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分断の時代に必要な寛容の心とは

先週は、イントレランス(不寛容)について考えた週でした。
仕事ではミネソタ州のジョージ・フロイド関連の映像や、香港の国家安全法のインタビューを翻訳し、社会の分断を憂いました。プライベートでは、ギャラクシー月間賞をとった「イントレランスの時代」と、無声映画「イントレランス」を見ました。
人種差別、ヘイトスピーチ、いじめ、社会的弱者への不寛容には断固反対です。ダメなものはダメです。
私がこんな当たり前のことを書くのは、アメリカ人から「人種差別に声を上げないことは、実質、人種差別を認めていることと同じ」というメッセージをもらったからです。
あと、私は上昇志向が強すぎて、すぐに弱者のことを忘れてしまうので気をつけなければと思っています。
誰の心にも差別意識(優生思想)はあります。でも、それを抑えて寛容になることで平和で生きやすい社会が築かれます。
ところで、皆さんは、外国人に日本の宗教観を説明できますか?
クリスマスを祝い、仏式のお葬式をして、新年に神社に行く理由が説明できますか?
日本に目立った宗教対立がない理由を説明できますか?
日本人は対立を嫌い、異なる宗教に寛容です。
このTED Talkに答えがあります。今こそ、この価値観を、世界に伝える時です。
もちろん、一神教の人には理解が難しいと思います。
でも、他者を敬う、という考え方は、どの宗教でも教えられていることです。
ぜひ英語字幕でご覧ください。そして英語で日本人の宗教観を語れるようになってください。
https://youtu.be/8mAPA3YKC_A

追記: その後考えたのですが、外国人や障がい者を受け入れる、という点では、日本はこれまで住んだことのあるフランス、シンガポール、アメリカのなかで最も不寛容だと気付きました。帰国子女が帰国してからいじめにあうケースが昔からあとを絶ちません。
親も先生も口を酸っぱくして異なる文化や他者を受け入れることをこの和尚さんのようにいい続け、行いで示すことが求められますね。

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