午前中、英検2級から準1級レベルのクラスを見学しました。
このクラスではこの2-3日、少人数でディスカッションをしながら、プレゼンの準備をしていました。
テーマは「教育」です。日本人の学生は、アジアからの学生と一緒に教育に関する様々なテーマを議論し、まとめて、発表します。
「今日の学校では、どの教科に一番力を入れて教育すべきか」
「理想の学校とは?」 などテーマは5つ。
最終日はプレゼンです。
パワーポイントを使ってプレゼンをする授業は、この学校にかぎらず、インター校でも広く行われています。
日本人の学生たちも、一生懸命、発表していました。
海外の教育でいいなと思うことは、すぐには答えの出ない問題を調べて、深く考えて、議論して、発表する、という形の授業が多い点です。
この方法を取ると、問題の本質をつかめる生徒とそうではない生徒がすぐに分かります。
私は日本の高校教育に批判的です。
スマホで何でもすぐに調べられる時代。 先生から一方的に教えられたことを覚えてテストで再現する能力にどれだけの意味があるのでしょう。
もちろん知識も大切です。 英単語など機械的に覚えなければならない教科もあります。
でも、それだけではとどまらない考える力、調べる力、議論する力、発表する力を、情報化社会の子どもたちは学ぶ必要があるのではないでしょうか。
これも頻出ですね。異なる国籍の異性がどんなことを考えているのか知るチャンスでもあります。
興味深い意見がたくさん出ていました。(私の時代とは理想像があまりに変わっていて愕然)
同じ英語を学ぶのであれば、興味のある分野で学ぶのが効果的です。
さて、最後の授業が終わると、修了書がカリーナ校長先生から手渡されました。
その後、各地のお菓子が振る舞われました。
洋風、中華風、マレー風、インド風、カリーナ校長のお手製のケーキも!
これは今回のツアーだけの特別なサービスだそうです。
私のツアーは、私がシンガポール時代に築いた人間関係で成り立っています。
学校も、ホストファミリーも、ボランティアの皆さんも、参加者の保護者の皆さんも、
中高生をシンガポールに連れて行きたいという私の使命感を理解し、応援してくださいます。
心から感謝するとともに、生徒たちを成長させねばという責任感で身が引き締まる思いです。
夜はみんなでマリナベイサンズの夜景と光のショーを見に行きました。
子どもたちは自分たちで地下鉄を乗りまわせるようになりました。
7時半の集合時間まで、オーチャードでおみやげを買うグループやホームスティに戻るグループ。
自分たちで動ける自信が出ると、やりたいことがどんどん出てきます。
そのたびに私はホストファミリーやボランティア学生との連絡に追われます。
大変ですが、子どもたちの自主性を伸ばす喜びには代えられません。
最初は不安げだった生徒たちの顔が、自信と楽しさで輝いています。
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