シンガポール英語集中講座のすすめ

世界一安全で教育水準の高いシンガポール。成長著しい東南アジアの中心として飛躍的な発展を続けるシンガポールに、ビジネスや観光だけでなくハイレベルな教育を目指して今世界中から多くの人々が集まっています。
シンガポールでの3年間の駐在中、インター校に通った中高生の子どもの英語力を現地の授業についていけるレベルにするために見つけた教育効果の高い語学学校を、帰国後、日本の中高生にも紹介したいと思い短期留学を企画しました。今年はこれまでとは異なるツアーです。英語の勉強は日本からでもできます。次回のツアーのご案内はこちらをご覧ください。

シンガポールの、オンラインのコロナセルフチェッカーが日本にも欲しい。

 

コロナのFAXや電話対応もフォームに切り替えてほしい!

この前の投稿で、フォーム機能を使えば、人員と手間と誤入力を激減させられる話をしました。この機能を今最も使ってほしいのは、コロナ対応です。

昨年、3月、新型コロナの患者のデータががFAXで寄せられて、それを計上しているために遅れや誤りが出たという情報は、海外では笑い話でした。

今、調べたら7月の時点でも東京都と大阪府はFAXを使っていたそうで、もうその先を調べる気にもなりませんし、笑えません。

現場が逼迫している、っていうけど、ITが使えないだけじゃないのか!!!税金返せーと声を大きくして叫びたくなります。

いつもテレビで映されるコールセンターのような映像
電話がなかなか通じないというクレーム
こういう相談センターって、いつも手書きでメモを取っているのですが、これってあとで誰かが入力するんでしょうか? 
フォームを使えば、ここに写っている人たちは一人もいらなくなり、予防接種に回っていただくことができます。

たとえば、シンガポールは SGCovidCheckというフォームを昨年の4月3日にはリリースしていました。これは大変優れもので、風邪かな?コロナかな?どうすればいいの?と思う症状の時、スマホに
  • 年齢
  • 慢性疾患の有無(特に人工透析、化学療法)、
  • 集団生活(寮生活)かどうか、
  • コロナ感染者との接触の有無、
  • 現在の症状、
  • 郵便番号(住んでいる地域)
を入力すると、次に何をすべきか(オススメの病院)を教えてくれるのです。
詳しくご説明します。


シンガポールのコロナ対策の一つ  保健所の負担を減らす

Covid19症状チェッカー(SG COVID CHECK)



日本では、2021年2月現在、いまだに症状が出た時の問い合わせ先が電話ですが、シンガポールでは昨年4月3日の時点でAIがその任務を担っています。


▼コロナ患者の入院、治療の流れ


シンガポールでは、風邪かな?コロナかな?と思う症状の時、スマホに入力すると、次に何をすべきか教えてくれるツールがあります。

それが、症状チェッカーです。


[具合が悪いときにとる5ステップ](シンガポール政府のサイト)

https://www.gov.sg/article/steps-to-take-when-youre-unwell  のファーストステップです。


コロナ症状チェッカー


 https://www.sgcovidcheck.gov.sg/


こちらをクリックしてみてください。





最初に、6ヶ国語が選べ、


呼吸困難や胸痛など重篤な症状だったら995(119番)に電話するか、すぐに大病院の救急に連絡するようにという表示があり、カーソルと当てると病院名が表示されます。

「I understand理解した」をクリックすると、次の画面になります。







このチェッカーは、シンガポール在住の方々が症状によって次にどのようなステップを取るべきかお知らせするものです。回答は記録されますが、個人は特定されません



年齢 

12歳以下、 13歳から16歳、17歳から64歳 65歳以上 から選ぶ





慢性疾患の有無

あり、なし、あり尚かつ人工透析、化学療法 から選ぶ





集団生活

学校に通う生徒・教職員か、寮生活か


渡航歴 接触歴

過去14日間にシンガポール国外にいたか、また、コロナ感染者との接触があったか?


あり、なし で選ぶ







現在の症状

呼吸困難、咳、37.5度以上の熱、味覚・嗅覚障害、喉の痛み、下痢、筋肉痛、鼻水 無症状


複数回答可能







郵便番号


が尋ねられます。(試してみたい人は、あまり良くないことですが、郵便番号は310500、238800などを入れてみてください)




すると、状況や症状によって、異なる指示が出てきます。


たとえば、40代 既往症なし、感染者接触なし、発熱、咳

と答えると、


「近くの病院の救急に行って」と言われます。

マスクをして、地下鉄やバスなどの公共交通機関は使わないように指示されます。




65歳以上、既往症あり、集団生活、発熱、咳、味覚なし、と答えると、




PHPC(感染症対応可能なクリニック=政府からの補助をもらっている(リンク))か総合病院に予約を取るか、PCR検査を行う総合病院の連絡先が来ます。


リンクをクリックすると、緊急度に合わせて地域の病院のリストが出ます。



PHPC(感染症対応可能なクリニック)とは


PHPCとは、シンガポールで、地域のクリニック(病院)のなかでも、コロナ患者を受け入れクリニックとして認定されたクリニックです。

地域にPHPCを作り、コロナ患者の検査ができる病院とまったく受け入れない病院が明確にすることにより、患者も安心して通院できますし、病院も効率的に患者に対応できます。(ちなみに、PHPCは政府から補助金を受け取ることができや防護キットを優先的に支給されるためどんどん増えています)


ちなみに、このコロナ症状チェッカーは、データさえもらえれば、高校生にも作れる簡単なものだそうです。私の三男は、高校生ですが、学校のコンピュータの授業で作ったそうです。しかし、病院のデータなどがないため実用化はもちろんできませんでしたが、これがあれば、コロナの症状が出た時、どうすればいいのか24時間いつでもわかり、日本語ができない人にも対応ができ、全国、何百人(?)の電話相談窓口の人を、追跡調査や、予防接種に回すことができます。




このシステムを使えば、相談窓口は不要になりますし、外国人の人も安心です。
行政も逼迫度合いによって、案内先をその日ごとに変えることができます。

私もテレビ局でこのことをもっと知らせるようにディレクターに何度も伝えています。
日本にも夏頃には導入されると思っていましたが、ちっともその気配がありません。

アメリカのCDCはもう少しシンプルなタイプ

シンガポール以外の国はどうなっているのかな、と調べたところ、アメリカのCDCはこのようなセルフチェッカーがありました。病院までは勧めてくれませんが、十分安心できます。

どうして、日本にはこのようなサイトがないのでしょう。

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