春の留学は高1以下の中学生がメインでしたが、すでに2級を持っていて準1級を受けるレベルの生徒が8人もいます。
今回の夏ツアーも、2級にすでに合格している生徒が7名。そのほとんど中学生です。
年々、私の周りの中高生の英語力が上がっている気がしています。
とてもいいことだと思います。私が考える大学入試や就職に有利になる英検の目安はこちらです。
今日は三男は学校の最終日。学年末試験の数学と歴史を終え、たくさんの生徒にお別れを告げ(6月に本帰国します)、そして、先ほどヒューストンからロサンゼルスに着きました。
明日、英検1級に初挑戦するためです。
最初は無謀は挑戦かと思いましたが、直前の追い込みが効いて、もしかしたら、というところまで来ています。もしも落ちても、この1ヶ月間勉強したことは彼の財産です。
その方法をおしらせします。
語彙
1ヶ月前は、語彙がほとんど解けませんでしたが、キクタン1級の単語を地道にクイズレットに入力しながら覚えて、だんだん正答率が上がってきています。キクタンのいいところは、熟語と文が出ているので、覚えにくい単語は熟語や文で覚えることができることです。
現地校でラテン語の語源を少し習っているので、語源で覚えることもあります。
単語は本当に自分で覚えるしかありません。塾も家庭教師も必要ありません。
それだけでは飽きるので1級用の単語テストをしました。
読解
これは、最初から点数が取れました。理由は幾つかあります。1)読み聞かせをたくさんしたせいか、ゲームをしないから時間があるせいか、読書が好きで、精神年齢が高い。
2)現地校で早めにESL(外国人クラス)を抜けて、アメリカ人と同じ高度な英語の授業を受けてきた。
3)週に3-4日は、DMM英会話を受講し、デイリーニュースを読んでいる。
英作文(エッセィ)
英作文は課題です。配点も大きく、課題の内容も難しいからです。たとえば、直近3回のエッセィ試験の問題は、
Should Japan rethink its relationship with the United States?(日本はアメリカとの関係を見直すべきか)
Should developed nations encourage immigration from other countries?(先進国は外国からの移民を積極的に受け入れるべきか)
Can restrictions on freedom of speech ever be justified?(表現の自由の規制は許されるか?)
中学3年生にはかなり高度な問題です。
英作文は、4月から日本にあるGLICCという塾で、週に1度、スカイプで指導してもらっています。
また、自分や次男のときと同じく、英検1級エッセィに挑戦を使って、どんどん練習しました。練習を重ねるごとにどんどん書けるようになってきました。
まだ文法上の間違いが多くあるのが課題です。今回の合否は英作文にかかっていると思います。
リスニング
悔しいですが、アメリカ人と毎日過ごす三男のリスニング力は、TOEICリスニング満点、映像翻訳の私よりも高いです。映画もミュージカルも普通に理解しますし、ラジオの実況中継がわかるのには舌を巻きました。帰国子女の強みですね。
準1級以下の読解のアドバイスはこちらをご覧ください。
英作文対策はこちらに書きました。
英検の勉強のいいところは、単なる試験勉強に終わらず、今後も役立つ力をつけられる点です。
追記:
三男は課題のエッセーに時間がかかり、リスニング中にも書くことを強いられ、結果数点足りず1級に落ちてしまいました。でも、英検はギリギリで受かるよりも落ちる方がもう一度勉強する機会が与えられていいのです。10月には合格すべく、今はENA国際部で英語を学んでいます。