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日本人の英語の弱点

8月7日(水)

9時
午前中は英語でSDGsの授業でした。
この半年間、アクティブラーニングの研修に参加して色々学んできたので、すぐに4人組を作ることができました。6人組ですと議論に参加しない子が出てきます。ちょうど、日本人男女とインドネシア人男女がひとりずつはいったグループが10組できました。

SDGsの17の目標については今や中高生は常識のように知っています。
知らない生徒たちには事前に解説しました。

「17の目標のうちに、あなたの国において重要だと思うものは何か。」

「そして、その目標達成頼めにあなた方ができることは何か」

ということを4人で話し合い、日本とインドネシア人の各一人ずつに1分程度で発表してもらいました。

ここで、私は新たな日本の問題に気がつきました。
インドネシア人の生徒たちが、当たり前のように、論理的に話せるのに対して、日本人の生徒にはそれができないのです。
英語力の問題ではありません。なぜなら、2組は日本語で発表をしてそれを私が英語に訳したからです。

インドネシア人の発表は
私の国で一番大切な目標はーーーです。(例:1番の「貧困をなくそう」です)
なぜならーーーーだからです。(例:シンガポールの現状を話し、その影響を話す)
そこで私たちができることはーーーーだと思います。(例:寄付をするなどの具体的な方法)

こんなに簡単なことなのに、残念なことに半数の日本人生徒のプレゼンは、結論を最初に言わないために、ダラダラした印象になり、わかりにくいものになってしまっていました。

英語の発音や語彙以上に、論理構造は大切です。
英作文の練習をするだけでも力がつきます。
日本の高校でもどんどん教えていただきたいと思います。

と、ここまでカフェで書いていたら、シンガポールで生徒たちに英作文を教えてださったケンブリッジ大学卒の英語の先生Tresenaから連絡が入りました。

10月の英検に向けて、生徒たちを徹底的に指導したいと思います。