授業の内容
シンガポール式英語とは
シンガポール式英語を一言で言うと、「豊富な演習をこなしながらアカデミックな英語の基礎を身につける方法」です。
2019年追記
シンガポールではそれまで演習中心だったのが、課題解決型学習(Project Based Learning)に大きくシフトしています。「中高生のためのシンガポール・インドネシア留学」でもビギナークラスは演習、アドバンスクラスでは課題解決型の授業をします。
2019年追記
シンガポールではそれまで演習中心だったのが、課題解決型学習(Project Based Learning)に大きくシフトしています。「中高生のためのシンガポール・インドネシア留学」でもビギナークラスは演習、アドバンスクラスでは課題解決型の授業をします。
シンガポール式英語(=学校英語)と一般英語の違い
それでは、今回のツアーで参加者が学ぶシンガポール式英語ご紹介します。
一般の語学学校との最大の違いは、書くことを重視している点です。
以下は、一般的な語学学校で、「一般英語(General English)コース」で使われている授業のテキストの一例です。
一般英語コースでは、このようなカラフルなテキストを使い、楽しく学べる工夫がされています。
間違いを恐れずに英語が話せるようになりたい、そんな人にはとてもよくできたプログラムだと思います。
でも、英語の基礎作りをする中高生は、書きながら基本例文を身に付けることが大切です。
シンガポール式受験英語コースの実際【文法編】
YPLSのような塾では、文法、語彙、読解、英作文などを、90分1コマの授業で学びます。2週間の授業で、100枚以上のプリントをこなすクラスもあります。とにかく書きます。書かないと間違いに気がつかず、文法が身につかないからです。
まずは、文法のテキストを紹介します。三男が使った英検4級レベルのテキストでご説明します。
まずは CAN と CANNOTを 例にとります。
A問題では、Can か Cannotを入れるだけですが、単語や文脈がわからないとできません。 (ここが公文式と少し違います) B問題では、ちょっとレベルアップ、文脈を考えながら動詞をいれます。例文を記憶し、語彙力を高めます。 |
そして C問題では、文を正しく並べかえます。 |
まずは、文を理解して、正しい方を選びます。読解力をつけながら、所有格を覚えていきます。 (小学2年生だった三男のお見苦しいマルをお許し下さい) |
問題B ちょっとステップアップ、選ぶのではなく、綴ります。 |
問題C もう一歩 ステップアップ。長文読解をしながら入れていきます。読解力がつきます。 |
次に紹介するのは日本でも教えるのが難しいUnlessの単元です。
高校文法(Unless)の単元の演習問題はこちら
導入 セクションA(三択)、B(書き換え)、C(文章) と進むに連れて、少しずつ書く量が増えていきます。
シンガポール式英語【語彙編】
高校の英語の先生に伺うと、大学入試に受かるためには、語彙増強が欠かせないそうです。
長文読解もリスニング問題も、語彙力にかかってきます。
シンガポールの受験英語では、語彙を以下のように学びます。
まず、導入部分では同意語、反意語で語彙を増やします。類義語の微妙な意味の違いは英和辞典ではわかりにくいものです。
でも、教師が例を挙げながら説明してくれます。生徒に使わせてみて間違いを直してくれます。これはネイティブの先生でなければ難しい。
この後、選択肢→空欄補充→記述へと問題の難度が上がります。単語のテストは毎朝あります。
シンガポール式英語【読解編】
読解のテキストをご紹介します。読んだ後に、要点がつかめているかの質問があります。英作文の練習にもなります。
シンガポール式英語の特長
1)アカデミックな英語学校英語と言うのでしょうか。ゴールは会話レベルではなく、将来、海外の記事や文献から情報を得たり、自分の意見を発信したり、専門的な仕事でも使えるレベルの英語も目指せる、しっかりとした英語の土台を作るのが目的です。
2)細分化されている
学習者のレベルにあった教材が、文法、読解、語彙、英作文に分かれていて豊富に準備されています。らせん式に学んでいきます。
3)教えやすく、学びやすい。
非ネイティブの指導者が、大人数の教室でも教えやすいように設計されています。
採点がしやすい問題が多いので、自習にも使えます。
英検2級レベルクラスの授業 |
英作文のクラスではこのような授業が行われます。
小学2年生でも5日間でここまで書けるようになるのかと驚きます。