シンガポール英語集中講座のすすめ

世界一安全で教育水準の高いシンガポール。成長著しい東南アジアの中心として飛躍的な発展を続けるシンガポールに、ビジネスや観光だけでなくハイレベルな教育を目指して今世界中から多くの人々が集まっています。
シンガポールでの3年間の駐在中、インター校に通った中高生の子どもの英語力を現地の授業についていけるレベルにするために見つけた教育効果の高い語学学校を、帰国後、日本の中高生にも紹介したいと思い短期留学を企画しました。今年はこれまでとは異なるツアーです。英語の勉強は日本からでもできます。次回のツアーのご案内はこちらをご覧ください。

2019年夏ツアー 募集します!

「中高生のためのシンガポール・インドネシア留学 2019年夏」募集します。


中高生のための
シンガポール・インドネシア留学
2019年夏ツアー
7月27日(土)夜~8月11日(日)

インドネシアにも行きます。お楽しみに!


  日程 2019年7月27日(土) - 8月11日(日) 
   
  学校 YPLS School of Learning (シンガポールの英語塾)  

人数 中学1年生から高校3年生まで 約20名 (最低催行人数 15名)

参加資格  できれば英検3級以上 (足りない生徒は出発までに特訓します)

料金 298,000円 + 航空券代(直行便 約10万円

リピーター、中学生で英検2級 高校生で準1級保持者は1万円引き

お問い合せ、ご予約は、お問い合わせフォーム

お申し込みは お申し込みフォーム


募集締め切り 2019年5月31日 




3人の息子たちを英検1級 TOEiC950点以上に育てた新美が、日本の中高生の国際教育のために企画したプログラムです。
英語を学ぶ意義と国際マナーを伝え、コミュニケーション能力を高め、将来の就職戦線に備え、社会に貢献してほしいと願いながら誠心誠意を込めて引率します。
今回は13回目。毎回進化しています。ぜひご参加ください。
詳しくはこちらをご覧ください。

説明会を開催します。(ブログに全ての情報は出ています)
ツアーの紹介のみならず、英語の効率的な学習方法や、子育て全般についてお話しします。個別相談も受けます。お問い合わせフォームよりお申し込みください。受付は2日前までです。

4月28日(日)ZOOM 20時より
5月2日(木・祝) 名古屋  
5月9日(木)   東京 銀座 12:00から
5月12日(日)   ZOOM 20:00から
5月20日(月)  東京 銀座 13:00から





英語の解説を理解するインドネシアの小学生

シンガポールに戻って4日間は午前中は授業、午後は観光、夜はリゾートで過ごしています。
ニューウォーターという水浄化施設に行った時のことです。
インドネシアの小6の修学旅行グループと一緒になりました。
ガイドの解説はやや技術的なことも含まれていたせいか、英検2級を持っている生徒たちも半分くらいしか分からず、それ以下の生徒はお手上げ状態でした。
ところがインドネシアの小学生はメモを取って質問もしていて驚きました。
ガイドに聞くとその子達はインドネシア語はもちろんのこと、中国語もできるそうです。
今回 お世話になったシンガポール人やインドネシア人の学生も母国語と英語が堪能な上で日本語を勉強しています。
10年後、日本の中高生たちはこうした生徒たちとの就職競争にさらされます。
日本語しかできないことは、こうしたアジアの趨勢に気づく機会も失います。
こうしたことに本人たちが気づくことが最初の一歩です


インドネシア4日目 社会貢献活動

翌朝、

朝食を食べて



記念撮影をしたら


ビンタン本島に戻ります。

マングローブツアーで、生態系におけるマングローブの大切さを学びます。


でも、マングローブは硬く、利用価値が高いので、不法伐採が絶えません。

そこで、今回は、ルマビンタンのイクミさんが2年かけて育ててくださったマングローブの苗をみんなで植えました。



ぬかるみなので大変ですが、みんなで植樹すればすぐです。
日本とインドネシアの中高生が、より良い未来を作るために頑張る姿を見ると、自分ももっと頑張らなくてはっていつも思います。



次は、ゴミ拾い
前回はマングローブのゴミ拾いをしましたが、今回は時間の関係で、海辺のゴミを拾いました。放っておいたら明日には海洋ゴミになってしまいます。



頑張ってくれた皆さんに、ビンタンリスパゾートの豪華なランチをご馳走します。



豪華な食事ですが、シンガポールで食べるよりは安く食べられます。
セブ島に留学したら食事がまずくて大変だった、という話をもらいましたが、中高生には現地の美味しい料理をたくさん食べてもらって、外国が好きになってもらいたいと思っています。ビンタン島の名物はシーフード 



食後はくつろいだり


ビリヤードやサッカーゲームをしたり、たくさんおしゃべりをします。


ここでインドネシアの学生とはお別れ


別れはいつでも悲しいです。

でもみんなSNSで繋がります。
日本に帰ってからも英語でチャットをしています。
これは大きな英語学習効果があります。
彼らが日本に来るのはまだ難しいので、また会いに行ってあげて欲しいと思います。

そして、船に乗ってシンガポールに戻りました。あと1週間!
翌日 月曜日からはまた学校と午後はタイやシンガポールの学生と研修をします。



 



インドネシア3日目 ホワイトサンズアイランド

2週間のシンガポール留学の中で、最も人気が高いのが、ホワイトサンズ島です。
白い砂に澄んだ水 夜まで海水浴ができます。すごい開放感を味わえます



私たちがシンガポールに住んでいた時に、何度も来た島です。その時から様変わりして、コテージや、レストランもできて、贅沢なリゾートアイランドになりました。



潮風が気持ちよくて、
写真はないのですが、シュノーケリングでは、見事なテーブルサンゴやイソギンチャクやクマノミが楽しめました。
ほかにも
キャッチボールしたり


ビーチバレーやドッジッボールやサッカーをしたり


運動会をしたり

タレントショーをしたり これはインドネシアの殺陣(たて)

キャンプファイヤーをしたり、

夜中まで、流れ星を見たりおしゃべりしたりしていました。
起こしていてあげたいのですが、寝かせなければならず、そこが、引率者の辛いところでした。










探求学習の素晴らしさ

とても興味深い記事がフェイスブックでシェアされていて、考えたことを書きます。 

「ある公立高校の奇跡」 国公立大の合格者を18倍に激増させた“探求学習” (4月23日 PHPオンライン


三男が入学した千代田高等学院は、アクティブラーニングが盛んです。先生は教えるのではなくてファシリテーター。例えば、世界史の授業ですと、16世紀と17世紀の世界地図の違いを見せて、その違いをグループで話し合わせて、発表させます。なぜ国名が変わったのか、なぜ国境線が変わったのか、新たな疑問がどんどん湧いていきます。ノート(全員ラップトップを持っている。)はGoogle Classroomでシェアされ、自宅に帰ってからも生徒たちはリサーチやディスカッションを続けます。
三男は勉強が楽しくて仕方がないといっています。保護者会で、保護者たちも同じことを言っていました。主体的に学ばせてくださる学校に感謝しています。
シンガポール駐在中長男や次男が通ったIB校もこういうスタイルでした。寝ている生徒など一人もいませんでした。教えるのではなく、疑問を持たせる。子どもとは本来好奇心の強いもの。気になったことは自分で探求します。先生の役割は教えることではなく、導くことです。
2013年、シンガポールから帰国後に日本の中高一貫校に高1で戻った次男が、私が30年前に使ったのと同じ「山川の世界史」で暗記をしているのを見て目を疑いました。
世界の教育は、とっくの昔に、暗記から問題発見、問題解決に変わってきています。
担任だったのでその世界史の先生に面談で伝えると「うちの学校は進学校なのでセンター試験で点数を取れるようにしなければいけないんです。自分ももっと世界史の楽しさを教えたいのですが」と悲しそうにおっしゃいました。
何が悪いのでしょうか。
国の大学入試が悪いのでしょうか。
進学実績実績を出したい高校や教員が悪いのでしょうか?
教育の内容よりも実績や偏差値で学校を選ぶ親が悪いのでしょうか?
海外の教育を体験し日本の教育に失望しても声を上げず、ただ我慢したりインターなどに転校させたりする駐在員家族が悪いのでしょうか。
自分の周りの生徒と自分を比べるだけで、広い世界に出て世界の同年代と自らを比べてみようとしない危機意識のない生徒が悪いのでしょうか。


その全てだと思います。みんな、何もしないから変わらない。そして世界から取り残されていくのです。
そしてその被害者が若者です。
探求学習、アクティブラーニング、IBなどがもっと広まるように、国、学校、先生、保護者、生徒の全てが意識を変えなければいけません。
生徒たちが好きなことを探求できる環境を整えてください。
今、日本製品が世界で負けつつある理由は、個性や探究心を育てなかった過去20年間の日本の教育のせいです。そしてこれまでの怠慢によりこれから10年間も負け続けるでしょう。今変えても、成果が出るのは10年後。それが教育です。だから今、変わらなくてはいけないのです。

インドネシア 2日目 孤児との触れ合い

インドネシア2日目

生徒たちと一緒に高校に登校します。
まずは、インドネシアの民族舞踊を習いました。
インドネシアの学校では、女子は膝が隠れる長さの洋服を着なければなりません。

そのあとは、英語の授業と日本語の授業がありました。
英語の授業では、昨日の宿題(SDGsの目標で自分にとってもっとも大切だと思う目標はどれか、その理由は何か)を発表した後、自分たちが何ができるか、という意見を出し合いました。
プレゼンは挙手制でしたが、主にインドネシア人がしました。
インドネシア人の英語力は私の生徒よりも高いです。年齢も少し高めです。
日本の生徒でプレゼンができたのは、準1級を持っているインター出身の生徒のみ。
やはり、中高生にも準1級はとってほしいと思いました。または、もっとリスニングとスピーキングを伸ばしたほうがいいと思います。これはオンライン英会話が効果的です。

生徒たちが考えた「自分にできること」
寄付、教える、食事をあげる、友達になる、食べ物を無駄にしない、レジ袋を使わない、いい関係を作る、植林、ゴミ拾い、勉強を頑張る、性の平等、民族差別をしない、教科書を寄付、情報を広める





















次は、日本語の授業です。
インドネシアの島の高校生は、インドネシア語、中国語やアラビア語、英語ができた上で、日本語を学んでいます。
日本語の授業では、学ぶばかりだった日本人の生徒たちは、隣の生徒に誇らしげに日本語を教えていました。立派な世界貢献です。

ランチの様子 隣は異性か外国人というルールをみんな守ってくれます。



昼食のあとは、夕方に孤児院を訪ねる前に、孤児の神崎龍児くんの話を聞きました。

右端の白いシャツが龍児くん ホームレスの孤児でしたが、今は精悍な高校生です。


神崎龍児くんは日本生まれで東京の小学校に5年生まで通ったのですが、インドネシア人の母親は生後すぐに亡くなり、2011年、11歳の時に日本人の父親を東日本大震災の津波で亡くしました。
インドネシア国籍だったためにすぐに入国管理局によりインドネシアに強制送還となり、言葉も食べ物も全く馴染みのないインドネシアの孤児院に入れられました。
食べ物がもらえず、寝るスペースもなかったために孤児院を飛び出し、ホームレスとなり、想像を絶する苦労をした18歳の青年です。
彼の話を聞いて私たちは涙が止まりませんでした。
子どもにこんな苦労をさせるなんて日本も無慈悲だと思いました。
でも、彼は今、空手の先生、サッカーのコーチ、ルマビンタンのイクミさん、といった多くの方々に助けられ、今は、高校で一生懸命に勉強しています。

孤児院に行ったら、孤児の子に何をしてあげたらいい?という質問に対し、
龍児くんは
「ハグしてあげてほしい」
と言いました。

孤児をたくさんハグしました。とても可愛いかったです。
この日の牛乳とお菓子を買っただけでも70人もいるので結構お金がかかりました。
孤児院の運営には実に多くのお金がかかります。


毎回、孤児院に参加費から寄付をしています。
今回は寄付の品々の他に3万円(前回は24人いたので、5万円)寄付しました。
これだけでも、ビンタンの1ヶ月分の収入なので、雨漏りの修繕費の半額になります。
寄付のしがいがあるというものです。

Aくんが日本から持ってきてくれたおもちゃ 磁石で組み立てるものです。電池はいらないいし、想像力が育つのでとてもいいと思いました。次回はレゴを持って行こうかと思います。

日本の折り紙やけん玉も大人気。孤児の子達は日本の生徒たちに遊んでもらうのが大好きです。
立派な世界貢献です。中高生の奉仕精神、自己肯定感も高まります。
1日のスケジュールが終わり、生徒たちはそれぞれの家に帰って行きましたが、夕食後はみんなで街のカフェに集まって、いつまでもおしゃべりしていました。
でも、私は龍児くんのことを考えこんでしまって外に出られませんでした。

彼は日本語が大好きで、英語もインドネシア語も話せます。
空手黒帯の健康な18歳です。
日本で働くことを希望しています。

こんなに不幸な10代を過ごした彼を幸せにできなかったら、私の人生に意味がないのではないかと自問しています。

今回、生徒たちは、インドネシアで使う用に渡したお小遣い(一人千円くらい)をほとんど使わず、インドネシアを去る時に、龍児くんのために寄付していました。
生徒たちの中に貢献の意識が芽生えているのを感じました。

参加生徒たちにとってあって当たり前の保護者、家、食べ物、安全。
全てをたった11歳で失った龍児くんの言葉は、生徒たちの心に届いたようです。

夜はまたみんなでカフェに集合 おしゃべりが止まらないようです。



インドネシア 1日目 SDGsを学ぶ

中高生のためのシンガポール・インドネシア留学6日目。
この日から、インドネシアのビンタン島に3泊4日します。
シンガポールから船で1時間、バスで30分ほどのタンジュンピナンという町に行きます。
昨年の夏から始めたインドネシアツアーですが、シンガポールや日本では経験できないことがたくさんあり、学習効果も高く、大変好評で、今回から1日増やしました。
(アンケートでは、もっと伸ばして欲しいという声もあります)
インドネシアのビンタン島では、日本語を勉強している生徒が多いのですが、
日本人はほとんど住んでいないため、毎回、大歓迎を受けます。

ホームスティをするバディと一緒にご飯を食べたあとは、早速英語の授業です。
午後は、英語でSDGsを学びます。
簡単な自己紹介のあと、SDGsについての説明を受けました。
SDGsは Sustainable Development Goalsの略で「持続可能な成長目標」という意味です。(くわしくはこちらのリンクをクリック)
人口が増え、海洋ゴミが問題になっているインドネシア、途上国にプラスチックゴミを輸出する日本。
英語は目的ではなくて、道具です。
英語を使って友達を作ったり、世界の問題を考えたりしてもらいたいのです。
答えのない問題を、協力して解決する能力はこれからますます求められるからです。

できるだけ生徒たちが話せるように、小さなグループになって、17の目標でどれが一番大切だと思うか、どれが一番自分と関係がないかを意見を出し合いました。そしてそれについて書いてくる宿題がでました。



日本人の生徒と約同数の生徒たちが参加します。彼らの家にスティします。











イスラム教徒の同年代の子の家に泊まる機会は、めったにないと思います。
自分とは縁遠いと思っていた人が身近に感じられる時、世界は平和に一歩近づくと私は思っています。
ここでも、インドネシアの生徒たちが、チャットで写真をどんどんシェアしてくれるので、生徒たちの様子がよくわかり、安心できました。シンガポールでは住宅事情から、子どもがいない家が多いのですが、インドネシアでは同じくらいの年齢の生徒の家に一人ずつ泊まれるので友情が生まれやすいです。




次のツアーのご案内はこちらです。


















ホームスティについて


「中高生のためのシンガポール・インドネシア留学」には、現地の旅行会社からも感心してもらえることがいくつかありますが、その一つがホームスティです。
現地の旅行会社や学校が真似をしようとしたのですが、できなかったそうです。
同じ敷地に住むホストファミリーと密に連絡を取り合いながら、子どもたちを預かってもらいます。

シンガポールに住んでいた時にできた友達が、私の思いに賛同して、同じ敷地内の人たちに声をかけてくれたのです。
全員、私のお友達で、とても優しい方々ばかりです。日本の中高生が好きな食べ物がわかってくれていますし、できるだけコミュニケーションをとるように、Wifiのパスワードも教えず、話しかけてくれ、勉強で疲れた子供達をゆっくり休ませてくれます。(そうでないと、中高生は寝かせるのが大変で、授業に影響が出ます)

私も滞在したネリーさんの家。お手伝いのヤニさんの料理がとても美味しい。
写真のロティプラタは日本人生徒でいつも人気ナンバーワンのローカルメニューです。
敷地内には、会議室(現地の学生と一緒に宿題をしたり、ゲームをしたりできます)や、卓球場、ジム、テニスコート、25mプールがあり、生徒たちは、勉強で疲れた体を癒します。
夜のプールは南国ならでは。本当に気持ちがいいです。


学校までも地下鉄(MRT)で一駅です。
登校も男女ペアを作って登校します。相手と話すテーマも日替わりで決めます。
こうでもしないと異性と話せない参加者がいるからです。

自分と違う人たちと話をするだけでもコミュニケーション能力が高まります。


次のツアーのご案内はこちらです。


母心いっぱいのツアー

9時から16時までのハードな授業が前半は毎日続きますが、遊びもたくさん組み込んでいます。
スマホのゲームよりも楽しい、インタラクティブな遊びを体験させたいからです。
また、勉強は日本でもできるのですが、友達づくりは現地でしかできないからです。

放課後はシンガポールの学生たちと宿題をしたりゲームをしたりします。

ジェスチャーゲームは毎回大爆笑です。


さあ、Ambulance(救急車)をどう表現するか? 表現力が鍛えられます。



シンガポール人と人生ゲームの英語版、英語の勉強になります。


かるたやトランプも盛り上がります。

「カードを配って」「捨てて」「裏返してみていいの?」「一緒にやる?」
そんな、シンガポール人が交わす会話を生徒たちはどんどん吸収していきます。

ホームスティ先には、卓球場 テニスコート プールがついています

生徒たちはとてもよく笑います。
見ていて私が幸せになります。

ユニバーサルスタジオにもいきました。



シンガポール人は8人もきてくれました。
どのグループにも、シンガポールの学生がついてくれたので、私は自分のチケットをシンガポール人にあげて、今回は外のスタバにいました。
現地の学生がチャットで随時報告をくれます。
ジェットコースターが苦手な生徒たちも周りの雰囲気に乗って少しずつ挑戦できるようになっていきます。
待ち時間にも友情を深めていく様子が伝わってきます。

水浸しになってもすぐに乾きます。

学生から送られてくる写真を、保護者にどんどんシェアしていきます。

保護者に、お子さんの様子をライブで送るのも私の仕事です。
この2週間で、保護者と参加者にシェアした写真と動画は1654カット!動画も多いです。
毎回、これは好評です。他のツアーではそこまでしているでしょうか。

中高生ともなると、子どもは親から自立していきます。友達を作る時期だからです。
第二次反抗期という形をとることも多いです。
家ではむすっとしていることも多くなります。
成長は嬉しいものの、親は寂しかったり、悩んだりします。
現地の姿が写真や動画で見られると、どんなに安心するか、
子どもたちの笑顔が見られると、どんなに幸せになるか、
自分が中高生を育てた親だからわかるのです。
中高生にとっても、楽しかった思い出がたくさん動画として残るのは一生の宝物です。

シャイな子には特に気をつけます。ちゃんと友達を作っているか、英語を話しているか、注意してみています。
外交的な子は、英語を日本人同士で話していないか気をつけます。せっかく外国に来たのですから。
仲間外れがいないか、派閥ができていないか、みんな気持ちよく過ごせているか、現地の学生と常に連絡を取り合いながら見守ります。

そんなわけで、朝から晩まで、彼らを追い回しています。1日1万歩は軽く超えます。
体力勝負です。

でも、みんな、とても楽しそうで、引率するこちらが幸せになります。
現地の学生を含めて、みんな我が子のようで、心から愛しく思います。

そんな母心いっぱいのツアーです。

2019年夏の募集を開始しました。
詳しくはこちらをご覧ください。




留学のメインは英語の授業

留学のメインは英語の授業です。ここは妥協しません。
(自分で留学を始めようと思った理由は、あまりにいい加減な業者や学校に失意したからです)
事前に生徒たちの英語力を把握し、学校とプログラムを話し合います。
今回は、タイ人と一緒に授業を受けさせるつもりでしたが、内容に納得がいかず、2級以上の生徒は日本人だけの授業にしてもらいました。

英検準2級以下の生徒は、演習を通じて英語学びます。文法、語彙、英作文、リスニング力を鍛えます。

2級以上の生徒は、英語学びます。英語で考える力を養い、特に日本人が弱いとされる英作文、プレゼンを鍛えます。これは日本ではなかなか指導ができないからです。PBL(Project Based Learning 課題解決型学習)です。シンガポールは、演習型から課題解決型にシフトしています。

教材は最新の記事「日本の最も解決困難な10の問題」や「日本の人口減少について」 読んで、話し合って、プレゼンします。
インター校では当たり前の授業ですが「楽しい!こんな授業初めて!」という声が聞かれて嬉しいです。

写真の説明はありません。
最初の授業では3人ほどのグループに分かれて問題を書き出していきます。


写真の説明はありません。
日本の人口減少について話し合う中で、移民が少ないという意見が出て、その理由を掘り下げます。生徒たちはどんどん意見が出せるようになっていきました。また、「下がる」という単語には何種類もあることを学び語彙を増やしていきます。


この時は、日本に移民が少ない理由をみんなで挙げていました。
少子化の理由も高齢化の理由も考えていました。
翌日には、その対策について話し合っていました。
そして、毎日のようにエッセーを書いていました。

最後の授業では、全員がプレゼンをしました。
その時の内容があまりに素晴らしくて、1週間でこれほど英語で深く考えられるようになるのかと驚きました。




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