シンガポール英語集中講座のすすめ

世界一安全で教育水準の高いシンガポール。成長著しい東南アジアの中心として飛躍的な発展を続けるシンガポールに、ビジネスや観光だけでなくハイレベルな教育を目指して今世界中から多くの人々が集まっています。
シンガポールでの3年間の駐在中、インター校に通った中高生の子どもの英語力を現地の授業についていけるレベルにするために見つけた教育効果の高い語学学校を、帰国後、日本の中高生にも紹介したいと思い短期留学を企画しました。今年はこれまでとは異なるツアーです。英語の勉強は日本からでもできます。次回のツアーのご案内はこちらをご覧ください。

海外の学校に行けばなんとかなると思わないで

アメリカにいた時に、小学5年生と中学1年生に英語を教えました。
英語がほぼゼロの状態でアメリカに来て、半年経っても英語が伸びないと悩んでいる方を紹介されたからです。
アメリカの現地校で、半年たっても、中1レベルの文法もわかっていませんでした。
ただ、先生の言っていることがなんとなくわかる凄い能力を身につけていましたし、それほど不自由を感じずに学校に通っていました。
先生は同じことを繰り返しますし、アメリカは親切な子が多いからでしょう。
英検5級レベルだった2人は、文法を学ぶことであっという間に準2級レベルに上がりました。文法がわかることで、耳に入ってきた英語がきちんと理解できるようになったのです。

先日、日本の学校から、イギリスのIB校の高2に編入させたいとおっしゃる方から相談を受けました。
私は「漢字が十分に書けない外国人が、中高一貫進学校の高2に入るとイメージしてください」とお伝えしました。
正直、これは大胆な行動だと思っています。(私は恐ろしくてできません。)
必死で食らいついて、IBが取れるほどになったらそれは凄い成長です。
でも高校から入学し、留年したり卒業できなかった生徒さんが私が知るだけでも3人います。

中学高校と進むにつれて、勉強の内容はどんどん難しくなっていきます。
ESLにいるうちは、試験前に出題内容が書かれたカンペがもらえます。
テストの点数は取れるでしょうが、補助なしで、試験範囲を勉強して自分で記述をする生徒とは英語の伸びに差が出ます。
一概に帰国子女といっても、ESLや日本人学校出身者、英語圏でない学校の生徒と、英語圏での生徒では、英語力には差が出ます。

ESLにいた方がいいのか、抜けた方がいいのか。
これは、現地でよく駐在員の保護者が悩むことです。
お子さんの英語力、学力、性格にもよると思います。
英語力をつけて現地の文化に浸らせたいのであれば、英語の基礎を身につけてから行って、できるだけ早くメインストリーム(現地の生徒と一緒)のクラスで学ぶのがいいと思います。
ですから小中で海外の学校に行く方は、中3レベル(英検3級レベル)の文法を教えてから行ってください。 
行けばなんとかなるだろうと、ぽんっと放り込まれて辛い思いをしている生徒をあまりにたくさん見ています。
お願いします。

春のシンガポール留学、男子は締め切りました。女子はあと2枠残っています。




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