました

「本当にありがとう。あなた方に会えてとても良かった。今回の旅で一番の思い出だ。今は、日本がアイルランドに勝ったことを嬉しく思っている。」

これは、このサプライズ勝利が、今回のW杯のみならず、日本ラグビーの将来にとってどれほど重要な意味を持っているのかを説明したからです。

福岡の試合を観戦した後、また東京に戻ってくるので一緒に観戦したいと言ってもらえました。
私には街で道案内をしただけで、今も連絡を交わし合うほど仲良くなった外国人が他にもいます。理由はひとつ。英語が話せたからです。
私よりも素晴らしい中身を持った日本人はたくさんいます。
でも、「伝わらなければ、ないのと同じ」なのです。少なくとも、今は。

中高生に英検2級や準1級を目指せというのは、挨拶だけではなく、自分の考えや文化を話しあえる人になってほしいからです。
異国の人たちとなんでも話し合えるというのは本当に楽しいです。
世界の潮流を知ることができます。
私は20年以上前から共働きが当たり前になるとわかっていました。
また、進んだ教育を子供達に受けさせることができたのも英語での情報収集ができたからです。
違う文化や宗教の人と語り合うと自分を知ることもできます。

英語でコミュニケーションが取れる中高生を増やしたいと心から思っています。

「中高生のためのシンガポール・インドネシア留学」募集を開始しました。
詳しくはこちらです。


 日本人、アメリカ人、アイルランド人、イギリス人、ラグビーを愛する気持ちは共通ですが、共通言語は英語です。