コロナのFAXや電話対応もフォームに切り替えてほしい!
- 年齢
- 慢性疾患の有無(特に人工透析、化学療法)、
- 集団生活(寮生活)かどうか、
- コロナ感染者との接触の有無、
- 現在の症状、
- 郵便番号(住んでいる地域)
シンガポールのコロナ対策の一つ 保健所の負担を減らす
Covid19症状チェッカー(SG COVID CHECK)
日本では、2021年2月現在、いまだに症状が出た時の問い合わせ先が電話ですが、シンガポールでは昨年4月3日の時点でAIがその任務を担っています。
▼コロナ患者の入院、治療の流れ
シンガポールでは、風邪かな?コロナかな?と思う症状の時、スマホに入力すると、次に何をすべきか教えてくれるツールがあります。
それが、症状チェッカーです。
[具合が悪いときにとる5ステップ](シンガポール政府のサイト)
https://www.gov.sg/article/steps-to-take-when-youre-unwell のファーストステップです。
コロナ症状チェッカー
https://www.sgcovidcheck.gov.sg/
こちらをクリックしてみてください。
最初に、6ヶ国語が選べ、
呼吸困難や胸痛など重篤な症状だったら995(119番)に電話するか、すぐに大病院の救急に連絡するようにという表示があり、カーソルと当てると病院名が表示されます。
「I understand理解した」をクリックすると、次の画面になります。
このチェッカーは、シンガポール在住の方々が症状によって次にどのようなステップを取るべきかお知らせするものです。回答は記録されますが、個人は特定されません
年齢
12歳以下、 13歳から16歳、17歳から64歳 65歳以上 から選ぶ
慢性疾患の有無
あり、なし、あり尚かつ人工透析、化学療法 から選ぶ
集団生活
学校に通う生徒・教職員か、寮生活か
渡航歴 接触歴
過去14日間にシンガポール国外にいたか、また、コロナ感染者との接触があったか?
あり、なし で選ぶ
現在の症状
呼吸困難、咳、37.5度以上の熱、味覚・嗅覚障害、喉の痛み、下痢、筋肉痛、鼻水 無症状
複数回答可能
郵便番号
が尋ねられます。(試してみたい人は、あまり良くないことですが、郵便番号は310500、238800などを入れてみてください)
すると、状況や症状によって、異なる指示が出てきます。
たとえば、40代 既往症なし、感染者接触なし、発熱、咳
と答えると、
「近くの病院の救急に行って」と言われます。
マスクをして、地下鉄やバスなどの公共交通機関は使わないように指示されます。
65歳以上、既往症あり、集団生活、発熱、咳、味覚なし、と答えると、
PHPC(感染症対応可能なクリニック=政府からの補助をもらっている(リンク))か総合病院に予約を取るか、PCR検査を行う総合病院の連絡先が来ます。
リンクをクリックすると、緊急度に合わせて地域の病院のリストが出ます。
PHPC(感染症対応可能なクリニック)とは
PHPCとは、シンガポールで、地域のクリニック(病院)のなかでも、コロナ患者を受け入れクリニックとして認定されたクリニックです。
地域にPHPCを作り、コロナ患者の検査ができる病院とまったく受け入れない病院が明確にすることにより、患者も安心して通院できますし、病院も効率的に患者に対応できます。(ちなみに、PHPCは政府から補助金を受け取ることができや防護キットを優先的に支給されるためどんどん増えています)
ちなみに、このコロナ症状チェッカーは、データさえもらえれば、高校生にも作れる簡単なものだそうです。私の三男は、高校生ですが、学校のコンピュータの授業で作ったそうです。しかし、病院のデータなどがないため実用化はもちろんできませんでしたが、これがあれば、コロナの症状が出た時、どうすればいいのか24時間いつでもわかり、日本語ができない人にも対応ができ、全国、何百人(?)の電話相談窓口の人を、追跡調査や、予防接種に回すことができます。