ページ

WSC (World Scholar’s Cup) 決勝大会へ

三男がアメリカのYale大学で開催されるWorld Scholar's Cupの決勝大会に旅立ちました。
子どもたちの海外遠征はいつも玄関までしか見送りませんが、今日はたまたま銀座に用事があったので一緒に行きました。銀座から15分おきに出ている予約なし1000円のバスで行きます。
スーツケースが大きいのは大きな記念のぬいぐるみをもらうため。

WSCについては、こちらの記事がとても詳しくわかりやすく紹介されています。

三男は以下のように説明しています。

World Scholar’s Cupとは、2006年に始まった中高生の総合的・包括的な教養を競う大会です。

原則3人で1チームを組み、科学、歴史、文学、音楽・美術、社会、そしてスペシャルエリア(毎年変わる特別科目)の6教科で、毎年初めに発表される各科目のスタディーガイドに基づいて各自がリサーチをし、ディベート・エッセイ・ペーパーテスト・クイズの4種目の総得点を競います。

2019年のテーマはThe World on the Margins. 日本語に直すと「追いやられた世界」です。

オーストラリアでいうアボリジニ、日本でいう部落民、インドのカースト制度でいう
untouchableなど社会的に除外されて中心部から追いやられた先の世界がテーマでした。

社会では社会心理学の観点からどのように人間が人を排除するのかのメカニズムについて研究し、
歴史では各地で実際に追いやられた人の実例を見て考察、
理科ではどのようにテクノロジーが人を追いやったり我々の生活を変えてきたか
音楽と美術では追いやられた社会の端っこから生み出されたアートの数々の主張についてずっとリサーチと考察をしました。

両親のおかげでずっと社会の「中心部」にいて幸せな生活を送ってきた僕からすると知らない世界ばかりで衝撃と刺激の連続でした。

(後略 引用終わり)

三男のリサーチは、各教科300ページを超えるそうです。(もちろん英語です)

私はこういう勉強こそしてもらいたいと思っています。

IB教育でも目指すのは自立的学習者。

今の時代、先生の仕事は知識を教えるのではなく、より問いを投げかけること。

生徒の学びを正しく評価することです。

5月の国内予選 8月の世界予選を突破した日本人中学高校生のDelegation of Japan(日本チーム)は約100人 

みんな世界の賢い中高生たちと意見を交して、一生の友情を築いておいで!





0 件のコメント:

コメントを投稿