シンガポール英語集中講座のすすめ

世界一安全で教育水準の高いシンガポール。成長著しい東南アジアの中心として飛躍的な発展を続けるシンガポールに、ビジネスや観光だけでなくハイレベルな教育を目指して今世界中から多くの人々が集まっています。
シンガポールでの3年間の駐在中、インター校に通った中高生の子どもの英語力を現地の授業についていけるレベルにするために見つけた教育効果の高い語学学校を、帰国後、日本の中高生にも紹介したいと思い短期留学を企画しました。今年はこれまでとは異なるツアーです。英語の勉強は日本からでもできます。次回のツアーのご案内はこちらをご覧ください。

ブッククラブで「人生の意味」を考える

ヒューストンに来て、私の英語力を一番伸ばしてくれているのが、ブッククラブです。

今月の一冊は、
Man's Search for Meaning   邦題は「夜と霧」です。
入社2年目のとき、会社の同期と上司と、この本について、夜中まで会社で議論したのを懐かしく思い出します。

人は何のために生きるのか。
どのように生きるべきなのか。

私たちと上司は意見が相いれず、そのために悩み、延々と話し合いました。

私は、意見の異なる人と話し合うのが好きです。
その人を理解しようと考える過程で自分の考えが深まるからです。

実のところ、私は日本人と話すよりも、外国人と話す方が楽しいです。
日本人は考えが近い人が多いですし、異なる意見を言ってくれないことが多いからです。

人と異なる意見を持つこと、発言することを恐れないでください。
どんどん自分の意見を言って、相手の意見を聞いてください。
自分の考えが変わることを楽しんでください。


私が好きな一節をいくつかご紹介します。

Everything can be taken from a man but one thing : the last of the human freedom - to choose one's attitude in any given set of circumstances, too choose one's own way.
ひとは、人間から全てを奪うことができるが、たった一つ、奪えないものがある。それは、与えられた環境でいかに振る舞うかという、人間としての最後の自由である。

It is this spiritual freedom, which cannot taken away, that makes life meaningful and purposeful.
この誰にも奪われない、精神の自由こそが、人生に意味と目的を与える。

If there is  a meaning in life at all, then there must be a meaning in suffering. Suffering is an ineradicable par of life, even as fate and death, without suffering and death, human life cannot be complete.
人生そのものに意味があるのならば、苦しみにも意味があるはず。運命や死と同様、苦しむことも、人生に欠かすことのできない一部である。苦悩と死があってこそ、人生は初めて完全なものになる。

We had to teach the despairing men, that it did not really matter what we expected from life, but rather what life expected from us.

絶望しているひとに伝えなくてはいけないことは、自分が人生から何を期待するか、ではなく、人生が私たちから何を期待しているか、ということである。

We needed to stop asking about the meaning of life, and instead, to think of ourselves as those who were being questioned by life - daily and hourly.

私たちは人生の意味を問うことをやめるべきで、代わりに、自らを見つめ直し、自分が人生から、日々刻々、問われていることに気がつくべきなのだ。

This uniqueness and singleness which distinguishes each individual and gives a meaning to existence has a bearing on creative work as much as it does on human love.

まだたくさんあるのですが、是非読んでみてください。

海外ではブッククラブが盛んで、少し検索するだけで、ブッククラブ用の質問集が見つかります。今回はこの質問集を使って、議論を深め合いました。

日本でもブッククラブが盛んになるといいと思います。心の友ができると思うからです。








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