一昨日の講演会は、社会が求める子どもを育てる国際バカロレア(IB)教育
4日間という短い告知期間にもかかわらず、たくさんの人が来てくださりました。
シンガポール駐在中、長男のJapanese A(母国語 日本語)をスカイプで指導してくださり、満点(7点)に導いてくださったスタディエクステンションの鈴木先生と生徒(長男)による発表でした。
私も初めて知る話が多く、その晩は眠れなかったほどです。
ここで皆さんに講演内容をシェアしたいのですが(海外に住む友人にも頼まれています)、気が遠くなるほどの長文になりそうです。
早速、講演の依頼が入りましたので、決まりましたらこのページやFBやTwitterでお知らせします。(IB教師と生徒と母親による講演依頼はこちらまで、)
その中の一部を
小学生の65%が、現在存在しない職業に就いている といわれる今日、従来の先生が一方的に教える20世紀型教育スタイルでは通用しなくなっている。
今、大切なのは、答えのある問いかけではなく、自分で問題を見つけて考えていくプロセス。
ブルームの認知タキソノミーの話も面白かったです。
暗記は学習の基盤です。大切です。
20世紀型教育で学べるのは良くて下から4段目まで。 創造力まで育てるのが21世紀型教育。
長男のプレゼンのタイトルは 「IBJapanese 今までで一番自分をもっとも変えてくれた教科」です。
(プレゼンはパワポではなくPreziというオンラインのソフトを使って`さくさく作られました。
やっぱり、先生が一方的に教える時代は終わっていると思います。)
さて、IB Japaneseでは、日本の教科書のように作品の一部を切り取ったものではなく、課題図書(リストの中から自分で選ぶ)を数冊 深く読み込みます。
確かに、本は一冊丸ごと読み、時代背景や筆者の経歴を調べないと、主題や技法など見えてきませんよね。
最終試験には課題図書の持ち込みは禁止されているので、重要な場面は暗唱できるほど深く細かく何度も読み込んでいました。
その結果、問題発見能力や論理的に分析する能力などがつき、様々なメディアを新しい視点で見ることができるようになったそうです。心が豊かになったと傍から見ていてもわかりました。
大学受験勉強も、いいものであれば、心を豊かにする良いきっかけだになると思いました。
最後に、6科目のひとつに美術を選んだ長男の作品(油絵)を紹介させてください。
もともと絵など描かなかった長男でしたが、2年間のIBの指導は、親も本人も知らなかった彼の才能を開かせてくれました。
美術に関しては、タキソノミーのCreate(創造)の域に達していました。
こんな受験勉強だったら多少学費が高くてもIB校を選びたい、という親が多いため、海外ではIB校が増えているのです。
親がもっと21世紀型教育について学ばなければなりませんよね。
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