日本の学生の英語の成績が振るわない理由を考えました。
それはトップ層以外の学生が、
英語を習得する必要性を切実には感じていないのではないでしょうか。
日本にいると英語を使う機会がなく、英語を学ぶ目的意識を持ちにくい。大学全入時代を迎え、大学入試のハードルがどんどん下がっているのが一因だと思います。
今回、声をかけた人のなかで、別に英語なんてできなくてもいい、困らない、といった子がいました。その子なりの論理でしょうし、間違っていないと思います。
でも、私は憂えるのです。若者の学力の衰退は国の競争力の衰退に直結するからです。
日本から多国籍企業がシンガポールや香港に移転するのは、単に法人税のせいでしょうか?
シンガポールに行く前、私はとある多国籍企業の社長に日本語を教えていました。そして、彼はいつもこう嘆いていました。
「日本は、英語ができて仕事ができる人を見つけるのが本当に大変なんだ。このままでは移転をしなくてはいけない」と。
日本もシンガポールも資源がありません。両国の資源は人材です。すごい勢いで勉強をしているシンガポール人、インド人、中国人、韓国人を見ていると、10年後、20年後の日本はどうなってしまうのだろうと心配になります。
日本の学生がんばれ! 日本の親もがんばれって思うのです。
私もがんばります。
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