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英語の大学入試改革を止めてはいけない!
6年間も英語の勉強をしたのに、簡単な英語も話せない、書けない。
その元凶は、大学入試です。
数日で結果を出さなければいけないということが間違っていると思います。
高校は大学入試に合わせた教育をしなければいけないので、大学入試問題が中高の教育を変えます。
入試にリーディング問題しかなければ、高校もスピーキングやライティングを教えません。その結果、読めるけど、簡単な文章も書けないし話せない生徒が量産されます。
文法問題や困難な書き換え問題が多いから、生徒は間違えることを恐れ、簡単なことも話せなくなります。
もう何十年も言われていて、ようやく改革に着手される思ったら延期されるそうです。
グローバル社会に生きていくために4技能(読む・聞く・書く・話す)を高めよう、という改革の方向性はあっているのです。
出てきた問題を、ひとつひとつ解決していけばいいのです。
批判を恐れていてはいけません。
初めまして。
私は英語とフランス語の通訳で、もと駐在妻です。帰国子女ではありません。
子ども3人は、みな英検1級 TOEIC950点以上、バイリンガルです。
長男は高校、次男と三男は中学3年間をシンガポールかアメリカの学校に通いました。
時代に合った教育のために改革を続けるアメリカやシンガポールの教育に比べ、
自分が30年前に学んだことと同じことをしている日本の教育の差に嘆いています。
時代が変わり、求められる能力も変わってきているのに、教育が変わらないでいいわけがありません。
国民の皆様にもう一度聞きたいです。
本当に今のままの英語教育でいいんですか?
読めるけど、話せない、書けない。聞き取れない。
これらは学習者が悪いじゃありません。
試験の内容が悪かったのです。
自分たちが学んだ英語は役に立っていますか?
意味不明な英文を書くビジネスマン。
中学生レベルの英語も話せない大人。
英語ができないということで、ビジネスチャンスを失っている人。
海外では、日本人は英語ができない、というのが定説になっています。
そして、それはデータにも表れています。
全ては英語教育が悪いのです。大学入試が悪いからです。
すぐに採点できるマークシート式の共通テスト。
そんなので英語の表現力が測れますか?
これ以上、犠牲者を増やしても、なんとも思わないのですか?
日曜討論を見ました。
どの党の代表の方々も、4技能を測るようにしなければならない、と言っていて安心しました。
制度上の問題はみんなで解決してきましょう。
理念はいいけど、制度の問題があれば止まってしまう日本
理念が良ければ、とにかく解決策を探し、どんどん改革をしていくシンガポール
今の時代、変わらないのは最大のリスクです。