シンガポール英語集中講座のすすめ

世界一安全で教育水準の高いシンガポール。成長著しい東南アジアの中心として飛躍的な発展を続けるシンガポールに、ビジネスや観光だけでなくハイレベルな教育を目指して今世界中から多くの人々が集まっています。
シンガポールでの3年間の駐在中、インター校に通った中高生の子どもの英語力を現地の授業についていけるレベルにするために見つけた教育効果の高い語学学校を、帰国後、日本の中高生にも紹介したいと思い短期留学を企画しました。今年はこれまでとは異なるツアーです。英語の勉強は日本からでもできます。次回のツアーのご案内はこちらをご覧ください。

クリスマスのプレゼント

アメリカで初めてのクリスマスを迎えました。

13歳の三男にも18歳の次男(冬休みに日本から来ています)にもプレゼントをあげました。

三男はアコースティックギターを欲しがっていたので買いました。楽器店に2日間通い、何時間もかけて、店員さんに相談しながら決めました。
楽しそうに練習しています。まだ初心者ですが、1日でかなり上達しました。

ゲームをしない分だけ彼にはたくさんの時間があります。
冬休み中は、毎日スポーツジムに行き、バスケ、水泳、ウェイトトレーニングをして、次男とラグビーのキャッチボールもしています。
10時には寝るせいか、身長が1年で13cm伸びて、もう174cm。体格も良くなりました。
映画が好きで、週に1度は見ています。日本語字幕で英語の映画を見ているのですが、元通訳の私よりも聞き取れています。若者の耳は悔しいほどいいです。

18歳の次男には、英語の解剖学の本を贈りました。まだ1年生なので一般教養を学んでいて、解剖学が始まるのは来年かららしいのですが、三男が骨の名前や体の組織の名前を英語で言えるようになっているので、負けないように覚えて欲しいと思っています。
(三男が生物のテストのために作った単語帳はこちらです。)

次男には、日本という枠にとらわれない医師になってもらいたいと思っています。
商社から内定をもらった長男にも、三男にも、シンガポールに引率した生徒さん達にも、世界を舞台に社会に貢献してもらいたいと願っています。

次男は明日、世界最先端の医学研究機関を訪ねます。
私がテキサスでご縁のあった研究医の先生に見学をお願いしていました。
この訪問をきっかけとして、次男は他に2つのアポイントをとりました。
英文メールをあとから見たのですが、この1年でとても大人の文が書けるようになっていて驚きました。大学の授業のおかげだそうです。
順天堂大学では、英語は5つのレベルに分かれて行われているそうです。
明日は一人で行きますが、次男は社交的で英語も上手なので何も心配していません。

一昨日のイブには単身留学中の医大生をお招きしました。楽しかったですし貴重な情報がたくさんいただけました。今日も、アメリカの医学留学を希望する外国人学生にカウンセリングをしている近所の友人をお招きしています。近所の大病院の元院長先生の奥様とも先日お友達になったので今週中にお招きしたいと思います。

考えてみたら、私が子どもにプレゼントしてきたものは、「時間」と「ご縁」と「可能性」だったのかなって、これを書きながら思いました。

世の中に、クリスマスプレゼントと称して、スマホやゲームを与えることで、お子さんの「 時間」「ご縁」「可能性」を奪っている親御さんが多いのが残念です。




ところで、サンタさんはいるの?と聞かれた時の素敵な答えを見つけました。
私もこう答えればよかったです。

春のシンガポール留学 11名の方からお申し込みをいただきました。

シンガポール留学 2017年春 チラシ



シンガポール留学 2017年春 のチラシです。
もう少し大きな画像は、こちらにございます。





























いまのところお申込みは10名です。
リピーターの方が3名いらっしゃいます。夏にもたくさんのリピーターの参加がありましたが、感謝に堪えません。
うちの三男は7回も行っていますが、クラスが少しずつ上がって学ぶことが違うし、セントーサは何回行っても飽きないようです。

早速、その10名の方には英語の指導を始めます。楽しく学びましょう。
初日のクラス分けテストまでに、あと3ヶ月あります。
それまでにすべき勉強を個々に伝えていきますね。


講演会「世界のどこにいても力を発揮できる人を育むためには?』

春のシンガポール留学の引率をしてくださる竹村さんの講演会が1月15日(日)に開かれます。
テーマはずばり「世界のどこにいても力を発揮できる人を育む」
なんて興味深いテーマでしょう! 
私が聞きたいくらいです。ぜひご参加ください!

(以下 Global Mom's Network のHPより抜粋)
2017年最初のGMNは初心に立ち返り、GMNを運営するInternational Women's Club JAPAN代表理事の竹村が話をします。
財団設立前は留学コーディネーターとして2,000人以上の高校生の海外高校留学をサポートし、現在は財団運営以外にも政府機関にて60カ国からの企業派遣生の日本のビジネスシステム&マナー講義を担当、また企業、行政にて5,000人以上にグローバル視点での「段取り力向上研修」「ファシリテーション研修」を行ってきました。100カ国以上の人と付き合い、子ども→高校生→大人まで幅広い育成に関わる経験より「世界のどこにいても力を発揮できる人を育むためには?」をお話します。
「世界のどこにいても力を発揮できる人になる」その基盤形成は幼少期~小学生の家庭環境が大きく関わってきます。高校留学コーディネーター時代には、成績が優秀であっても「海外で思うように力が発揮できない」という悲しい思いをする生徒達が多くいました。本人、保護者の間に入り解決に当たる中でそれらの家庭には共通した問題があることに気がつきました。
そのような話をしていきます。
【場所】 日本女性会館(東京都港区芝公園2丁目6 - 8 日本女子会館ビル)
【参加費】3,000円(当日支払)    
【日時】 2017年1月15日(日)10:00-12:00

詳しくはこちら

2017年春のシンガポール留学 まだお申し込み受付中です!!!
春の留学 ご案内は こちらです。





12月14日(水) 広尾でランチしましょう

12月14日(水)に、2017年春のシンガポール留学の引率者、竹村さんとランチをする会を催します。場所は竹村さんが最近プロデュースされた「天現寺大使館」世界各国の料理が楽しめる素敵なレストランです。
竹村さんは、留学カウンセラーのご経験もお持ちです。
留学についての素敵なアドバイスがもらえるかもしれません。
師走で直前のお誘いで恐縮ですが、シンガポール留学をお申し込み下さった方、ご検討中の方、過去にご参加された方、どなたでもふるってご参加ください。
私もスカイプで参加します。

日時 2016年12月14日(水)11:30-
場所 レストラン 「天現寺大使館」 http://www.tengenji-embassy.org/


東京都 港区南麻布4丁目2−42
0120-313-311


料金 ご自分がオーダーした料理の代金


春の留学 ご案内は こちらです。

急で行かれない、っていう方、
1月15日(日)10時から 竹村さんの講演会があります。
「世界のどこにいても力を発揮できる人を育むためには?」
詳しいご案内はこちらです。



デジタル・ヘロイン:画面(スクリーン)は子どもを中毒にする。


デジタル・ヘロイン:画面(スクリーン)は子どもを中毒(ジャンキー)にする。


スーザン(仮名)は6歳の息子ジョン(仮名)が1年生のときにiPadを買い与えた。「こういうことは人より早く始めたほうがいいかな、と思ったのです」とスーザンはセラピー中に私に語った。ジョンの学校では、iPodの使用が年々早くなっていた。そして、ジョンのテクノロジーの先生は、こうした機器の教育的メリットについて熱心に語っていた。だからスーザンは、読書と野球が好きだった息子に良かれと思って買い与えたのだ。

はじめ、スーザンはジョンに様々な教育ゲームをiPadでさせた。そのうちにジョンはマインクラフトを見つけた。このゲームはテクノロジーの先生が「電子版レゴのようなもの」とお墨付きを与えていたものだ。スーザンは自分が幼かったときにプラスチックのブロックを組み立てるのがどれだけ楽しかったのかを思い出し、息子に午後、マインクラフトをすることを許した。

最初、スーザンは満足していた。息子はこのゲームの立体的な世界をどんどん探検しながら、クリエィティブな遊びに熱中していった。彼女はこのゲームが昔遊んだレゴとは似ていないことに気付くことはなかった。彼女が愛した昔の遊びでは、生き残ったり、次のステージに進んだりするために、動物を殺したり、珍しい鉱石を見つけたりする必要はなかった。でも、ジョンは本当にそのゲームが好きそうだったし、学校にはマインクラフトクラブもあるくらいだから、悪いことなんてないでしょう?

しかし、スーザンは、ジョンの変化を否定できずにいた。彼はゲームに熱中するようになり、野球や読書への興味は薄れ、家の手伝いを嫌がるようになっていた。朝、夢に立方体が出てくると言うこともあった。

心配はしたものの、スーザンは息子の想像力が活性化しているからだろうと考えた。息子の振る舞いが悪くなるにつれ、彼女はゲームを取り上げようとしたが、その度にジョンは癇癪をおこした。そのキレかたがあまりに激しかったために、彼女のほうがいつも折れていた。「これは教育的なんだから」と何度も何度も自分に言い聞かせながら。

ある晩、彼女はとても悪いことが起きていることに気づいた。
「息子の様子を見に、彼の寝室に入ったのです。寝ている時間でした。私はゾッとしました」

スーザンは見たのは、 ベッドの中で明るく光るiPodを血走った目で見つめる息子の姿だった。息子は恍惚状態になっているようだった。彼女は動揺し、息子を何度も揺すりながらやめるように強く言った。彼女はかつては健康的で明るかった小さな男の子が、どうしてここまでこのゲームにのめり込み、病的になってしまったのか理解できなかった。

これこそが、技術系デザイナーやエンジニアなどが、親になると子どものデジタル機器に慎重になるゆえんである。スティーブジョブスが、ローテクな親だったことは有名だし、シリコンバレーの技術系管理職やエンジニアは、子供達をノーテクのワルドルフ(Waldorf)スクールに入れている。グーグルの創始者のセルゲイ・ブリンやラリー・ペイジ、アマゾンを作ったジェフ・ブラゾスやウィキペディアの創始者のジミー・ウェールズはみな、子どもをモンテッソーリスクールに通わせた。

スクリーンの明るい光が子どもに悪い影響を与えそうだということは多くの親が本能的に感じている。デジタル機器を取り上げらた時は極度に激しく怒り、絶えず興奮させてくれる機器の刺激がない時はぼんやりとした時間の長くなる。もっと悪いことは、そういう機器がない時、退屈し、無気力、無関心になってしまうのである。

しかし、我々が考えるよりも、事態は一層深刻なのである。

今では、iPad やスマートフォンやXboxなどがデジタル中毒の原因になることはよく知られている。最近の脳の画像研究でわかってきたことは、それらの機器は影響を及ぼすのは、脳の前頭葉という司令機能で、そこは衝動のコントロールも司っている。同じような影響を与える物質はコカインである。テクノロジーは高度に気分を高揚させるため、快感の神経伝達物質ドーパミンのレベルが上がる。

このためUCLAの神経科学部長のピーター・ワイブロー博士(Dr.Peter Whybrow) は画面を「電子コカイン」と呼び、中国の研究者たちは「デジタル・ヘロイン」と呼ぶ。国防省とアメリカ海軍で中毒の研究をしているアンドリュー・ドアン博士(Dr. Andorew Doan) は、ゲーム中毒の研究をしているが、彼はゲームを始めとする画面テクノロジーを「デジタル麻薬」と呼ぶ。

それは正しい。マインクラフトに夢中の子どもの脳は麻薬を使用した脳に似ている。どうりで止めさせるのが困難で、邪魔された子どもが暴れるわけだ。何百例の症例から、画面を長時間見ることで、うつ症状、不安、攻撃性が高まることがわかっているし、ゲーム中毒者が現実感を失うといったような一種の精神病的な段階に至ることもある。

この15年間、1000人以上もの10代を診察し、私は「1オンス(8g)の予防は1ポンド(453g)の治療に値する」という古い原理が、テク中毒についてはとてもよく当てはまることに気がついた。子どもが一旦テク中毒の一線を越えてしまうと、治療は非常に難しい。ヘロインや覚せい剤の中毒患者の方が、仮想世界に迷い込んだビデオゲーマーや、フェイスブックなどに依存するSNS中毒者よりも治療が容易なほどである。

2013年アメリカ小児科学会の政策声明には、8歳から10歳の子どもが、1日8時間、なんらかのデジタルメディアに接し、、ティーンエイジャーは1日11時間も画面の前で過ごしている、と書かれている。3人に1人の子どもが話し始める前にタブレットかスマートフォンを使っている。また、キンベリー・ヨン博士(Dr. Kimberly Young)「インターネット中毒」には、アメリカでは大学に通う学齢の18%がテク中毒にかかっていると書かれれている。

一旦、重度の中毒になってしまうと、それがテク中毒でも他の中毒でも、治療を始め前にデトックス(毒抜き)をしなくては治療の効果が望めない。テク中毒の場合、完全なるデジタルデトックス、ノーコンピューター、ノースマートフォン、ノータブレットである。強度のデジタルデトックスにはテレビ禁止も含まれる。それを4週間から6週間続ける。興奮した神経系を元の状態に落ち着かせるにはこのくらいの期間が必要だ。しかし、これは現代のようにあちこちに画面がある、テクノロジーにあふれた社会では困難である。薬やアルコールなしでも生きていかれるが、テク中毒者にとって、デジタルの誘惑は随所にある。

それでは、子ども達が一線を越えないようにするためにはどうすればいいか? それは簡単なことではない。

重要なのは、まず、4、5歳から8歳までの子どもを画面にクギ付けにしないことだ。マインクラフトの代わりにレゴ、iPadの代わりに本、TVの代わりに自然やスポーツだ。必要なら、学校に、10歳(12歳という人もいる)まではタブレットやクロームブックを与えないでほしい要求する。

どうして画面を見せないのか、子どもと正直に話し合おう。食卓にはデジタル機器を持ち込まず、子どもと一緒に食事を取ろう。スティーブ・ジョブスがこどもとテク無しディナーを楽しんだように。親が「気晴らし症候群」に陥らないこと。子どもは親の姿から学ぶ。

私は9歳になる自分の双子の息子に、どうしてタブレットやビデオゲームで遊んでもらいたくないのかと正直に話したことがある。私は、そうした機器で遊ぶことが大好きになってしまうと、自分からやめたり自制できなくなってしまうことがあると説明した。お友達が持っているようなマインクラフトなどで画面から離れなくなってしまうと、人生の他の部分に悪影響が出ることがある、野球がしたくなるかもしれない、本を前より読まなくなるかもしれない、科学や自然や工作に興味を失うかもしれない、現実世界の友達とのつながりが弱くなるかもしれない、と話した。すると驚くほど容易に息子達は納得した。長時間、画面を見つめる友達が、まさしくそう変化したのを彼らは先に見ていたのだ。

発達心理学者によると、子どもの健康な成育には、周囲の人たちとの交流、創造的で想像的な遊び、現実や自然の世界とのふれあいや遊びが欠かせない。残念ながら、画面の世界にどっぷりとはまってしまうと、それらの発達のプロセスが阻害される。

子ども達が中毒になりやすいのは、孤独な時、疎外感を感じている時、目標がない時、退屈している時である。そのため、解決策は、子ども達に現実世界で有意義な経験をさせること、生身の人間との関係を持たせることである。クリエイティブな活動に従事し、家族と深く結びついている子どもは、デジタルファンタジーの世界に逃避する可能性が少ない。しかし、どれだけ素晴らしい愛情に満ちたサポートがあろうとも、催眠作用のある画面にクギ付けになったり、中毒症状を経験したりすると、仮想世界に落ちてしまう可能性がある。いずれにせよ、10人に1人は中毒性になる傾向があると言われている。

ついに、私のクライアントのスーザンは、ジョンからタブレットを取り上げた。しかし、それからの道のりは山あり谷あり、挫折の連続だった。

4年後、多くの支援と強化の結果、ジョンの症状は改善した。彼はデスクトップコンピューターを健康的な方法で利用することを学び、生活の中でバランス感も取り戻した。野球チームに属し、中学校には数人の仲よしもいる。しかし彼の母親は今でも、注意深く、積極的に、予防のために、彼のテクノロジー利用を見守り続けている。なぜなら、ちょっとしたすきに再発する恐れがあるからだ。健康的なストレス解消法を確保し、ベッドルームにはコンピューターはおかず、夜はテクノロジーのない食卓で夕食を共に食べる、これらは全て解決法の一部である。

(翻訳:新美真理子  転載自由)


この記事を書いたニコラス・カルダラス博士の本です。


「教育的な」マインクラフトも長時間遊ぶようになると有害です。
特に、4、5歳から8歳にゲームを与えるときは注意する必要がありそうです。
最近のゲームは本当にリアルになってきているので、このくらいの子ども達は現実世界と仮想世界が混ざってしまうかもしれませんし、何より、この時期は社交スキルの基礎を身につける大事な時期だからです。

毎年40人の生徒たちを英語学習のためにシンガポールに引率していますが、普段、画面を見ている時間の長い生徒さんは、外国語で友達を作らせるのに一苦労します。

でも、今年の夏休みから私のプログラムに参加してくれているナンヤン・ポリティクニックのさくらんクラブのお兄さんやお姉さんたちは、アニメやゲームから日本文化のことが好きになった人が多いせいか、そんなシャイな生徒さんたちもすぐに打ち解けてくれます。

2017年 春のシンガポール留学は、楽しい実体験にあふれています。
仮想世界よりもわくわくする世界が待っています。
是非こちらをご覧ください。



シンガポールとアメリカの中高を体験して

シンガポールとアメリカの中高を体験して

大学4年、大学1年、中学1年の息子がいます。
2010年から2013年までをシンガポール、2013年から2016年まで東京、そして2016年からは、三男だけを連れてアメリカに来ています。

シンガポールのインター校(IB中学高校を2校経験)、アメリカの現地校(非IB校) 日本の私立中高一貫校を比較してみようと思います。 すっごく長文になってしまいました。興味のある方のみお読みください。

シンガポールのIB校

長男はAustralian International School in Singapore に高校卒業までの4年間通いました。この学校を選んだ理由は、日本人が少なかったこと、1月始まりで、学年を3ヶ月あげてくれたこと、スポーツが得意な長男にのびのびした校風があっていると考えたからです。とてもいい選択だったと思います。学校の指導力が非常に高く、中学時代の落ちこぼれが高3のIBで38点(45点満点 世界平均は30点前後)を取ることができ、中学時代には無理と言われた大学に進学でき、今年、希望の企業から内定ももらえました。シンガポールのIBスコアは世界的に見てもトップです。

次男は中1をはAustralian International School in Singapore(AISS) 、数学が物足りなくて、中2と中3をシンガポールのSt Joseph Institute International(SJII) に通いました。

IB校が良かった点は
勉強の内容が面白いことです。表面的な暗記は少なく、とにかく答えが簡単に出ないような問題を考えさせて悩ませます。今の時代、スマホですぐに答えが出るようなことを記憶させるだけでは意味がないことは教師も生徒もわかっています。

「大変だけど面白い」それがIBです。

中学のMYP(中学プログラム)は主に考え方や学び方を学び、高校のDP(ディプロマプログラム)では一気に内容が高度になります。IBDPはハードですが、深く学ぶので驚くほど大人になります。

特に良かったのが日本語A(母国語)です。本をボロボロになるまで読み、行間を読み、考え悩む息子は、哲学者になっちゃうんじゃないかと思われました。(その後、日本の大学に進学し、フツーに戻ってしまいましたが)

 長男の学年で日本語A(母国語)のHL(ハイヤーレベル)を取ったのは長男だけだったので、日本語だけは、オンラインで受講しました。その時、息子を指導してくださり、最高点の7点を取らせてくださった鈴木先生は今、GLICCという学校を開かれています。悩むことで脳のコアが鍛えられると思っている私は、帰国後は三男をここに通わせたいと思っています。願わくば、大学入試が、思考力、論述力を問うものに変わっていてくれると嬉しいです。

もう一ついい点は、パソコンに強くなる点です。
長男が、私の留学説明会で、IB日本語Aについてプレゼンした時のスライドがこちらです。1時間足らずで作っていました。高校のIBでしょっちゅうプレゼンをしていた長男は「パワポなんて古いよ」と言っていました。パソコンの授業なんてしなくても、中高校生にプレゼンの宿題を与えれば、遊びながらいろんなソフトを使いこなしていきます。ちなみに息子たちが通ったIB校は両校とも、一人一台、ノートパソコンを持ちます。日本に帰国した時、日本の大学1年生が、「エクセル?できません。LINEだけです」というのを聞いてとても驚いたのを覚えています。
でも、次男は日本の高校に通った3年間、パソコンを使った宿題はほとんどありませんでした。パソコン=ゲーム=悪 ではないと思います。すべての家にノートブックが買えるわけではない、というご意見もあるでしょうが、最近の若者はスマホでもレポートがかけますし、学校のコンピュータールームやネットカフェ、図書館など端末ならどこにでもあるのではないでしょうか。もちろん、ローテクの手で書く事も大切です。夏休みの自由研究のプレゼンをパソコンで作ったら加点、というくらいでいいかもしれません。

IBでは、先生も学習者として生徒と共に学びます。
「IB校では教え方が毎回違ったのに、日本はいつも同じ教え方」と息子がぼやいていました。どんどん新しい技術が生まれる今、先生も学び続ける必要があります。

次男が中2中3で学んだSJIIの数学の一番上のクラス(4段階に分かれていました)では、一人一人に端末が渡され、問題が渡されるとクラスの全員がスピードと精度を競いあいます。これはゲーム感覚満載で、この年代の男の子にはたまらなく楽しいものでした。

歴史の授業。
質問から始まります。
印象に残っているのは、「なぜ、ヒトラーが台頭したのか」この切り口から第二次世界大戦を学びました。
時代背景、その時代の人々の生活や心情、国際関係、きっかけとなるような様々な事件など、あらゆる角度から調べて答えを導き出していきます。
私がトランプ氏が当選したことを憂いているのはこの時学んだためです。排外的な風潮はいつの時代も非常に危険です。私が今年最もショックを受けたこの記事を読んでいただければ民族紛争の恐ろしさがよくわかります。

IBでは、レポートにも得点が1点から7点(特に優秀)がつきます。
知識を羅列しただけでは4点くらいしかとれません。
先生が「ひえー、素晴らしい調査と論理性と洞察、こりゃ参りました〜」と尻尾を巻くようなレポートだけが7点をもらえます。
 詳しくはこの資料の10ページぐらいに英語で書いてあります。

次男が中2の時に学んだ、「日本がどうしてシンガポールまで攻めてきたのか」という授業も印象的でした。
私が学校の面談で(前述のIB2校では、すべての教科の先生と5分ずつ面談できました。日本の中高では担任とだけでした)、日本人の視点から歴史のリサーチをしたい、そうすることで息子はより授業に貢献できるし授業も重層的になり授業の質も上がるだろう、と申し出たところ、そこは素晴らしいIB校。時々、日本人の立場からリサーチすることを全員にさせてくれました。

たとえば、
「あなたは山下奉文司令官の下で働く日本軍の一員です。日本の大本営にマレー作戦の進行状況を日々報告しなさい。」と言ったように。

また、
「あなたはシンガポールの市民です。日本兵が上陸してきた時に見たこと、感じたことを書きなさい」と言ったような宿題もありました。リサーチをしながら辛くなってしような、忘れられない宿題でした。
それまで、私にとって歴史とは事実と流れを学ぶだけのものでした。でも、次男のIB歴史を手伝うことで、その時代に生きた人に想いを馳せ、その時代の人になることを学びました。歴史観や他人を思う心が養われたと思います。

誤解している人が多いと思うのですが、IBは英語を学ぶ教育ではありません。高度な内容を調査し、議論し、論述するので、私は母国語で学んだ方がいいと思います。
いまや日本語でIBが学べるのですから、日本で日本語IB校が増えることを切に願っています。

IB校の認定を受けるためには、学校の施設や教師陣の質の向上などIB組織委員会の基準を満たさねばならず準備には数年かかります。簡単なことではなくお金もかかります。
最終試験であるIBDPの問題は非常に難しく、その高度なレベルゆえ、トップ校が対象になると思います。ただ、現状では、偏差値の高い学校は、大学入試の結果を出すことを多かれ少なかれ意識せざるを得ないので、大学入試が変わらなければ、日本の教育は変わらないでしょう。
日本でIB校が増えない理由はこのあたりにあると思っています。

シンガポールでは、特にインターナショナルスクールでは、学費が高くてもIB校が選ばれる傾向があり、多くの学校がIB校になりました。(ローカル校は超トップ校を除いてIBは採用されておらず、イギリスのOレベルやAレベルといった従来型の教育方式を取っています。トップレベルの学生には答えのない問題を解決できるリーダーシップを身につけさせ、その下の人たちは実直に働く勤勉さを身につけさせる、といった国策かもしれません。)

日本でも(学費が少しぐらい高くても)IB校で子どもを学ばせたい、と保護者が声高に叫べば、そして、大学もIBで学んだ生徒を積極的に受け入れたいという姿勢を見せれば、IB認定校が増えるのではないかと思います。

2020年、センター試験が廃止され、大学入試は多角的総合的に生徒を選抜する時代に入ります。IB教育は最終試験の他に、2年間のテストや提出物などが全て総合的に評価されるので、こうした新しい大学入試選抜制度にあっていると思います。

IB教育は全人教育であることも忘れてはなりません。
CASといって、「創造性、活動、奉仕」をする事が定められています。勉強ばかりではないのです。長男は芸術活動、運動、ボランティアをしていました。指導の手引きはこちらです。様々な学校がこういう指導を始めていますが、やはり入試に評価されるというのは嬉しいものです。

このブログでは何度も書いていますが、 IBが提唱する10の学習者像は実に素晴らしい。これからの教育で伸ばすべき能力です。我が子や参加生徒の教育に迷った時、私はいつもこれを思い返します。

アメリカの現地校のすぐれた点について


現在三男が通っている公立校には素晴らしいシステムがあります。
これは、海外で子育てをしている人のブログでもよく書かれていることですが、毎日のように宿題や小テストがあり、出席状況や成績(教科別に、その日のテストの結果と、その学期中の平均スコア)がその日か遅くても翌日のうちに、学校から連絡システム(MoodleやSkyward)で、親や子どもにメールなどで届けられるのです。

このシステムは親からすると本当にありがたいです。日本のように試験前だけ勉強をするのではなく、日々の規則正しい勉強の習慣がつきますし、自分の子どもがいつどの教科でつまづいているのかがすぐにわかるからです。
中高生にありがちな「宿題をやったふりをして実際にはやっていない」は通用しません。
成績が下がれば、その時点で親も子どもも生活を見直すことができます。
成績がいいうちは、子どもに好きなことをさせてあげられます。
親と学校が一緒に子どもを見守ることができるのです。
日本のように、学期末に結果が出た時には取り返しがつかなくなっているといったようなこともなく、親が不安になることもありません。
是非、日本にも入れてもらいたいシステムです。
IBよりずっと簡単だと思います。

息子の学校は、IB校ではないのと、息子はまだESLを抜けたばかりで基礎的なことを学ぶクラスにいるので勉強の内容は従来型です。学んで覚えてテストを受けるの繰り返しです。

英語、数学、理科、社会の4教科は、アカデミック(標準クラス)、AP(Advanced Placement 発展クラス)、GT(Gift and Talented 才能のある優秀な生徒向けクラス)の3段階に分かれています。私の息子は、数学以外は標準クラスなので、宿題やテストが基本的な問題なのですが、たまに、GTの問題を目にすると、思考力を試される記述の問題が多いなぁと驚かされます。きっとそのレベルの生徒にはIB的なアプローチが求められているのでしょう。

アメリカでは、上記の主要な4教科は必須なのですが、その他は選択教科です。
音楽や体育ディベートやコンピューターや外国語などが2つ選べます。そして、すべての教科が毎日あります。中学2年生の時間割は月曜から金曜日まで8時限あり毎日同じです。
たとえばこんな感じです。

1限目 08:30 - 09:16 (英語と文学)
2限目 09:21 - 10:07 (英語と文学)
3限目 10:12 - 10:58 (数学)
4限目 11:03 - 11:49 (演劇 選択授業)
昼食 11:54 - 12:23
5限目 12:28 - 01:14 (体育 選択授業)
学活  01:19 - 01:47 (学級活動 宿題などをやることもできる) 
7限目 01:52 - 02:38 (理科)
8限目 02:44 - 03:30 (社会)

5分間の間に生徒たちは慌ただしく、教室を移動します。(クラスに遅れると親に連絡がきます)

1時限目の前と放課後には、チュートリアルといって、希望者は週に1−2回、先生の教室で補習をしてもらえます。無料なのでできるだけ行かせています。

さて、日本。

長男と次男の通った中高一貫校は、校則が厳しく、(ありがたいことに携帯電話の持ち込み禁止)、先生の面倒見がよくて、部活も熱心な、伝統的な進学校でした。

日本の教育の私が好きな点は「部活」です。
息子たちは、顧問の先生から、先輩から、同期や後輩から、そして辛い練習を乗り越えながら、どれほど多くのことを学んだことでしょう。部活の顧問の先生方の負担を考えると、外部のコーチに頼むか、先生に報酬を払うかという現実的なところに来ていると思います。

次に素晴らしいのは「給食」やお弁当
アメリカのランチは栄養がとても偏っています。ですから日本人は大抵お弁当を持って行っています。日本の給食は本当に素晴らしい!!!! 食育を兼ねています。

また、文化祭や体育祭を生徒たちで作るのもいいですね。
私は、愛知教育大学附属名古屋中学校に通ったのですが、文化祭に毎年テーマがあり、(今もそうなのでしょうか)1年生の時は「愛」でした。
中一が「愛とはなにか?」について、毎日議論するのです。友情との違い、無償の愛など、白熱しすぎて泣いちゃう子もいたほどです(私?)
その時、担任の長谷先生がぽそっと紹介してくれた灰谷健次郎の詩は、その後の私に大きな影響を与え続けています。

日本の中高はいいところがいっぱいなのですが問題もあります。

その一つが、勉強の内容が私が30年前に学んだのと教科書の内容が驚くほど変わらないことです。これはこの学校に限りません。皆さんもお子さんの教科書を見てみてください。懐かしいほど昔と似ていませんか?山川の世界史を見ると懐かしさを覚えます。 
この方のIB校のレポートは、IB校の新しい教育内容をとてもわかりやすく説明してくれています。)

私が見たアメリカやシンガポールの高校生の教科書は、昔のものとはくらべものにならないほど新しく、難しいものでした。時代に必要な知識を時代にあった方法で教えてもらいたいものです。ちなみにシンガポールの学校では中学から関数電卓を使っています。アメリカの学校ではまだ使っていません。

私は暗記を全く否定しているわけではありません。たしかに若いうちに暗記はしたほうがいいとは思います。私も自分の生徒たちには英単語をたくさん覚えさせています。

教育現場で働いているわけでもないのに教育を語るのは難しいです。でも、いろいろな学校を深く観察してきた親の立場から書かせてもらいました。

でも、アメリカから何かいい情報ありましたら、またシェアしていきますね。
先日行われた、都立国際高校IBコースの説明会

2017年 春のシンガポール留学 実施します!

2017年の春は私がアメリカから行かれないので、引率者を募集したところ、4名からのお問い合わせがあり、今回は年下ですが私がとても尊敬しているInternational Women's Club JAPANの代表理事の竹村真紀子さんに引率していただくことになりました。

もと留学カウンセラー、シンガポールに在住経験があり、英語も堪能、二人の男子の母親で、今は毎週のように国際教育を目的とした教育イベントを開催している企画力、段取り力、教育力が抜群のスーパーウーマンです。

2017年春も実施できるとシンガポール側に連絡したら、学校も旅行会社もホームスティ先も現地の学生も大喜び! 日本の生徒たちは礼儀正しく、向学心もあるからでしょう。

2年前に一緒にツアーを行ったタイのツアーグループが加わる予定です。(ただし、今年の春、タイは催行最低人数を集めることができなかったので確定ではありません。)

そして、来年の春休みは、ナンヤンポリテクニック(16歳から20歳くらいの生徒が通う高等学校)の春休みとしっかりと重なります。さくらんクラブという日本文化サークルのメンバーがスタンバイしてくれています。この夏、初めて手伝ってもらいましたが、本当によく生徒の面倒を見てくれて大助かりでした。今度はそれをもっと発展させたプログラムを作ります。
例えば、小さなグループを作って、1日、科学館や動物園を回るなんてどうでしょう。
ワークシートを持って一緒に謎解きをしながら回れば英語を使いながら、楽しく学べますよね。教室の授業とは違った学習効果があると思います。

細かなスケジュールは、参加者のプロフィールやタイや現地の状況を決めて微調整します。内容はこれまでと大体同じです。

期間 2017年3月24日(金)夜 から4月5日(水)朝
料金 278,000円+航空運賃 (12月15日までにお申し込みの方は8000円の早割)
内容 
シンガポール留学には、5つの目的があります。 英語・歴史・異文化・教育・友達作り
詳しくはこちらをお読みください。

文法、読解、英作文を中心とした英語授業
歴史、異文化を学ぶガイド付きツアー
シンガポール人宅でのホームスティ(プール テニスコート付き)
現地の学生との交流
ユニバーサル・スタジオ、セントーサ1日パス、Wild Wild Wetなどで日本にはないアトラクションを体験しながら、経験値を高める機会がぎっしりと詰まったツアーです。
2016年夏ツアー シンガポールフライヤー(観覧車)

詳しい情報はこちら
これまでの参加者の感想をこちらに載せました。

お問い合わせはこちらまで。2016年12月15日までのお申し込みには早割があります。

2017年 春のシンガポール留学の引率者募集

募集締め切りのお知らせ

おかげさまで、2017年春休みは、素晴らしい方に引率していただけることになりました。
詳しくはこちらをご覧ください。






シンガポールで見つけた格言


生徒たちが勉強している教室の廊下で上のような格言を見つけました。

もし君に学ぶ意欲がないならば、誰も君を救えない
もし君が学ぶと決意したならば、誰も君を止められない

本当に真実だと思います。

インドや中国シンガポールの親たちと話していると当たり前のように「教育が一番大事」という言葉が出てきます。
日本はどうでしょうか。



シンガポール留学(引率付き)終了しました。

2週間のシンガポール留学 無事終了。
今回は、ナンヤンポリテクニックの「さくらんクラブ」の生徒たちがほぼ毎日のように、放課後の活動に付き合ってくれたおかげで、これまで以上にいい留学になりました。

17歳から22歳くらいの学生たちが学んでいることのレベルの高さを見て私も驚きましたし、きっと日本の生徒たちも感じることがあったと思います。

英検2級クラスは一番人気のダリル先生が英作文を見てくれました。
英検準1級準備クラスは2つに分かれ、息子のクラスでは読解60ページ 語彙50ページ、英作文10ページ進んでいました。もらったプリントの束は厚さ2センチ以上になります。
もう一つの高校生のクラスも生徒たちは夜遅くまで、そして終わらない時は朝早くから宿題をしていました。11月に朗報が聞かれるといいです。

今回は私も二人の高校生とホームスティをしました。
ペラナカンのホストマザーが作ってくれるご飯が毎日本当に種類豊富で、アジアはいいなぁって思いました。(今住むアメリカはその点は劣っています)。フードコートで食べるローカルフードも大好きですが、家庭料理は脂っこさが控えめであと1年くらい泊まりたい気分でした。毎日いろいろなことを話し合いました。話し足りないくらいでした。

シンガポールの学生たちは本当に礼儀正しく優しくて、私が朝6時発の便で発つと知ると空港に泊まって見送るというのでびっくり。
最終日のホテルには大きなリビングルームが付いていたので一緒に泊まってもらい、そしてそこでみんなでボーリングに行ったり、トランプをしたりしていました。日本式の「大貧民」とシンガポール式の「大貧民」はちょっとルールが違いますが、互いに教えあって遊んでいました。
最初は聞き取れなかった日本の生徒たちが、数時間のうちにみるみる私が聞き取れないような言葉も聞き取れるようになっていくのを見て、若い子の耳っていいなぁって思いました。
兵役について話したり、日本のアニメやゲームの良さについて話してもらったりしました。私自身、アニメやゲームは苦手分野ですが、こんなにも多くのアジアの学生を魅了しているのには敬意を払います。霊夢ちゃん、がんばって!

成田で飛行機を乗り継ぎ、ヒューストンへ。
日本にいる家族や友達に会えずに寂しい思いをしながらアメリカに入国しましたが、家に帰るとオリンピックの様々な競技が時差もなく生放送でたくさん見られることが判明。

女子バスケット 頭一つ分大きなベラルーシの選手たちを相手に逆転逆転の手に汗握る勝負でついに勝利!泣けました!

水球 ギリシャ相手に白熱の試合展開。1点差で負けてしまいましたが、練習のきつさを聞き知っているだけにこれも感涙。

水泳  萩野選手の400米メドレーの金メダルはきっと日本でも見られたでしょうが、アメリカでも日本の水泳の技術の高さは大絶賛です。

本当に日本の選手たち頑張っています。

私も頑張ろう





ナンヤン・ポリテクニックの生徒たちとの交流

今回で7回目の「中高生のためのシンガポール留学」ですが、実は毎回進化しています。
2013年夏 授業中、学生のスピーキング力のなさを実感。 ⇨ 事前のオンライン英会話を必須化 全員ホームスティに。
2014年夏 ホームスティ先のWifiを使わせたら子供達が部屋にこもった⇨  デジタルデトックスツアーに
2015年春 日本人だけでは物足りない ⇨ タイや中国の生徒と合同ツアーに
2016年夏 タイや中国の生徒の年齢が若すぎる ⇨ シンガポール人の学生との交流

日本が好きなシンガポール人学生との交流は、私がずっとやりたいと思ってきたことです。何度も日本語の語学学校のメールを書こうとしてはやめていました。
ところが今回は素敵な縁があって、ホームスティ先からも近いナンヤンポリテクニックにある日本文化サークル「さくらんクラブ」のメンバーと交流することができることになりました。

ちなみに、さくらんとは日本の桜とシンガポールの蘭をかけた言葉だそうです。
私はてっきり桜と錯乱をかけたジョークだと思っていました。

2日目の放課後にナンヤンポリテクニックを訪ねました。
なんと私の生徒と同じくらいの数の生徒が迎えてくれたので、できるだけ生徒たちに話す機会を与えるために、クジを作って、1対1で1時間学校の中を見学ツアーに行ってもらいました。
思った通り大好評。
進んだ教育施設にみんな驚きながら、友情を育むことができました。

その後、全員で、ノベナにあるチキンライス屋さんでご飯を食べました。
席も日本人とシンガポール人が交互になるように座って、とても楽しそうでした。
シンガポールの生徒たちの生徒たちにノートやテキストを見せてもらいました。
あまりに高度なことを17歳ぐらいの生徒が学んでいることを知って、みんなも私も驚きました。

ポリテクニックとは高校1、2年生から4年間通う学校です。大学よりも実学に重点を置いています。明らかに日本の大学の3、4年生よりも難しいことをやっています。日本がんばれ!!

2017年春の参加生徒とナンヤンの学生の交流の様子はこちら

2017年10月 追記:
2017年夏ツアーでは、なんと2週間で、25名の学生、のべで150名の学生が私のツアーに参加してくれました。人数を制限しても、試験中でも、毎日のように私たちのツアーに参加して、私の仕事を手伝ってくれます。宿題を見てくれたり、一緒に遊んでくれたり、一緒に観光してくれたり、おすすめローカル料理を教えてくれたり、迷子にならないように小さなグループを担当してくれたり大助かりです。
日本人だけで固まってしまうツアーだけは作りたくないので、このスタイルは続けていきます。
私1人で、ナンヤンの生徒たちの管理ができるのはSignupgeniusを使っているからです。








シンガポール留学2016夏 始まりました!

7回目のシンガポール留学が始まりました。
今回は私はアメリカから成田経由でシンガポールに行きますが、航空券の値段があまりに違ったので、10名の生徒はほぼ同じ時刻の別の便に生徒たちだけで乗って行くことになりました。
最年長17歳のA君にリーダーを務めてもらい、皆無事に搭乗ゲートに到着。
シンガポールでも、30分ほど前に着いた私たちが出迎え口で待っていると(シンガポールの空港は壁がガラス張りなので、荷物を取る生徒の姿がよく見えます)みんなそれぞれの荷物を持って出て来ました。ちょっと誇らしげで少し大人になった表情でした。


空港からコスタサンズリゾートへ
夜の到着なのですぐに寝てもらいました。翌朝の集合時間にはみんなきちんと待っています。とても優秀なメンバーです。

早速、市内観光へ
ガイドはムーンさん。とてもゆっくりと話してくれます。
最初に向かったのは、シンガポールフライヤー 黒川紀章氏設計の見事な観覧車です。窓からも黒川紀章氏と丹下健三氏の建物を見つけ、これからの若い人たちにも頑張って欲しいという思いを新たにしました。
ここからシンガポールの主要な町を見ることができました。

次に行ったのが、マーライオンパーク
シンガポールのシンボルがどうしてマーライオンなのか、生徒の皆さんは帰ったらご家族に説明してくださいね。

それから、ガーデンバイザベイ
ちょうどお昼時だったので、スカイウォークが空いていました。ただ、登るのは8ドルです。私が3ドル出すよ。というと、400円?じゃ行く!としっかり者の中高生です(笑)
私も初めて登ったのですが、景色がとてもいい上に緑の風がとても気持ちよかったです。シンガポールは憎いものを作るなぁと思ってしまいました。いいものを作れば観光客はいくらでも出すのです。(ちなみにシンガポールフライヤーは33ドルです)

お腹がペコペコの学生をペラナカン料理のレストランへ。
マレー風のカレーを始めとするマレーと中華の融合したエスニック風味あふれるペラナカン料理は大好評。たまにスパイス系がダメな生徒もこれまでいたのですが、今回の生徒たちはみんな大丈夫で安心しました。楽しく美味しい2週間がこれから待っていますよ。

その次はシンガポール国立博物館です。
これまではガイドの説明について行っていたのですが、今回のムーンさんは1時間自分で好きなところを回りなさい、ということでした。
最初はそれでいいのかなって思いましたが、よく見てみると、生徒たちは自分が気になった展示を一生懸命読もうとしています。とくに日本の侵略時代のところに止まる生徒がたくさんいました。

日本が1942年にシンガポールまで侵入し、1945年に無条件降伏するまでの2年9ヶ月間のシンガポール人の苦しみについて学んでくれたと思います。。

知っておかないと将来アジアで働く時に恥ずかしい思いをしますからね。

その次は、イスラムモスクに行きました。
イスラム教=テロリスト ではない ということを教えたかったのですが、やはりモスクを見るだけでわかってもらうことは難しいと感じています。
ここのお土産やさんが一番安いので、時間を延長して、お土産ショッピングをしました。

17時。予定通りホームスティに到着
それぞれの家に引き取られていきました。
今回は初めて私は最も英語のできる2人の高校生と一緒のところに泊まりました。ホストファミリーとディスカッションがしたかったからです。

ご飯を食べながら色々と話をしました。
何を話したかって? 
なぜか、私やホストマザーの結婚相手との馴れ初めの話です。
もちろん、高校生二人からもご両親の出会いについて聞いちゃいました(笑)
英語で話したので深くは聞いていません。ご安心を。












英検合格報告が続々と

明日から2週間のシンガポール留学です。
私と三男は、アメリカのヒューストンから、成田経由で、シンガポールに行きます。
半日の時差があるため、準備の作業が夜中になって大変でした。
留学事業は、引率以上に準備段階に力を要します。

が、嬉しい報告が続々と届いています。
英検の合格報告です。

高校1年生で英検準1級の合格者がでました。帰国子女ではない参加者では最年少です。(ちなみに高1の10月に英検準1級に合格した参加者は、上智の英語科に合格しました)。
去年の夏休み、YPLSの中学生クラスに入ってたくさんの宿題を夜遅くまで頑張ってくれていた生徒です。
彼女の将来はとても明るいと思っています。大学入試もいい結果がでることでしょうし、大学でもアカデミックなことを英語で学べ、将来にその力を生かすことができるでしょう。

去年の春、英検4−5級ぐらいだった中1の生徒たちは、1年後の中2の今は、英検準2級(1人は去年の3月に合格)しています。授業の意味を一生懸命聞き取ろうとする姿勢が印象的なグループでした。

去年3級を目指していた中2の生徒が、中3で2級に合格。高校入試があると聞いているので、いい結果につながると確信しています。
参加してくれる生徒さんたちは私が考える国際レベルの英検の目安にむけて自ら努力してくれて嬉しいです。

過去に参加してくれた生徒が6人もリピーターとして、今度は観光なしのインテンシブコースに参加します。
すでに、一人シンガポール入りをしています。全くわからないといいながら、厳しい授業を楽しんでいるそうです。1ヶ月後には本当に力が付いていますよ。

テレビ局の通訳の仕事はエキサイティングで大好きですが、教育の種を蒔くこの留学事業も好きです。



ポケモンGo!

アメリカでポケモンGo!がリリースされて、大人気になっています。
我が家?
すぐに始めました!
前回、携帯ゲームで遊ばせませんと言っていたのに何故?って思われるかもしれませんね。
私はゲームに反対しているわけじゃないんです。
スキー場や児童館で、背中を丸めてゲームをしているのが嫌なのです。
ポケモンGo! は違います。子供達は戸外にでて探検を始めます。
現代の宝探しゲームです。オリエンテーリングです。

私たちはミネソタ州の湖畔にあるアメリカ人の友人の別荘にいました。
大学生の二人の兄 妹がポケモンGo!でポケモンを捕まえているのを見て、ルールを聞いて、アメリカの記事をいくつか読んでから、良さを確認してすぐにダウンロードしました。


早速、ゴルフカートに乗ってポケモンハンティング!

途中でラズベリー摘みもできます。

スマホの中はこんな感じ(すみません。これは森の中の映像ではなく、自宅の近くです。しかも夜)
正面に見えるのはポケストップ たくさんのポケモンがいます。
歩いていても、普通にポケモンを見つけることもできます。右下に表示されているのが近くにいるポケモンです。
ポケモンとの距離が示され、そこに到達すると、スマホ上にポケモンが現れます。
みんな大喜びです。親も嬉しい。
手持ちのモンスターボールをぶつけて捕まえます。
こんな風に手を伸ばしても捕まえられません(笑)。手前のモンスターボールをスワイプして捕まえます。
捕まえると、このようなリストの中に入ります。



図鑑を開くと、コレクション魂をくすぐる仕掛けになっています。うう。全部見つけたい。(すでに危険です)
捕まえたポケモンはこのように図鑑の中に入ります。ピカチュウが欲しい。明日も探しに行くぞ!


あとは、博士に返して飴をもらったり、卵を孵化させたり、経験値を高めたりして、ペットのように育てていきます。

このゲームの良い点は、友達と一緒にコミュニケーションをとりながら戸外で遊べる点です。ポケモンを捕まえる時も早い者順ではなくて、一緒に捕まえられるところがいいです。

また、史跡などにポケモンが多く配置されているようで、住んでいる人も気がつかなかった史跡に行くこともできました。

ポケモンがいたので探して行ったらそこは先住民族の史跡でした。勉強にもなりました。

その後、ショッピングモールに行ったのですが、そういうところにはポケモンがいっぱい。そして、ポケモンハンティングをしている人(10代から20代が多い)もたくさんいました。スマホを見ながら、複数人で楽しそうにハンティングしているのが印象的でした。



それでもデメリットはあります。
スマホを持っていないとできないですし、やはり 息子がスマホを見ている時間はここ数日確実に伸びました。野外で活動するので、Wifiが使えず、動画ほどではありませんが、データや電池は使っています。

このゲームは日本でもとても流行すると思います。
なぜなら、アメリカは子どもだけで歩けるところが限られているのですが、日本は安全性が高く、大人が付いていなくても、町などを歩けるところが多いからです。
夏休み、友達や家族と戸外に繰り出して、ポケモンハンティングができたら、楽しいでしょうね。

シンガポールで現地の高校生とできたら楽しいでしょうが、残念ながら、シンガポールではまだこのゲームは公開されていませんし、日本のスマホはシンガポールでデータ通信をするとすごく課金されてしまうのです。
スマホは見ないで、周りの風景を見ましょう。いろんなことに気がつくはず。




ゲームに子守をさせない子育て

今21歳、18歳、12歳の3人の男の子を育てる上で最も難しかったことは、小・中学生の時に携帯ゲームを持たせないことでした。
持たせていれば男の子たちはおとなしく遊びます。怪我もしません。家も散らかりません。お友達もすぐにできます。
持たせないのであれば、親が面白い遊びを常に提供し続けなければいけません。大変です。親の創造力と行動力が鍛えられます。
でも、長男がまだ保育園児だった頃、空気がキンと冷えたスキー場で携帯ゲームをずっとしている小学生を見て、私は自分の子供に携帯ゲームを持たせたくないと思いました。
「時間を無駄にする」とか「夜中にこっそり遊ぶ」と子育ての先輩から聞いて、サンタさんへDSのリクエストがあっても、シカトを貫きました。

今年、長男が高校時代から希望していた企業から内定をもらい、次男が医学部に合格し、それぞれの夢に向かって独り立ちをしました。
ゲームを与えないで、時間や様々な機会を与え、英語を学ばせてよかったと思いました。

私の母親はテレビの視聴時間に厳しい人でした。
食事中はもちろんのこと、普段も 30分から1時間しか見せてもらえませんでした。
9時には就寝なので、当時流行っていた「ベストテン」も見られず、翌日の友達の話についていけなくて寂しい思いをしたこともありました。
でも、本当に感謝しています。
家族は楽しい会話であふれていましたし、初期のテレビゲーム(ポンというテニスゲーム)を家族でしていました。本をたくさん読みました。
毎日のように習い事や部活がありましたし、いろいろなキャンプに参加させてくれました。特にCISVという国際キャンプに参加したことは私の人生の転機となりました。

私は未だにだらだらとテレビの前で時間を過ごすことはありません。暇な時間があると、なにか学ぶことはないか、社会に貢献できることはないかといつも考えてしまいます。

この日の投稿でも書きましたが、引率をしていると、2種類の生徒さんがいることに気づきます。
シンガポールの街、発展の空気、人々、いろんなことに刺激を受ける生徒と、あまり関心を示さず、自分から話しかけるなどのアクションをとれない生徒。普段ゲームの世界に長時間いる人に多いです。
ところが、そんな後者の生徒さんたちも、ゲームやスマホを手放し、人と接することを強要されていくうちに、だんだんと周りのことに関心を持つようになってきます。

10代って本来そういう時だと思うのです。
気になる子ができたり、自分がどういう風に見られるのか気になったり、かっこよく、かわいくなりたいって思うようになったり、コミュニケーションがとりたくなる、それが自然な10代だと思いませんか?
ゲームは否定しません。面白い遊びだと思います。
うちも三男が宿題を終えたり、厳しいトレーニングが終わったりした後には、ご褒美にTV画面でゲームを短時間させてあげています。アメリカは夏休みが長いので、教育熱心な家庭は、子どもを「ビデオゲームをさせないために、忙しくさせる(keep them busy)」ために様々な習い事や活動をさせています。

昨日、三男と図書館に行った時に、三男が「子供をゲーム依存から救うための本」という本を見つけてきました。

この本は、子供がゲーム依存になってしまった親御さん、というよりも、今ゲームをやらせていいのかどうか迷っているような親御さんとそのお子さんに読んでもらいたいです。

この本の中で、もう大人になった人たち(アメリカ人)が、ゲームによって失った時間や機会について振り返っています。様々な科学研究の結果も出ています。

「ゲームをしていると指先と頭の反射神経がよくなると親に言っていたけれど、それならバスケットボールをしていればよかった」というコメントは本当だと思います。

私はもう子どもが大きいので、ゲームを長時間していた子どもがどんな風に育ったのかを見ています。でも、初めてのお子さんの時はなかなかそうはいかないでしょう。

私の知り合いで、ゲームは頭がよくなると言って、子供にゲームをたくさんさせて、御三家レベルの中学に合格させた人がが二人います。でも、二人とも20才を過ぎた今、まだ大学に入っていません。本当に頭のいいお子さんなだけに、本当にもったいないと思っています。当たり前ですが、生きていくのに必要な能力は頭だけじゃないのです。

この本の書評を見ていると、一方的だ、という批判もあります。ゲームが大好きな人にとってはそう思える本かもしれませんが、ぜひ、そういう方(大人でも子どもでも)からの反論も聞いてみたいです。まずはこの本を読んでからご意見を聞かせてください。












ブララス島 

この島は、シンガポールに3年間住んでいた時に、私たち家族が最も好きだった場所。
シンガポールは日本と同じような都市で、澄んだ海はありません。お隣のビンタン島もビーチの水の透明度は低いです。ところが、ビンタン島の西の端からボートで5分のブララス島は、楽園です。

見渡す限りの澄んだ海 腰まで浸かっても足の指が見えます。プールのようです。

ランチタイムにいるのはいつも私たちだけ シュノーケリングをすると熱帯魚が見られます。

高校生の時の長男、まるで島の王様になった気分。

リザールさんが採ってくれるウニを食べることもできます。

このツアーを主催しているのはビンタン島の男性と結婚した日本人女性イクミさん。

毎回、日本人も大満足のサービスを受けられます。
シンガポール在住の方にもオススメです。
ルマビンタンで検索してみてください。

透明度の高い海でのシュノーケリングは、沖縄やエジプト、アジアの様々な海でダイビングをしてきた私にとって、至福のひと時です。

島に入るのに税金がかかったりして、少し高いのですが、その価値はあります。
宿泊プランもあります。
ぜひ、足を伸ばしてみてください。

日本ではできないことを体験することって私はとても大切だと思っています。



英検準1級 英作文対策

以前にもお知らせしましたが、今回から英検の出題形式が変わります。詳しくはこちら
準1級ではこれまでEメールで質問に答える形だったものが、エッセイ形式に変わります。
2級でも英作文が始まります。
2級の英作文対策がこのサイトによくまとまっていますので、参考にしてください。準1級受験者の方も読んでください。
英検が発表したようなタイプのエッセーの形式はIELTSでも頻出です。対策をしておくべきだと思います。

【準1級 ライティングテスト・問題見本】
 ● Write an essay on the given TOPIC.(与えられたトピックでエッセーを書くこと)
 ● Use TWO of the POINTS below to support your answer.(以下のポイントの2つを使って、自分の意見の説明をすること。)
 ● Structure: Introduction, main body, and conclusion (構造は、書き出し、本文、結論)
 ● Suggested length: 120–150 words (推奨される長さ 大体120から150語くらい・・・推奨なので150語を越えてもOKです。でも100語以下はNGだと思います)

TOPIC Agree or disagree: Small, independent shops and businesses can survive in modern society 

トピック(話題) 小さな個人経営の店や会社は現代社会で生き残れる、という意見に賛成か反対か?

 POINTS ● Cost ● Customer service ● The economy ● Traditional skills
ポイント コスト カスタマーサービス 経済 伝統的な技

【準1級・満点解答例】
I agree with the idea that small, independent shops and businesses will be able to survive in modern society,
(私は小さな個人経営の店や会社が現代社会で生き残っていくという考えに賛成します)
このように、書き出しで、賛成か反対かを述べましょう。

and I have two reasons to support my opinion.
(そして自分の意見を裏付ける2つの理由があります
この表現も覚えましょう。私は前の文に続けて、〜for the following two reasons とよくいいます。

To begin with, the service at small, independent shops is usually far better than the service at larger businesses and chain stores.
(まず最初に、小規模な個人経営の店は、大きな店やチェーンストアよりもずっといいサービスをしてくれます。)
まず1つ目の理由

Independent shops are usually more closely connected to their communities, and their staff members often know their customers personally and have a good idea of what they are looking for.
(個人経営の店は、通常地域とより緊密なつながりがあり、お店の人たちはお客さんと知り合いで、お客さんがどんなものを求めているのかわかっていることが多いです。)
前の文の補足説明です。

Secondly, many independent shops are responsible for producing traditionally made goods.
2番目に多くの個人経営の店は伝統的に作られた商品を取り扱っています。)
2番目の理由

The skills to make these products have been passed down over generations, and consumers today still appreciate the quality and craftsmanship of the goods that these businesses sell.
(それらの総品を作るる技は世代間で引き継がれます。そして、今日の消費者は、そうした店で売られている商品の質と職人技を評価します。
2番目の理由の説明

It is for these reasons that I believe people will continue to use small, independent businesses. (135語)
(それらの理由から、人々は、小さな個人経営店にこれからも通い続けると思います。)
結論です。

このようなエッセーを書くコツとテクニックはシンガポールでもしっかり学びます。
シンガポール留学の最も強い点は書く力を伸ばす点です。自分の考えを英語で表現する力はこれから求められていくでしょうし、なによりも楽しいです。

次のシンガポール留学、案内はこちらです。

私の留学に参加してくれた生徒さんは無料で添削指導します。ご連絡下さい。



私が考える英検の目安

いよいよ今週は英検です。
これまで参加してくれた生徒さんたちは、目標級に届きそうですね。
参加してくださった時の実力によって左右しますが、私が生徒たちに期待する級は以下の通りです。実際に参加した生徒さんたちはみなこれらの級に合格しています。

中学1年 4級ー3級
中学2年 3級ー2級
中学3年 準2級ー2級 
高校1年 準2級ー準1級
高校2年ー3年 2級ー準1級
帰国子女 準1級ー1級(英語の高校卒業をした場合) 

準2級までは、中2以上の生徒さんならちょっと集中して勉強すれば受かります。

昨年の夏休みに参加した中1の生徒さんたちは最初は5級くらいでしたが、オンライン英会話を続け、2週間、シンガポールで文法と読解と英作文を学んだ結果、10月には全員3級に合格し、今では準2級に合格しています。

日本人が国際的に英語ができない理由の一つに、学生に求めるレベルが低すぎる、ということがあると思います。子どもたちは期待して励まして指導すれば伸びていくものです。
一流大学を受験する人は、英検が発表している各級の目安は参考にしないほうがいいです。あまりに低すぎます。高校3年生までに英検準1級を受験するように励ましています。
英検準1級は難関です。 
でも、準1級に合格した生徒さんは難関大学に合格しています。
一流大学は、しっかりとした英文を読みこなせる生徒を求めています。
大学の入試問題には奇問難問が含まれることがあります。その対策に時間を取られ、基本的な文法能力が損なわれることを私は危惧します。
それよりは、英検の勉強で、語彙力を高め、読解力をつけて、英作文とリスニング力を高めてください。
準1級の単語は一見難しいのですが、大人になって新聞を読んだりする時には本当に必要な単語ばかりです。10代で覚えてしまえば一生の財産です。

最近ではオンライン英会話でも、英検対策授業をしてくれます。
先ほど横で三男がセルビア人のJacob先生教えてもらっていましたがとても良かったです。

今年も、シンガポール留学を引率します。
日本で説明会を開けないせいか、まだ定員に達していません。今回は最低催行人数に達しなくても実施します。前回の夏休みは中学生女子が多かったのですが、今回は珍しく高校生男子が多いです。

ぜひご検討ください。今お申し込みいただくと、2ヶ月間の事前準備と2週間の留学、そして10月の英検に向けた準備をします。

ご案内はこちらです。


速報! 2016年夏 シンガポール留学を実施します!!

アメリカに来て5週間、三男は、現地校が初日から楽しくて仕方がないようです。
授業がとても興味深いのです。(こちらでリポートしました。)

テキサスで留学企画をしようとあちこちのサマーキャンプを調べましたが、検討の結果、アメリカではなく、今回もシンガポールで留学を行うことにしました。

理由は3つです。
1)テキサスで、シンガポールのように中高生を集中的にしっかりと勉強をさせてくれる教育機関が見つからなかった。
2)日本からアメリカは遠く、航空運賃も高く、時差があり、参加者の負担が重い。
3)発展著しいシンガポールに見られる勢いがここでは感じられない。

今回は2つのコースを作ります。
1)引率・観光付コース
従来のプログラム。1週間目は、午前授業、午後観光、2週間目は終日授業。
英検2級予定者までを対象 私が引率します。3食 観光など全て含まれます。
夜の宿題もサポートします。
出発日 2016年7月23日(土)15時半成田集合 
到着日 2016年8月6日(土)14時10分 羽田着 9:50着
料金298,000円+航空運賃 

2)引率・観光なしインテンシブ・コース 
すでに私のツアーに参加した生徒、または英検準1級以上を目指す生徒対象。終日授業
3週間以上が望ましい。引率なし。ホームスティ(朝夕2食)と全日(週30時間)の授業が含まれます。その他はオプショナルの追加料金がかかります。
料金は1週間あたり基本料金 100,000円+航空運賃 

ともに宿泊は、いつも使っているプール、テニスコート付きのコンドミニアムです。

ご質問がある方は、こちらのお問い合わせフォームにご記入ください。
お申し込みをされる方は、お申し込みフォームにご記入ください。(キャンセル料はかかりません)

要項はこちらです。

追記: 早速、引率付き、引率なしコースともに、お申し込みが入っています。
引率なしコースにお申し込みの3名は皆さんリピーターです。
空港のお迎えもいらない、ということで、頼もしく成長した姿を見て誇らしくなりました。
私の子どもたちも、毎年のようにこの学校に通っていましたが、レベルが細かく分かれているので、自分で行かれるようになることはとてもいいことだと思います。


アメリカ授業レポート 理科が本当に面白い!

三男がヒューストンの6年生に通い始めて約1ヶ月。
初日から、「楽しくて仕方がない」と言って帰ってきます。
授業が面白いそうなのです。いつか見学をしたいと思っています。
理科の宿題も、実に楽しいです。
日本でもこんな宿題が出たら、みんな理科好きになるんじゃないかなと思います。
日本の先生方、参考にしてください。

だいたい週に1つずつ、面白い宿題が出ます。
① ジェットコースターを設計する。

この週は、エネルギー保存の法則を学びました。
コースタークリエイターというサイトを使った宿題です。


上のボタンをクリックすると、ジェットコースターの作り方の説明が始まります。
下のボタンをクリックすると、自分でジェットコースターを作れます。
PE(位置エネルギー)がKE(運動エネルギー)に変わることを理解して、スリルがあって、コースの最後までたどりつけて、なおかつ停止位置にきちんと停まるジェットコースターを設計します。(必要であれば英語の説明を訳します。お問い合わせ先にご連絡ください)

学校では2300点以上が出たら合格、と言われていましたが、これには親子ではまり、結局、三男は3890点という高得点のジェットコースターを作り上げて、クラス最高得点を取り、先生からクッキーをもらいました。
遊んでいるうちに、位置エネルギーが運動エネルギーに変わる感覚がわかるから不思議です。とてもよくできたソフトです。無料なのでぜひ利用してみてください。

② エッグドロップ(卵を落としても割れない構造を設計)
これはアメリカでは昔からあるプロジェクトのようです。2階から落としても生卵が割れない構造物を作ります。

最初にこの宿題を聞いた時、「そんなの画像検索すれば、すぐに答えが見つかる」って思いました。
ところが、ところが、
使っていい材料や条件が、毎年、先生によって、違うのです。

今年のテーマはこんな感じでした。

Egg drop project
You MAY work independently or in a group of 2. No more than 2! (一人か二人で作る)
You may design a structure using ONLY the supplies listed above to protect a raw egg from a 2nd story drop. We are NOT launching the egg, simply dropping it out my classroom window. (生卵を2階から落としても割れない構造を以下の材料だけで作ること)
This project is a TEST GRADE. Grades are as follows:
(このプロジェクトはテストの成績になります)
o Egg survives with no cracks/damage = 100( ひびも入らなければ100点)10
o Egg is cracked but intact = 90 (ひびが入っても無事なら90点) 
o Egg has lost its innards = 80 (中身が出たら80点)
o Student uses more supplies than on list or uses supplies that are NOT on the list or creates an air resistance design = 75 (リスト以外の材料を使ったり、空気抵抗のある構造を作ったら75点)
o Student doesn’t participate, tries to “cheat the system”, shows no effort in creating a design (uses a boiled egg, puts an egg in a sandwich bag with some cotton balls, etc.) = 0 o (参加しなかったり不正をしたら0点)
If your structure is difficult to open after it’s dropped and it takes me morethan 3 minutes to cut it open to inspect your egg = minus 10 points
(落下後、構造物から卵を取り出すのに3分以上かかったら10点減点)

NO BUILDING or REDESIGN will be allowed on your drop day. I supply NOTHING. I will have to cut open your structure to inspect your egg after it’s dropped. Eggs and structures will be TRASHED at the end of the period. You may NOT take your structure or egg with you. So take a picture of it at home! (当日の設計変更不可。材料の提供もなし。落下後卵を検査します。持ち帰り不可)
BONUS +5pts
You may build and test at home as much as you wish. NO building or trials/tests at school at all. (試作と実験は家ですること、学校ではしない)
TAKE a picture of YOU building or launching your egg at home! You must be
IN the picture with your structure! Post the picture to Instagram with the hashtag #papadrop2016
(写真を撮ってインスタにあげれば5点加算)

Here is the list of approved materials. You do not have to use all of the materials, but you must use ONLY the materials from this list. (利用していい材料は以下の通り。全てを使う必要はないが、これ以外の材料を使ってはならない)


  •   One white large or extra-large raw chicken egg. You many not alter the egg!(白い殻の生卵、または、特大サイズの生卵 卵に細工をしてはならない!)
  •  Choose either 4 paper 5 oz. dixie cups  (make sure they are 5oz!)Or 3 toilet rolls(NO toilet paper on them!) 5オンスの紙コップ3個。またはトイレットペーパーの芯4本(ペーパーは付いていてはいけない)のどちらかを選ぶ。
    You may NOT use both – do NOT mix cups and paper rolls! One or the other but NOT both!
  •   10 regular straws (straight or bendy) not coffee straws, stir sticks, Whataburger giant drinking straws, etc. Just plain ol’ straws! 普通のストロー10本
  •   25 wooden toothpicks pointy or flat tipped or rounded...don’t care! 25本の爪楊枝
  •   25 Popsicle sticks I don’t care what size you use. I also don’t care if they are plain or colored sticks. (25本のアイスキャンディースティック 棒製菓用、工作用に売ってます)
  •   10 cotton balls regular/jumbo...don’t care! You MAY “fluff”! (コットンの玉)
  •   1 sandwich bag - NOT gallon/quart/snack/etc! Just sandwich size!! WARNING!!! HEB sells extra- large sandwich bags! DO NOT USE! The box is labelled extra-large or large sandwich bags! NO! (サンドイッチ用の小さなジップロック)
  •   1 meter of string/yarn you MAY cut up into smaller lengths (糸か毛糸1m)
  •   50 cm of masking OR scotch tape no wider than 1 inch - (no duct tape/mailing tape/wider width/etc.) be careful here...I have seen some kids projects who used an entire ROLL of tape! You want to cut off 50 cm and work with only that strip of tape. Not pull off strips and forget how much you’ve used. (マスキングテープかセロテープ50cm)
  •   6 rubber bands I don’t care about color, size, etc. (輪ゴム 6本)
  •   10 paperclips (no size specification) You MAY change the shape. (ゼムクリップ10本 形を変えてもいい)
  •   Glue (Elmer’s, Gorilla glue, hot glue, super glue) No construction adhesive! You may NOT coat your egg or glue anything to your egg! (のり 木工用ボンド、瞬間接着剤は使用可能。 建築用接着剤は禁止。
  • You may NOT use the glue, tape, string, or anything else to strengthen your egg!! Glue, tape, string, etc. is for either holding your structure together or for packing material. You may not adhere anything to your egg. Your egg may be surrounded by supplies, but they may NOT be glued or taped to your egg. (のりやテープで卵を補強してはいけない。卵に何も接着してはいけない。卵は材料で覆われていてもいいが、のりやテープで接着してはいけない)
    You may NOT design a parachute, wings, or ANYTHING designed to “CATCH” the air to slow the descent!! パラシュートや羽などで空気を捉える構造は禁止。Your structure may be NO LARGER than 12x12x12 inches. 大きさは12インチ以内

最初に作ったものは見事に失敗。綿やストローなど柔らかいもので覆っただけでは卵は守れないことがわかりました。
いろいろな構造を試した結果、決して卵が割れない構造が出来上がりました。
(写真を後でアップします)
日本でもこういう宿題が出ればいいのに、って思います。アイスキャンディーの棒の代わりに割り箸でもいいですよね。

③ 板書はパワーポイントで、頻繁にビデオを見る。

授業はほぼパワーポイントのプレゼン形式行われるようです。随所に質問する箇所があり、生徒はどんどん答えるそうです。確かに一回作ってしまえば何度も使えますし、パワポでしたら、画像や映像も組み込めます。何よりも板書をしている時間はもったいないですよね。
そして、数分の実験ビデオを見るようです。
Bill Nye the science guy というシリーズです。生徒たちはこの時間が大好きで、オープニングの歌は思わずみんな口ずさんじゃうそうです。これは日本にもありそうですね。
NHKの10min box も確かに素晴らしいとは思いますが、やっぱり授業中は笑いたいですよね。
私は専門が映像翻訳なので、ご依頼があれば、字幕をつけることもできますが、ここはやっぱりNHKさんに頑張ってもらってそれを世界に発信したいところです。

④ テスト

とはいうものの、そんな楽しい授業ばかりではありません。
明後日は期末試験です。暗記することがいっぱいです。そんな時はいつもクイズレットを使います。リンクをクリックすると三男と私が作ったクイズレットのカードが出てきます。
できるだけ英語だけで学ぶのではなく、日本語と英語の両方で学ぶように伝えています。

生物 (顕微鏡の構造と役割 生物の分類細胞の構造、)
物理 (エネルギーの移動熱の移動
地学 (太陽系の星とその特徴

学校のホームページにある理科の担任の先生のページに行くと、授業で使ったパワーポイントや、配布プリントなどがいつでも見られるようになっていて、復習に最適です。とても親切だと思います。
この1ヶ月で、三男は理科が大好きになりました。それって、とっても大切なことだと思います。

アメリカの6年生の理科のレポートでした。

シンガポール留学 2016年夏を実施します。 
詳しい募集要項はこちらです。





英検の試験内容が変わります。

みなさん、ご存知でしたか?
2016年の6月の英検から英検の試験内容が変わります。
受験生にとっては難しくなるとは思いますが、これまで以上に役に立つ能力が求められるようになるので私はとてもいい改革だと思っています。

準1級では、これまで英作文はEメール形式でしたが、エッセイ形式に変わります。
与えられたポイントを使って、序文、本文、結論でまとめます。
大学入試でもこの形式が求められるので、英検の試験対策がその後に役に立ちます。

2級でもライティングテストが課せられるようになります。それに伴い、語句整序問題が削除されます。(これも朗報です)

合格不合格だけではなく、4技能(読み、書き、話し、聞く)のどれが強くて、どれが弱いかも評価されるようになります。

詳しい情報はこちらをご覧ください。
そして、受験生は、英作文の練習をきちんとしてください。
まず結論を述べて、その理由を述べて、最後にもう一度結論を言う、というパターンになれることが大切です。
様々な身の回りのことや社会問題について、自分の意見を持つことも大切です。日本語で言えないことは英語でも言えません。

勉強方法は、問題集を使う方法もありますが、私は英検1級を受けた時にはこのサイトの過去問を解きました。
この形式はTOEFLやIELTSでも頻出の英作文の問題形式のようです。ということは例題が世界中のサイトからでてきます。「essay writing agree disagree」で検索したらこんなページにヒットしました。例題がたくさんですね。
自分で書いてみて、オンライン英会話の先生に添削してもらうのもいい方法だと思います。解説付きのページがあったらまたご紹介します。見つかったら教えてください。

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