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進んでいるアメリカの学校の連絡システム

長男は、シンガポールのオーストラリアン・インターナショナルスクールに通いました。
次男は、長男と同じ学校に1年、その後、シンガポールの地元中学に2年通い、東京の私立高校に通いました。
三男は、日本の小学校を卒業し、先週からアメリカの公立中学校に通っています。

海外の学校は3校目ですが、シンガポールの2校はMoodle、アメリカの学校はSkywardというシステムを使っています。

とても便利なシステムで、学校からの連絡はもちろんのこと、生徒個人の欠席や遅刻、毎日の成績、各教科の学習内容、宿題やテストの予定まで本人や保護者が見ることができます。

アメリカでは毎日のように小テストがあるのですが、希望すれば保護者にメールでテストの結果が自動的に送信されます。(毎日、毎週、毎月、といったように設定できます。また、70点以下または90点以上だったら連絡する、と設定している人も多いようです)

各教科の先生のページに行くと、先生の顔写真、メールアドレス、電話番号、ツイッターのアカウントも載っています。(日本では考えられませんよね!)

さて、三男は社会の地理歴史でちょうど日本のことをやっています。
ところが入学1週間のため、宿題が何なのかわからずに帰ってきました。
でも大丈夫。

社会の先生のページには次のような情報が載っています。

教科書のどこを読んでいけばいいのか、テストはいつなのか、すべてわかります。

そして、関心のある生徒は、ゲームで遊びながら知識をつけたり、子ども向けのニュースサイトを見たりすることもできます。


WORKING ON:
(今週の学習内容と宿題 今週はなんと日本と韓国)
Monday 4/18 No school! :) 
Tuesday 4/19 Japan   HW: Read green textbook pg. 764-771; answer #1, 2, 4, & 5 in COMPLETE SENTENCES for a daily grade- due tomorrow (4/19 日本について: 緑色のテキストを読んでくること、質問に完全な文章で答えること。平常点になります。締め切りは翌日)
Wednesday 4/20 Japan HW: Asia test next Wednesday 4/27; study guide due TUESDAY for a daily grade
(4/10 日本について:宿題、来週の水曜日にアジアのテスト、スタディガイドを火曜日までにすること)
Thursday 4/21 Korea  HW: Asia test Wednesday; study guide due TUESDAY for a daily grade
Friday 4/22 Korea HW: Asia test Wednesday; study guide due TUESDAY for a daily grade
(アジアのクイズのサイト)
Sheppard Software Asia Map Quiz Games:http://www.sheppardsoftware.com/Asian_Geography.htm
(子ども向けニュースサイト、外国人にもぴったり)
Current Event Resources: 
NewsELA   Your parent will have to sign up for an account- I recommend unchecking the part about receiving daily and weekly email notifications. This website is so cool- you can change the reading level of the article on the right side!
Preview Page Resources

こんな風に情報が公開されていたら、外国人で宿題が聞き取れなくても、ちゃんと把握することができます。
中高生ともなると、学校の宿題やテストがあっても「ない」ことにしてしまう生徒も多いのですが、ここまではっきりと書かれていると宿題をしないわけにはいきません。
シンガポールの学校でもそうでしたが、宿題の提出の締め切りは厳しいです。大人になる練習ですよね。
こんな風に導かれていったら、勉強が楽しくなってきますよね!
そして親も安心です。

日本では、子どもが何を習っているのかもわかりませんし、どんな成績なのか、学校によってはどのくらい欠席、遅刻をしているのかすら、学期末になるまで分からない、といった学校もあります。

ずっと前に、東京ビックサイトで開かれていた教育関係者向けの展示会をでMoodleのブースがありましたが、その日はガラガラでした。どのくらい導入されているのでしょうか。
まずは学校と保護者が、連絡方法を改善することを考える時期に来ているのではと思います。






ヒューストンの生活が始まりました。

夫の赴任先ヒューストンに到着して10日が経ちました。
私はこれまで、名古屋、東京、パリ、シンガポールの4都市に住み、旅行もしましたが、自分で車を運転しなければならないところに住んだことがないので、コンビニも駅もなく、車がないとどこにも行かれないテキサスの生活は初めてでまだ慣れません。

到着2日目に、三男は入学試験を受けました。日本では4月から中学1年生ですが、10月生まれのためGrade6を2か月間もう一度やって、8月からアメリカのGrade7(7年生)です。(テキサスでは、Grade6からGrade8までがMiddle School (中学)です。)

試験の内容は見られなかったのですが、ESLのビギナーからのスタートとなりました。ESLを2時間、宿題のサポートをしてくれる ELLという授業の他は、数学と理科と社会と体育を現地の生徒と一緒に受けています。クラスは日本人が一人だけですが、ランチは、他の2、3人の日本人の生徒達と食べているようです。
学校生活は、とても楽しいようで、洪水で学校が休みになったこの2日間、学校に行きたくて仕方がないようでした。

音楽やスポーツの機会も多く、勉強がメインのシンガポールとはちょっと違った感じです。

社会の教科書はとても分厚く、新しく、わかりやすいです。先週はちょうど中国を学び終えたところで、今週は、日本のことを学ぶかもしれません。
日本のページでは、マンガや東日本大震災についても書かれています。
(プリンターが届いたら、スキャンしてここにアップしますね)

まだ、来て10日間しか経っていないのですが、ヒューストンよりもシンガポールの方が観光や遊ぶところがたくさんあると思います。
アメリカの大きさを感じるにはテキサスはオススメです。また、人々の英語はやっぱりこちらの方が聞き取りやすいです。でもやっぱりアメリカは遠くて航空チケットも高いです。

この夏休みもシンガポール留学を企画するのか、という質問をいただいています。
私が引率する従来のシンガポール留学を企画するのかどうかは今月中に決めます。
ただ、ホームスティと学校を紹介することはできます。(できれば3週間から1ヶ月くらい行った方が効果的です。)
一度、シンガポールに留学したことのある人や高校生にオススメです。
こちらの情報は近々アップします。


次は、アメリカへ

3年前の夏休みから始めた、中高生のためのシンガポール留学は6回を終えました。
発展するシンガポールで、英語、歴史、異文化、教育、友達作りを学ぶ、という5本柱をテーマに、自分の子どもを育てたように、1回約20人の子どもたちに私が伝えたいことを伝えてきました。それまで自分と同年代の友達としか接してこなかったような子どもたちが、新たな環境で、様々な年齢の人、国籍の人と触れ合い、新しい体験をすることで、自らのコンフォートゾーンを広げ、成長していくのを見るのが私の喜びでした。
食事やバスで外国人の隣に座って英語を話す、強いジェットコースターやスライダーに乗る、食べたことのないものを食べる、知らない人の家に泊まる。こういった小さな挑戦を子ども達は楽しみます。
でも、数回前から、挑戦をしたがらない、友達作りが上手ではない、あまり周りに関心がない、といった子どもたちの存在が気になるようになってきました。
そうしたコミュニケーションスキルが足りない子ども達に私は何をすればいいのか、私は毎回頭を悩ませます。毎回背中を押さなければいけないので、相当なエネルギーを使います。
ある時、おとなしいグループの子達と同じテーブルで食事をしたのですが、ゲームに出てくるキャラクターの話になった途端、みんな突然目を輝かして語り始め驚きました。
彼らはバーチャルの世界では生き生きとつながっているのです。

私は以来、悩んでいます。考えても考えても、答えが見つかりません。誰か教えて下さい。
私は異文化に寛容であれ、と常に考えていますし、実践しています。
それであるならば、ゲームの世界に耽溺する子ども達も異文化の人として認めてあげなければいけないのではないでしょうか?

幼いころ「本の虫」で友達作りがうまくなく、体力もなく、いじめられっ子だったけど、成人になって世の中に偉大な貢献をするようになった人はたくさんいます。
私が子どものころ、「漫画ばかり読んでいると頭が悪くなる」と言われたものですが、今や漫画は日本が誇る一大文化です。
オタクもしかり。昔は蔑視されていたのですが、いまや尊敬されています。
ゲームが生み出す経済効果は、計り知れないものがあります。
ゲームが好きな子はエネルギー消費も少なく、交戦意欲はゲームで満たされているせいか、 リアルな世界では、他人に対して攻撃的ではなく、きっと世界の人がみんなゲーム好きになったら戦争はなくなるのではないかと思われるほどです。

私がこのような悩みを話すと、シンガポール人の友人達は、即座に「そんなことはない。社交性は必要だ。オープンな心は大切だ。体力も必要だ」と言ってくれます。
私がいつも教育の指針としているIB教育でも、コミュニケーション能力やリスクをとる能力が評価されています。

私と三男は4月から夫の転勤ともない、アメリカのテキサス州に移住します。

入学する学校は地区で分けられ、今度はIB校ではありません。アメリカは、どのような教育が行われているのか、レポートしていきたいと思います。

2016年6月10日 追記
わからなかった疑問を解決してくれる本を読みました。
子供をゲーム依存から救うための本」という本です。
この本のP85ーP88を読むと、テレビとは違うゲームの中毒性がわかります。
この本は、ゲーム依存になる前のお子さんとその親御さんに読んでもらいたいです。


シンガポール留学10日目

6−9日目は飛ばします。参加者の保護者の皆さんには毎日写真やビデオをお送りしてます。

10日目の最終日、午前中はホームスティのそばのマクリッジ貯水池まで散策。
元気な子たちは森の中を走りしました。
その他の私たちは、ちょっと森の中を歩きました。
最初は細い道なのに、反対側から来る人に気づかず横に広がりおしゃべりに夢中な子たちに、「道を開けて!」って叫ばなければいけませんでした。
傍若無人な子ども達にちょっとした苛立ちと恥ずかしさを覚えました。
でも、 すぐに方針変更。「みんな、すれ違う人に挨拶をしようね」って伝えました。
するとどうでしょう。みんな次の人にすれ違うのを楽しみにするかのように前を見て、大きな声で「GOOD MORNING!」と挨拶をしてくれるようになりました。
するとどうでしょう。それまですれ違う人は、迷惑そうにしていたのに、挨拶をされた人はにこやかに「Good morning? Are you Japanese? Are you tourists? For how long?」と話しかけてくれます。
挨拶って自分の周りの空気を変えてくれると改めて感じました。

その後、みんなはバスに乗ってWild Wild Wet というプールのアミューズメントパークに行きました。
ここは、ユニバーサルスタジオより怖いスライダーがあるので、子どもたちを鍛えるために毎回旅程に入れています。
今回は、もともとスピードを恐れない子が多かったので、みんないろんなスライダーをどんどん楽しんでいたのですが、私が目を離した隙に着替えてしまった、スピード嫌いな子もいました。

その後、BBQをしました。
ボール一つで、タイの生徒と英語で遊び始めます。
中には、「王様ゲーム」をしているグループも!

帰りの飛行機は、夜行便、ゲームをしてもいいよ、と伝えました。
みんな一日中、プールで泳いでいたので、多くの生徒は寝ていたのですが、私の隣に座っていた三男は、ゲームと映画でかなり遊んでいました。
帰国して2日になりますが、まだ、疲れが取れないようです。
夜のゲームはやっぱり良くないですね。

シンガポール留学も無事に終了

シンガポール留学5日目 授業 モスク見学

英語の授業を朝9時から夕方4時まで頑張ります。
そろそろ耳が慣れてきたようです。
発言ができるのは2週間目くらいからでしょうか。
テキストを見せてもらいますが、本当にためになる内容です。

シンガポールは世界一物価の高い国になりました。
ですが、この授業を見るとやっぱりここを目的地に選んでしまいます。

放課後はモスクに行きました。
あいにく、見学の時間は過ぎてしまっていて中を見ることはできませんでしたが、イスラム今日の基本的なことは教えました。
一番伝えたかったことは、一般的なイスラム教徒と、各地でテロを起こしている過激派は、全く違うということです。
そして、どの宗教を信じる人も、認めて、尊重しなければいけないということです。

シンガポールは日本と比べて条件がいい国とは言えません。
食料をはじめとする様々な生活物資の自給率が極めて低く、民族構成も複雑です。
こんな暑くて、狭い国に、現在550万人の様々な民族がぎゅうぎゅうに住んでいて、不満がでないはずもないのに、「調和しながらともに発展する」という目標に向けて一丸となっている印象です。
シンガポール政府の諸政策には感心することが本当にたくさんあります。
日本の政府にもぜひ学んでもらいたいものです。

夕飯は、ザムザムというお店でロティプラタとムルタバというマレー料理を食べました。今回の参加者は、特に女子を中心に新しい料理にどんどん挑戦してくれるのが嬉しいです。
これからも、異文化に寛容な人に育ってもらいたいと思っています。

私ごとで恐縮ですが、様々な国の友達がいます。
ただの友達ではなくて、頼み事ができる友達です。(私が図々しいのかもしれませんが)
今回もシンガポール人の友人たちは、私の生徒をホームスティをあずかってくれるだけではなく、次に来たら、シンガポールの高校生を20人用意して、ボランティアで街案内をさせてくれる、という申し出をしてくれる人までいるほどです。
インド人や中国人の友人も多く、アラブの王室の友人もいます。
中国人とは、戦後責任について語り合った後、その人(共産党員でした)
「これまで、日本のことはメディアで知るだけで、実際に日本人と話したことはなかった。もっと大勢の中国人が日本人と実際に話したら、考えが変わると思う」と言われました。

外国の人と友達になるコツは、まず、笑顔で、相手の文化を受け入れ、理解し、尊重することです。
自分の文化や考えを英語で伝えられる人が少ないせいか、語学力や知識は重宝します。
書き出したらキリがないのですし、私も至らないところ満載なのですが、私のツアーに参加した生徒にはこのようなことを伝えていきたいと思っています。








シンガポール留学 4日目 授業 チャイナタウン

今日も朝9時から夕方4時まで英語の授業です。
本当は1ヶ月くらいできたら、英語の力が確実につくと思っていますが、2週間弱でできるだけのことをしたいと思っています。

お昼は、シンガポールのローカルフードが楽しめるフードコートで食べます。
女子は、果敢に色々なローカルフードを試していますが、男子の一部はハンバーガーを食べていました。

放課後は、チャイナタウンに行きました。
佛牙寺は、お釈迦様の歯を祀ってある寺院ですが、それはもう豪華絢爛。
信者の寄付額に応じた仏像などが所狭しと飾られています。

歩いて5分ほどのところにあるヒンズー寺院も訪ねました。
ガイドに、神様の説明をしてもらいました。
ヒンズー教の教えは、何度聞いても荒唐無稽で面白く、そして分かりにくいです。

この日は、中華料理を食べました。

帰宅後は、また、テニス、プール、宿題、ステイ先でおしゃべり組に分かれます。
夜のプールは、南国ならではの楽しみ。飛び込みが許されるのも楽しいです。



シンガポール留学 3日目 英語の授業開始。午後はリトルインディアへ

朝、8時半に集合。
今回は、チャーターバスで学校に行きます。(前回は地下鉄でした)
9時に授業開始、最初はレベル判定テストです。

私の留学は2週間だけではありません。
それだけでは、足りないとわかったからです。
留学の最低1ヶ月前からは、オンライン英会話で、耳を慣らし、自分の言いたいことを少しは言えるようにしていきます。英検の過去問を提出してもらい、だいたいのレベルを測ります。
シンガポールの塾でのレベル判定テストはクラス分けに使われますが、日本で私が判定していたのとだいたい同じような結果が出ます。
今回は参加者が例年よりも若いせいか、
3分の1が、シンガポールでの小学2−3年生レベル。
半分が、4−5年生レベル
3人が、6年生から中学生レベルのクラスに入りました。

生徒達はここで気がつきます。
自分たちの英語力が国際的に見てどんなに低いかを。

世界的に見ても、日本人の英語はかなりお粗末です。
使う機会がないから仕方がないとは思いますが、なんとかならないかといつも思っています。
オンライン英会話で毎日先生と新聞や本を読んで、意見をまとめて、英作文をして、添削してもらう。というのが、今の所、私が考えるベストな方法です。

英語の添削をしている間に、国営住宅HDBの展示場を見学します。
先生は全員にカメラをもたせて、面白いと思ったところを写真に撮らせます。
私が面白いと思ったことは、ここ10年くらいに作られた住宅にはすべて、シェルターが付いている、ということ。爆撃された時に逃げ込むためのシェルターです。核シェルターなのかどうか確認するのを忘れてしまいましたが、すごい備えだなぁと思いました。
また、独身者は広い家に住むことが許されず、結婚を決めたら、広いところが申し込めるようになるのですが、家が手に入るのが3年後、というのも驚きです。
とてもいいと思うことを2点。
シンガポールでは、親の住居の近くの住宅を購入すると安くなります。
そのため、多くのシンガポール人が親の側に住んでいます。
子育てや介護を社会に委ねるのではなく、それぞれの家庭内で行うことで社会的コストを下げています。
また、最近は駅の上に大型HDBの開発が進んでいます。駅、住居、ショッピングセンターやカルチャーセンターが揃っていて、本当に住みやすそうで、羨ましいです。
日本はシンガポールから学ぶことが本当に多いと思います。

午後の英語の授業は、英作文。
英作文は、日本ではなかなか学べないことなので、リクエストをして重点的に教えてもらうようにしています。
英作文をする前の、語彙や文法力がまだ足りないのですが、生徒たちは頑張っています。

放課後はリトルインディアに行きました。
まずは、リトルインディアのアーケードでヘナタトゥをしたり、値切りの練習をしたりしました。
言い値で買わず、同じ商品を他の店と比較して買う、というのは、とても必要な能力です。

夕食は、インドカレーを食べました。ビュッフェで何種類ものカレーがあったのですが、どれも辛かったです。
クローブ(丁子)は、食べられないことをまなびました。

帰宅後は、テニスやプール、また、宿題をしました。
お友達の息子のカイ君が、家庭教師となって、宿題が多い、上の三人に英語を教えてくれました。



シンガポール留学 2日目 市内観光

朝、6時半、シンガポールに到着。
とにかく、暑い!!
早速空港で着替えました。
まずは、タイ人のグループとダウンタウンイーストのリゾートで朝食。
片言で自己紹介をします。
今回は日本人の参加者17人に対して、タイ人は9人。
しかも年齢が若いので、なかなかバランスを取るのが大変です。
タイのリーダーと話し合って、お互い、相手の国の子どもたちにたくさん話しかけるようにしようと決めました。

最初に、市内観光に向かいます。
バスの中から見える景色を見ながら、ガイドのジェイコブが色々な説明をしてくれます。
シンガポールの地理について、
シンガポール人の95%はHDBという国営住宅に住んでいること。その価格。
空港からの道路の中央分離帯が、鉢植えの植物なのは、戦争などで空港が使えなくなったときに、道路を滑走路にするため、といった豆知識。
シンガポール訛りがとても強く、しかも、細かな数字が大好きで、通訳が大変でした。

マーライオン公園で、写真撮影をしました。
ガーデンバイザベイという植物園を散策しました。
マリーナ・バラージュ、という堰(せき)を見学し、雨水をできるだけ海に流さない仕組みを学びました。

午後は、国立博物館に行きます。歴史を学ぶためです。
シンガポールは1942年2月15日から1945年の終戦まで、日本に占領されていました。
その当時の、人々の生活を学びました。
日本人として、将来、アジアで活躍する人として、当然知っておかなければいけないことだと思っています。
原爆投下のことを、もしもアメリカ人が知らなかったり、そんなのは作り話だと言ったらn日本人の心は傷つくでしょう。
ですから、私たちは、知っておかなければいけないのです。
バスでその旨を話すと、疲れてホームスティに行きたがっていた子ども達も熱心に話を聞いてくれました。

15時、ホームスティ到着
もう5回目になりますが、同じ敷地内にホームステイを受け入れてくれる人を何人も知っているので、タイの生徒とできるだけペアにして、預かってもらいます。
シンガポールでこんなにたくさんのホームスティ先を持っている人は現地の旅行会社にもいない、とよく言われます。
みなさん、私の留学の趣旨に賛同してくださる方ばかり。
日本の中高生にに、英語、歴史、文化を学んでもらいたいと思ってくださっています。
教育熱心なご家庭が多いです。

昨日の夜行便で疲れているはずなのに、テニスをしたり、プールで泳いだり。
みんなとっても元気です。

シンガポール留学 1日目 自分たちで出国手続き

シンガポールに来ています。
保護者の方々には毎日できるだけタイムリーに写真を送って、こちらの様子を伝えています。
中高生にもなると、特に男子なんて、家の中でむすっとしていることが多いので、笑顔いっぱいの写真は嬉しいでしょうし、高いお金を払ってもらっているので、保護者の方にも旅行気分を味わってもらえたらってと思っています。母親目線のサービスです(笑)

私のツアーの内容は、少しずつは変わっていますが、大筋では最初と同じです。
① シンガポールの英語塾に入れて、英作文、読解、文法を中心とした授業を受ける。
② 日本で馴染みの薄い宗教文化に触れ、偏見をなくす(特にイスラム教)
③ 日本に占領されたシンガポールの歴史を学ぶ
④ ホームスティを通して、シンガポール文化に浸る。できれば教育水準に驚く。
⑤ デジタルデバイスを禁止して、コミュニケーションスキルを伸ばし、違う国籍の生徒とも友達になる。

英語、宗教、歴史、教育、友達作り
この5本柱は変わりません。

5日間で、自分の殻を少しずつ破る中高生を見るのが私の生きがいでもあります。

ツアーのレポートをします。

3月26日(土) 
羽田空港に、夜9時半に集合。
方法を教えると、すぐに自分でチェックインができるようになりました。その後、自分たちで手荷物検査、出国、搭乗ゲートまで行きます。私は保護者の方々と色々とお話をして、後から搭乗ゲートに向かいました。
私が搭乗ゲートに着くと、参加者のみんなはとっくについていて、ちょっと誇らしそうな表情でした。
親や添乗員について行くと、その後姿ばかりを目で追いますが、自分で行くとなると、様々な標識が目に入ります。
何よりも、次からは自分で海外に行かれるようになります。

今回は、全日空。エコノミークラスでも、映画、ゲームなど楽しいコンテンツがいっぱい。 しかし、今回は夜行便、翌日からは予定がいっぱい入っているので寝てもらいます。

今回、私は窓側で、通路に出るには2人の生徒を越えなければいけません。
離陸して水平飛行になったら席を変わると言っていたのに、私の指示でスクリーンを消した二人はすぐに離陸前に爆睡。 通路側に出られなくなりました。

何人かの生徒が、映像を見ながら起きているので、小声や手紙で「寝なさい」とか「寝ないと明日が大変よ」とか、最後には「寝ないと罰ゲームよ」と伝えて、ようやくみんなを寝かせました。

スクリーンを見ていると本当に眠たくならないものです。
夜は寝る。夜は子どもに、スクリーン(ゲーム、パソコン、テレビ)を見せない、というのは私が最も強く守っている教育方針のひとつです。