前日、生徒の一部から、一言も話していない異性がいて、名前すらおぼつかない、というコメントをもらいました。今回は共学出身者が多かったので(いつもは半数以上別学の生徒です)あまり気にしていなかったのですが、確かに、男子同士、女子同士はとても仲がいいのに、両方と話している生徒がうちの息子ぐらいしかいません。
朝のブリーフィングで次のように話しました。
「話の合う同性とばかりで話していては、世界が広がらない。
同年代の日本人、という共通点がある今回のメンバーで話ができないようでは、将来、外国人や違う世代の人たちと仕事をしていくことは難しいでしょう。
『話すことがない』といいますが、それは本当でしょうか。
相手に興味を持てばいいのです。相手の話を聞けばいいのです。」
そして、私がナンヤンの生徒とつながりができた理由が、たまたまドリアンの話でもりあった初対面の人が、ナンヤンの先生だったから、と伝えました。
今回の参加生徒も、私の話を本当によく聞いてくれます。
今回は男子が14人、女子が12人だったので、ペアを作りました。
そして、そのペアで登校して、ランチを食べるように言いました。
お昼には、一枚のワークシートを配りました。
- 名前
- パートナーの名前
- パートナーは何・誰に似ている?
- パートナーの性格は?
- パートナーは何をするのが好き?
- 一週間の余暇があったら、あなたのパートナーは何をする?
- パートナーから学んだ驚きの事実
(もちろん、ワークシートは英語で書いてあります)
これを英語で書いて提出してもらいました。
夕方には16枚が提出されました。
ところで、宿題の量が膨大で、放課後の2時間では1人では終わりません。
ナンヤンの学生も手伝ってくれますが、特に英検2級以上のクラスは大変です。
不公平にならないように、他のクラスも私が増やしました(笑)
1人では終わらない量も、協力し合えば終わります。
宿題はひとりでやるもの、という考えもありますが、私はこれからの時代、どれだけ人と協力をしあって要領よく仕事を進めていくかが大切だと思っています。
私1人で、26人をみるよりも、現地の学生に手伝ってもらったほうが、教育効果が高いです。ホストファミリーに話しかけてもらったほうが交流ができます。いろんな人に助けられて、このツアーはどんどんよくなっていると思っています。
宿題を終えて6時に下校。
帰り道には、私が言わなくても、ペアで帰っていました。
そして、一部の生徒から、明日もやりたい、と嬉しいリクエスト。
そして、別のペアでやりたい、とも。
お目当ての人がいたらいつでも聞きますよ、といいました(笑)。
6時半にはホームスティに到着、早速プールに入る生徒たち。
この日は、ホームステイ 先を5軒訪ねました。
どの家でも、生徒たちがお行儀がよくて、一生懸命話そうとしているとほめてくれました。
生徒たちも、食事が上手で優しいホストファミリーにまんぞくしています。
ちょうど食事時だったので、ちょっと食べさせてもらったのですが、本当に美味しい。
料理自慢の人たちが、ホストファミリーをしてくれているのです。
食事が終わると、テニスをする男子たちとプールに入る男女、宿題の残りをする生徒、部屋でくつろぐ生徒たちに分かれました。
保護者の皆様には、写真や動画を毎日何十枚もシェアしていますので、一層様子がわかっていただけると思います。