(「英語を子どもに教えるな(市川力 著)」。題名とは裏腹に効果的な英語教育法が満載です。
特に海外駐在のご家庭に読んでいただきたい。
セミリンガル(どちらも中途半端)にしないように、母語を確立し、その子どもの時期と素質、環境と目的に合わせた教育をすることを強く説いていて、私も同じ意見です。
以下、引用です。
「年齢段階に応じて英語の学び方は変化する。ポイントはなんといっても「英語『も』使える、優れた知力と人格を備えた日本人」を育てること。
まず、日本語でしっかり物事を考えることができ、きちんと説明できる力がなくては話にならない。小学校段階までは、英語の『音』や違う言葉を話す『人』に慣れ、異言語と外国人に対して偏見を抱かず、多様性を楽しめればそれで十分である。
中学校以降は自分の「目標レベル」に応じて、英語力をつけることだ。そして、世界の人々に伝える必要のある専門的知識や独創的なアイデアを身につけることに『若い情熱』を注ぎ込むことが、ただ漠然と英語を学ぶよりも大事だとい気づくように子どもを導くことである。」
以下も引用です。( )内は私のコメントです。
0-3歳 (音に慣れればOK)
- 英語の音、リズムに「触れる」
- 英語の歌のCDを聴かせる。
- 日本語での十分な親子の対話
- 英語のビデオを見せる
- 英語の歌を歌い、身体を動かす
- 日本語の絵本の読み聞かせ
- こどもの「なぜ?」に徹底的に答える
- 自然の中で感覚を鍛える
- 外国人と英語で話す経験を持つ
- 英語が通じたという経験を持つ
- 英語の絵本を読む
- 日本語の物語の読み聞かせ
- 自分で選び、理由を説明する力を養う
- 偏見のないものの見方・考え方を養う
- 自分の好きな英語の歌を効き、映画やテレビ番組を見る
- 英語の大事さに気づく
- 海外旅行に親子で出かける
- タフネゴシエーターゲーム
- 我が家の歴史をリサーチしよう
- 読書の習慣を確立する
- 中学校の教科書に出てくる例文を丸暗記する・・・・・多くの人々はこれで十分 一生かけて覚える価値あり (今の時代 丸暗記は苦痛です。シンガポール式のテキストで基本構文を身に付けましょう)
- 文法の基礎を身につける
- (海外留学に行けたら行く。日本語の通じない環境を体験。現地で友人を作る。)
- オンライン英会話
- 大学に進学しない者、英語を特に必要としない者・・・・・これ以上英語を学ぶ必要はない
- 簡単で良質な英語の洋書を読み通す
- CNNやテレビの英語放送を毎日見て耳を慣らす。(映画や動画を英語字幕で英語で見る)
- 英語以外の勉強に力を入れる
- (海外留学に行く。良い教育機関で英語に浸るように集中的に学習する。英語で考える)
- 大学入学者、英語を仕事で使おうと考える者 → 1-2年集中して英語を徹底訓練
- 専門知識を身につける(英語で発信する中身)
- この時期に一番英語学習にお金をかける・・・・数ヶ月毎日行う個人レッスン(今はオンライン英会話があります)、1年間以上の留学体験
- (自分で留学先をリサーチ。目的意識を持った主体的な留学、海外旅行をする。異なる価値観に触れ、理解する。・・・言葉ができると海外の人と深い話ができてベター)
- 各自の目標に応じて英語力のメンテナンス
- 海外旅行や国際親善で満足・・・・・中学校の教科書の復習 テレビやラジオの英会話講座を毎日見る
- 仕事で使う・・・・・自分の専門分野に関連する英語を集中して学習
(「英語を子どもに教えるな(市川力 著)」P224-226 から引用)
私がシンガポールに中高生を連れて行き始めた理由
教育力の高い国、シンガポールで駐在中、とても安くて、とても効果的な英語塾を見つけました。
お陰で子どもたちの英語力は驚くほど向上。
日本に帰国してみると、中高大生の英語のお粗末なこと。愛する日本の将来が心配になりました。
10代は最も英語教育の効果が高い時期です。
英語を学ぶ必要性に気づかせ、正しい英語をどんどん書いて忘れない英語を身に付けます。
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