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宿題を先延ばしにしない習慣


夏休みも終盤ですが、宿題を先延ばししているなんてことは、ありませんか?
私は「真面目で品行方正な生徒」ではありませんでしたが、宿題を7月中、遅くともお盆までに終えてしまうタイプでした。面倒なことは先に済まして、思う存分遊びたかったからです。

夏休みも後半になると、近所のおじさんおばさんからは、挨拶のように、「宿題終わったかーい」と声をかけられたものですが、私はいつでも、「とっくに終わってまーす」と自慢げに答えていました。

先日、港区で、結婚と転勤と育児とキャリアをどう両立してきたのかお話しする機会をいただきました。そのときに、この「先延ばしにしない癖」が、ある方から評価されました。

するべきことを先延ばししない習慣がついた人は、計画力や実行力が高く、将来成功する可能性が高いそうです。

大学生の時に失敗をしたことがあります。
フランス語の雑誌の翻訳をしていたのですが、後回しにしていたらその回の翻訳に限って時間がかかり、締め切り時間が来てしまい、電話で催促されて、集中はできないし、納得のいかない訳を提出することになってしまい、本当に懲りました。普通だったらその後からはもう仕事はきません。

子供が小さい時は在宅でビデオを見ながら映像翻訳をしていたのですが、子供はいつ熱を出すのかわからない生き物です。一週間後の締め切りの翻訳でも当日に仕事にかかって翌日には提出というスタイルで仕事を続けていました。するとスピード重視のテレビ局からは大変重宝されました。

テレビ局で働くようになってからも、保育園のお迎えの時間までに仕事を終えようと急ぐ癖がついていたので、他の翻訳者よりもずっと仕事が早いことが評価され、ご指名がいただけるようになりました。

長くなりましたが、中高生の皆さん、とにかく、宿題を先延ばししないように。
シンガポール留学中、あの莫大な宿題を、授業が終わった16時から17時半の宿題タイムに、ナンヤンの生徒たちと終わらせて、あとは思いっきり遊びましたよね。あの感覚を大切にしてください。

親に「宿題終わったの?」と言われながらする娯楽って心から楽しめませんよね。

人生、何が起こるかわかりません、急に楽しいイベントに誘われるかもわかりません、
そんな時、「宿題が終わっていないから」って断るのってつまらなくありません?

ちょっとした習慣。
それが将来を大きく変えると思っています。

習慣は自分で作っていくものです。
がんばって!

宿題を終えた生徒さんから、英検の指導を始めますよ!