子どもを信じるってどういうこと?
この記事にでてくる脳性麻痺の18歳のオシャンティ君は、車椅子の自操もできず、話すこともできないのですが、たった一人で大阪から京都まで介助者なしの一人旅に出ます。
その旅の様子は、記事をお読みください。
以下、旅から帰ってきた息子さんを見たお母さんのお言葉の引用です。
『子どもを守る』って何かが起きないように身体を守る事でも、
「そっちじゃなくてこっちがいいよ」と道を用意しておくことじゃない。
「そっちじゃなくてこっちがいいよ」と道を用意しておくことじゃない。
『子どもを守る』ってことは、子どもの気持ちを守る事だと私は思う。
勇気を出したり、チャレンジしたり、一歩前に踏み出そうとするその心を。
踏み出した結果、折れそうになったり、自分をほめたいと思っているその心を。
そんな子ども達の心を守る。それが私流の『守る』だ。
みんなと一緒に写真を撮る彼の横顔は、自分をちゃんと生きてゆこうとしているように見えた。
親なんて結局、
「信じる事」→「待つ事」しかできないのかもしれない。
「信じる事」→「待つ事」しかできないのかもしれない。
引用終わり
このお母さんの言葉に同感です。
私も息子たちを信じ、治安を信じて、子どもが幼い時から一人で携帯も持たせずに、あちこちに行かせました。(日本はもちろんのこと、シンガポールやオーストラリアで。アメリカはできませんでしたが)
誘拐されたり事故に遭ったりする可能性が1万分の1だとしても、一人で行動させないとよく育たない可能性は100%と思っていたからです。
信じて待つのは辛いです。
でも、信頼して、挑戦させ、遠くから見守る。必ず笑顔で褒めるようにしました。
自分がそう育てられてきたからです。
(長男の反抗期の時は信じることができず、痛い思いをしました。今ではいい経験です)
前の記事でいうところの、「迎合型」の「全く厳しくない」保護者さんたちからは、「厳しい 」とか「危なっかしい」と思われていたようです。
でも、15年たった今、間違っていなかったと思っていますし、息子達は感謝してくれています。
おかげで困ったことがあれば、人に頼って自分で解決できるようになりました。
(長男は、大学時代、体育会の短い休みは、バックパッカーとなり、世界の辺境を一人旅していましたし、就職活動の時は、親が感心するほど積極的に色々な大人に話を聞いていました。)
あと、この記事がから学べることがもう一つ。
それは他人に頼る大切さです。
「他人に迷惑をかけるな」って育てる人もいますが、私は、「できるだけ他人のお世話になって、他人のお世話をしなさい」って言って自分の子どもを育てています。
そんな私の企画するツアー、毎回ボランティアの数が増えています。
来年の春のツアーは、最初の週はシンガポール人生徒とインドネシア人生徒、2週間目はタイの生徒と1日中一緒です。
タイグループの引率のアメリカ人の先生は私と似ていてゲームを考えるのが大好きなエンターティナー。前回会って意気投合しました。面白くなること確実です。
インドネシアからは、もう1日滞在を増やして欲しい、という要請がありました。
望むところです!
インドネシアの高校生は英語のレベルも高く、日本語も話せて、とても親切です。
日本語教育のお手伝いをしたり、英語の授業を受けたり、お互いの文化を教えあったりして交流を深めたいと思います。
現在のところ、中学生のお申し込みが多いのですが、現地で対応してくれる学生達が高校生なので、高校生のお申し込みもお待ちしています。高校3年生まで大丈夫です。
詳しくはこちら。