シンガポール英語集中講座のすすめ

世界一安全で教育水準の高いシンガポール。成長著しい東南アジアの中心として飛躍的な発展を続けるシンガポールに、ビジネスや観光だけでなくハイレベルな教育を目指して今世界中から多くの人々が集まっています。
シンガポールでの3年間の駐在中、インター校に通った中高生の子どもの英語力を現地の授業についていけるレベルにするために見つけた教育効果の高い語学学校を、帰国後、日本の中高生にも紹介したいと思い短期留学を企画しました。今年はこれまでとは異なるツアーです。英語の勉強は日本からでもできます。次回のツアーのご案内はこちらをご覧ください。

英文読解の点数を上げる3つの方法(後編)

さて、英文読解の解き方、というか、英文の読み方です。
基本的なことは前編で書きました。

英検準1級を例に、英文の読み方を説明しますが、これはどの級にも当てはまります。
英検の問題には穴埋め問題と内容一致確認問題の2種類があります。
少し解くテクニックは異なりますが、心構えは同じです。

「パラグラフごとの要旨を捉える」

この一言に尽きます。

英検の読解問題は、1パラグラフに対し1つの設問で要旨を問われます。1つのパラグラフに2題問われるとはありません。重箱の隅をつつくような問題も出ません。そのパラグラフの要旨が理解できているかどうかだけが試されているのです。

それを理解した上で3つのコツをおしらせします。


コツ1 「パラグラフを全部読み終わるまでは選択肢を見ない」ことです。

英検準1級 2017年度第2回の英文です。

The Tasmanian Effect

When Europeans first reached the island of Tasmania in 1772,  they found d the culture of the native peoples noticeably different from that of the native Australians on the mainland just 250 kilometres away. The mainland Australians had bone tools, needles, cold-weather clothing, and fish hooks, but these things were entirely lacking on Tasmania. Surprisingly, though, the island's inhabitants (          ).Over thousands of yeas, however, Tasmanian culture had become increasingly primitive, and nearly all the advances the people had made were lost.

まずは、当然、スラッシュリーディング

When Europeans (ヨーロッパ人が)first(初めて) reached the island of Tasmania(タスマニア島に着いた) in 1772(1772年、),  they(彼らは) found (見つけた) the culture of the native peoples(原住民の文化が) noticeably(明らかに) different(違う) from that of the native Australians(オーストラリアの原住民と) on the mainland(本島の) just 250 kilometres away(250km離れた。). The mainland Australians(オーストラリア本島の人々はは) had(持っていた) bone tools(骨の道具), needles(針), cold-weather clothing(防寒着), and fish hooks(釣り針), but(だけど) these things(それらのものは) were entirely(すっかり) lacking (不足していた)on Tasmania(タスマニアには。). Surprisingly(驚いたことに), though(それでも), the island's inhabitants(この島の住民は) (      空欄26    ). Over thousands of yeas(何千年もの間),  however(しかしながら), Tasmanian culture(タスマニアの文化は) had become increasingly primitiveどんどん原始的になっていった), and(そして) nearly all the advances (ほとんどすべての進化)the people had made(その人々が成した) were lost(は消えた).

赤字は知っていなければいけない単語です。
青字は知っていれば、スムーズに読み進める単語です。知らない場合は赤字の知識を使って推測する必要がありますが、それでも推測は可能です。

息子を含め、私が指導した生徒の多くは、( 空欄26 )の所がくると、すぐに選択肢を読み始めます。これが間違える原因です

今回の選択肢は以下の4つ
1)seemed to benefit from this (これの恩恵を受けていた)
2)used many other useful tools (他の便利な道具を使っていた)
3)had once possessed them (昔はそれらを所有していた)
4)had become more like mainland Australians (よりオーストラリア本島の人々のようになった)

( 空欄26 )までを読んだだけでは、私でも、どれかわかりません。
ここで悩む必要はないのです。というか、パラグラフを読み終えるまでは、選択肢を見てはいけないのです。大切なのは選択肢の後の本文の流れです。

この第一パラグラフの論理の流れば全部読まなければ見えません。上のスラッシュリーティングを読んでいただければわかるように、第一パラグラフの要旨は以下のとおりです。

「ヨーロッパ人がタスマニアに行った時、タスマニア人はオーストラリア人が持っているような道具は持っていなかった。( )。しかし(however)、タスマニアはどんどん原始的になっていき、すべての進化は失われてしまっていた。」

仮にprimitive 原始的な という単語を知らなかったとしても、つぎのadvenceがlostしたでこの文脈は理解できなればいけません。一度でわからなければもう一度読んでそのパラグラフの文脈を理解するのです。タスマニアに元々あった道具がなくなったのです。

そうなると、解答は当然、(3)です。

文脈を理解する上で必要なのが

コツ2 ディスコースマーカーを覚える

特に大切なのは、ディスコースマーカーと言われる、文章の流れを示す接続詞などです。
上の文中の赤い太字のHowever (しかしながら)
これは文章の論理が変わりましたよ、という逆接の合図です。

英検の読解の空所補充問題には、必ず、接続詞や副詞節などの問題が出ます。これらはディスコースマーカーです。

この次の問27がそうです。
選択肢は

1) In exchange (それの代わりに)
2) In spite of this (にもかかわらず)
3) Compared to this (それと比べて)
4) Otherwise (さもなければ)

「ディスコースマーカーは大切ですよ。きちんと勉強してきてくださいね」という英検の問題作成者からのメッセージが聞こえてくるようです。

Quizletにリストを作りましたので、覚えてくださいね。


コツ3 内容一致問題では、設問を見てから解く(選択肢は見ない)

英検の読解問題の後半は、内容一致問題です。

Tardigrade

Tardigrades - also known as water bears - are microscopic animals that live in watery environments and feed on juices from plant cells. These unusual creatures have recently attracted scientific attention because of their ability to enter a state known as cryptobiosis. When tardigrades are exposed to radiation, extremely hot of cold temperatures, or environments with no oxygen to moisture, a certain type of sugar replaces the water in their cells. their rate of digestion and breathing, as well as their cell functions, are then reduced to 0.01 percent of normal. Although the typical tardigrade has a lifespan of just one year, frozen tardigrades that had entered a state of cryptobiosis have been revived by researchers more than three decades later.

いきなり知らない単語で驚かすのも英検ではよくあります。キーワードがわからなくてもへこたれず読み進めます。その根性が試されていると信じて。
ちなみに私も、このパラグラフのキーワードのTandigradeとcryptobiosis の意味はわかりませんでしたが、全問自信を持って正解でした。(1級の問題も読解は全問正解でした。本業が翻訳業だから当たり前といえば当たり前ですが)

さて、スラッシュリーディングタイーム!

おっとその前に コツ3を思い出して、設問を読みます。

(32) Why have tardigrades attracted attention from scientists recently ?
(どうして、tardigrades が最近科学者の注目を集めているのか?)

Tardigradesが何かわからないけど、それが科学者から注目を集めていて、その理由が第一パラグラフの要旨になるんだな、と確信して、スラッシュリーディング!

Tardigrades(なんじゃそりゃ?) - also known as(別名) water bears (ミズのクマ、なんじゃいそれ?) - are microscopic animals (微生物の動物) that live in watery environments(水分の多い環境に住んでいる) and feed on juices from plant cells(植物細胞の液を飲んで生きている、、、そんな微生物知らん). These unusual creatures(これらの変な生き物は) have recently (最近) attracted scientific attention(科学者の注目を集めている、、、キター! この後が設問の答えだ!) because of their ability (理由は彼らの能力)to enter a state (ある状態の入る) known as (として知られる)cryptobiosis(cryptobiosis クリプトビオシス?なんじゃい?せっかく答えに行き着いたと思ったのにぃ).

答えはcryptobiosis という状態に入る能力があるから、とわかったのですが、そのクリプトビオシスがなんだかわかりません。でも、ここで選択肢を見ない!!!! パラグラフを読み終わるまでは選択肢を見てはいけません!!!科学界の注目を集める理由はクリプトビオシスだ!それが何か注意しながら読もう!と心してパラグラフの最後まで読み進めます。

When tardigrades (tardigradesが) are exposed (さらされたとき)to radiation(放射能), extremely hot of cold temperatures(超高温や超低温), or environments with no oxygen (無酸素の環境)to moisture(水分ゼロ、生物には過酷やなぁ), a certain type of sugar(ある種の糖分が) replaces the water(水と置き変わり) in their cells(細胞内で). their rate (割合、なんの?)of digestion and(消化と)  breathing(呼吸の), as well as (もまた、要はand )their cell functions(細胞の働きが), are then (その時)reduced (減る、どんくらい?)to 0.01 percent of normal(通常の0.01%にまで ). Although the typical tardigrade(代表的なtardigradeは), has a lifespan (寿命を持っている)of just one year(1年間 だけども), frozen tardigrades(凍ったtardigrade) that (どんな?)had entered a state of cryptobiosis (クリプトビオシス状態にはいったtardigrade) have been revived(生き返らされた) by researchers (科学者によって) more than three decades later(30年以上も後に).

これはすごい生き物だって思いません?
このパラグラフの要旨は以下のとおりです。
「Tardigradeという変わった生物が科学界から注目を集めている。その理由はcryptobiosis。
過酷な環境に置かれるとtardigrade の水分が糖分になり、活動量が0.01%になる。そしてそのcryptobiosis状態になった冷凍tardigradeは通常1年の寿命なのに、30年以上後でもよみがえる」


ここで「へんな生き物」という本を読んだことのある生徒は、tardigradeがクマムシであると予測ができるでしょう。
クリプトビオシスの意味がわからなくても、過酷な状態では活動量が0.01%になったり、冷凍してクリプトビオシス状態になっても30年後に溶かすと生きているということがわかるでしょう。
上のように要旨がつかめれば、選択肢を見誤ることはありません。

選択肢は以下のとおりです。
Why have tardigrades attracted attention from scientists recently?
(なぜ、tardigrades は最近科学界からの注目を集めているのか?)

1)Their ability to slow down important physical processes allows them to survive in extreme environment (彼らの能力/遅らせる / 大事な体のプロセス / それによって/ 可能になる/ 生き残る / 過酷な / 環境でも)
 
もうこれはドンピシャですよね。他の選択肢を読む必要はないのですが、自信がなければその後の選択肢を読みます。

2)The large amount of sugar(大量の糖分) in their cells (彼らの細胞内の) makes them (彼らを)a valuable food source (貴重な食料源にする) for other animals (他の動物のための)

こんな選択肢を選ぶ生徒は、sugarの意味しかわかっていない証拠です。2級を再受験させます。

3)They have shown (彼らは見せてきた)that an organism's cells (organismの細胞) can remain healthy (健康なままである)for a long time (長い間)after the organism (そのorganismが) has died(死んだ後も).

これを選ぶ生徒は、不注意で、なんとなく、読んでいる生徒です。
organismは有機体、生き物という意味ですが、わからなくても、「死んだ後でも健康なまま」というところで変だと気づくべきです。死んでいませんし、活動量が0.01%になるとかいてあります。クリプトビオシスがどんな意味だろう、と注意深く読めているかが試されています。

4)The fact (事実)that they cannot digest (消化できない) sugar(糖分を) in certain situations (ある状況下では)makes them useful(彼らを有用にする) for studying (勉強するために)cell processes(細胞プロセスを)

これを選ぶ生徒も、まったく文章の意味がわかっていません。sugar(糖分)とcertain situation(ある状況)という言葉に惑わされてしまったのでしょうか。

とにかく、先に設問を読んで、それをヒントに、読んでください。それがそのパラグラフの要点です。(32)では、どんな能力で科学界の注目を集めたのか、わからない単語があってもめげずにしっかり読めるかどうかが試されているのです。

ちなみに、
次の(33)の設問は
クニエダ・タケカズの実験が示すことは、Dsupプロテインは、、、、
です。
そして、これはこのパラグラフの要点になります。

ですからDsupプロテインの意味がわからなくても、彼の実験の結果に注意しながら読めば答えは見つかります。選択肢は読んじゃだめですよ。設問だけです。
とにかく第2パラグラフの要旨をつかんでください。

本当は最後まで解説したいのですが、長くなりすぎても良くないので、ここまでにします。

3つのコツ 覚えましたね! とにかく、そのパラグラフで何が言いたいのかを読み取る努力をしてください。

英検まであと1週間。頑張ってくださいねー。



2018年春のシンガポール留学は、定員を超えるお申し込みがあり、締め切りました。
お断りをした方にはお詫び申し上げます。
2018年夏のシンガポール留学も開催する予定です。ご予約はこちらまで





英文読解の点数を上げる3つの方法(前編)

皆さん、今週はセンター試験。来週は英検ですね。
英文読解で点数が取れない、という人。
それは、語彙力がないか、読解力がないからです。

私が生徒たちに英検の受験を強く勧めている理由は2つです。
1)英検の大問1の語彙のテストで、生徒は自分の語彙力のなさに気づくから。
2)英検の読解問題は非常に良くできていて、文脈を理解できていないと解けないようにできているから。

英文読解で得点を上げる方法は3つ

1)語彙力を上げる。

あまりに当たり前のことですが、それが軽視されているように思われます。
読解で必要な文法は中学校までの文法です。(理由は(2)で説明します)
英検の大問1で半分も取れない生徒は、まずは単語をどんどん覚えてください。
私がお勧めするのはQuizletやDuolingoです。どちらも無料アプリです。
シンガポール留学に参加した生徒たちには、レベルにあった単語集をシェアしています。
紙の単語帳を見て覚えるよりも音声や画像と一緒に覚えた方がずっと早く覚えられます。

(受験の直前まで、語彙は増やしてください。次男が2016年に医学部受験をした時は、直前には医学・科学分野の英単語を集中的に学び役に立ちました。医学部受験に医学用語は必要ないという意見も多々あります。でも、過去問で医学用語が頻出する大学を受験する場合、基本的な医学用語がわかっているとより速く正確に読めます。あくまでも英語の基礎がきちんとできている生徒の直前対策です。)

2)必ず読み下す。スラッシュリーディング

まさか、関係代名詞やthat以下などの節や句をカッコで囲んでいませんよね。
スラッシュで切りながら、決して後戻りせずに読む癖をつけてください。
よく、一文が長くて大変だ、という声が聞かれますが、そうでしょうか?
それは、文章を日本語に訳しながら読んでいるからです。

英文は英語のまま読むのが基本です。基本的な構文は中学までで習っていると思います。


これからは

I go to the park on weekdaysは、
私は平日に公園に行く 

と読むのではなく、

私は行く、公園に、平日に、

と読んでください。

私は行く (to どこに?)公園に、(on いつ?)平日に 

と前置詞に導かれるように読んでいけば、疑問がどんどん解消されて気持ちよく読むことができます。

I  /go / to the park/ on weekdays / with my dog / called Bibi / which I got / from a rescue centre / which is organised / by a local volunteer group / who is concerned about homeless animals / and / working hard /to find families/ who can adopt / the unlucky animals/ to take good care of them.

私は 行く、(どこへ)学校へ (on いつ?)平日に (with 誰と?)犬と 呼ばれる(=名前は)  ビビ それ(=ビビ)は 私が ゲットした (from どこから?) レスキューセンターから、そこは、運営されている (by だれによって?)、ボランティアグループによって、そのグループは (どんな人?)心配している、(about なにを?)野良動物を、そして、一生懸命働く (to なんのために?)探すため、(なにを?)家族を、(who どんな?)引き取る、(なにを?)不運な動物たちを、(to なんのために?)よく世話をするために

という風に読んでいくのです。 慣れていくとスラッシュの幅は広がり、しまいには不要になります。
上の文を自然な日本語に訳そうと思うと大変です。延々と戻りながら読まなくてはいけません。複雑は文法構造の知識も必要です。

私は30年以上前の大学入試の時、塾の先生がいう通り、カッコでくくりながら読んでいましたが、幸い大学入試の数ヶ月前に、同時通訳方式の教材を何かの宣伝で見つけ親に頼み込んで買ってもらい、少し訓練したら読み下しができるようになりました。

今、調べたら、その商品はまだ販売されていました。
ただ、読み下し方法はとても簡単なので、別に高い教材を買って学ぶ必要はないと思います。
私の息子達やシンガポール留学の生徒達も一度教えるとすぐにできるようになります。
「スラッシュリーディング」で検索してもたくさん出てきます。


3)パラグラフごとの要旨、文の論理を理解する。

長文を読む時は、ひとつひとつのパラグラフが一体何について書かれているのか意識します。
単語がわかっても、文の意味がわかっても、ここが弱いと長文を読みきった後に論旨の流れが理解できません。

英検の問題は憎いくらいにそこついてきます。


詳しくは次に書きます。

目標の立て方

あけましておめでとうございます。
日本での充実した2週間の帰省を経て、本日ヒューストンに帰ってきました。
日本は、家族や親戚がいて、美味しい料理や温泉があって、いいことがいっぱいなのですが、高齢化が進んでいるせいか、スピード感がなく、のどかになってきています。若い世代がゆったりペースに飲まれて競争力を失わないかと心配です。

中高生の皆さん、今、ゆっくりコタツでお茶を飲んでいるおじいちゃん、おばあちゃんは、戦争や戦後を経験し、高度成長期に週6日、朝から晩までがむしゃらに働いた世代です。お父さんお母さん世代も受験戦争を経て「24時間働けますか?」と問われた世代です。彼らは競争に疲れて今はノンビリしているかもしれませんが、そのペースで皆さんがのんびりしていていいのでしょうか。今しか学べないことがたくさんあります。
皆さんは、世界の優秀な人々やAIと勝負する運命なのですよ。
がむしゃらに頑張る必要はないかもしれませんが、自分の強みを伸ばしてください。

今年の目標は立てましたか?

今日は、三男が(ハーバード大学卒の先生?から)学んできた目標設定方法を共有します。

GOAL SETTING  (目標設定)

Step1: Identify a Goal  (目標を定める)


まず、目標を定めます:

そしてその目標をチェックします。
5つのチェックポイント(SMART)
1)Specific (明確、具体的か?どのように?)
2)Measurable (測定可能か?どのように?)
3)Attainable (到達可能か?どのように?)
4)Realistic (現実的か?どのように?)
5)Time-phased (締め切りがあるか?どのように?)

つまり、ただ、「ダイエットする」だけではなく、「いつまでに体脂肪率を %にする」という目標の方がいいのです。(私は早速、詳しいデータを取りました)

次に以下のことも考えます。

What are the benefit to you for reaching this goal?
(その目標が達成できたら、どんないいことがあるか?)


Why is the goal important to you?
(その目標は、どうして大事なのか?)


Who will you share your goal with for feedback and to help keep you on track?
(その目標を共有してフィードバックをもらい、目標から外れないように見守ってくれるの誰か?)


What will you do to celebrate when you reach your goal?
(目標を達成した時に、どのようにお祝いするか?)


Step 2 : アクションプランを作成する

Goal 目標 : 

Starting date 開始日 :

Completion date 終了日 :

次にその目標に到達するための段階と期限などを決めます。
ワークシートでは表になっています。

目標に向けての測定可能なステップ1 Measurable steps to the goal:
開始日と終了日 Starting and compassion dates:
何をすべきか?What do I need?:
達成できたか?Did I achieve it?:
できなかったらその理由と解決策 Why not? What is my solution?:

目標に向けての測定可能なステップ2:
開始日と終了日:
何をすべきか?:
達成できたか?:
できなかったらその理由と解決策:

目標に向けての測定可能なステップ3:
開始日と終了日:
何をすべきか?:
達成できたか?:
できなかったらその理由と解決策:

目標に向けての測定可能なステップ4:
開始日と終了日:
何をすべきか?:
達成できたか?:
できなかったらその理由と解決策:

目標達成までに誰がサポートしてくれるか?


ステップ3:反省

Why was this goal important to me?
どうして、この目標が自分にとって大切だったのか?:

Did I reach my goal?
ゴールに達したか?

What things did I do that made it possible for me to reach my goal?
目標を達成できたのはなんのおかげか?

Did I have to change anything while I was working on my goal? Explain.
目標への努力をする中で目標を変更しなければならなかったか?説明せよ。

How did this goal benefit my life?
この目標は自分の人生にどのような利益があるか?

このワークシートはこちらにあります。

これは中学生用の目標設定ワークシートです。小学生用 高校生用もあります。

他のワークシートにも関心のある方はこちらをご覧ください。



2018年の春の留学 締め切りは1月15日です。(それ以降になっても飛行機の席がある限り受け付けますが、航空運賃が値上がりします)。詳しくはこちらまで


子育ては、すき焼き

日本に一時帰国しています。
大学生の長男次男と家族集結して、すき焼きを食べました。
私はすき焼きを食べる度に、母の話を思い出します。

22年前、長男、出産直後 、私は、マタニティーブルーだったと思います。
始めての子育て。
周りに頼る人が誰もいなくて、
泣き止まない長男を抱えながら、辛くて辛くて
名古屋の実母に電話しました。
そして
「こんなに大変なのに、お母さんはなんで4人も子どもを産んだの!?」 と泣きました。
その時 母はこう答えました。
「まりちゃん、子育ては甘いことばっかりじゃない。辛いこともいっぱいある。でも、すき焼きみたいに、甘い砂糖としょっぱい醤油があって美味しくなるんだよ。」

本当にそうでした。

このブログを読んでくださっている方、
子育て、いいこともたくさんありますが、辛いこともあるでしょう。
自分の中に溜め込まないで、いいママ友や、お子さんの教育に協力してくれる人を見つけてください。
そしてできたら、近くの困っている人も助けてあげてください。

育児を通してできた友達、戦友。
一生の財産です。




AI時代に英語を学ぶ意義はあるか?

日経ビジネスの記事「翻訳AIの進化でこれ以上の英語学習は不要?」という記事を読みました。
ヒトの脳神経細胞をモデルにしたニューラルネットワークという深層学習(ディープラーニング)機能を利用した翻訳で、AI(人工知能)翻訳の精度が飛躍的に上がっています。
通訳、翻訳の仕事は、かなりAIに置き換わると思います(涙)。
でも、外国語が苦手な人も、外国人と簡単にコミュニケーションが取れるようになるのは朗報です。
今の子どもたちが社会に出るとき、AI翻訳の利便性はますます上がっているでしょう。

では、そんな時代の子どもたちが英語(外国語)を勉強する意義はあるのでしょうか?

私は最近、そのことばかりを考えていました。

AIが翻訳してくれる時代に、英語を学ぶ必要はあるか」という記事を読みました。
この方は、YESとNOの答えがあると述べていらっしゃいます。

YESの理由は、日本語と英語の間には、単語だけではなく、議論の組み立て方や思考プロセスなどの「翻訳できない知的領域」があるから、英語を学ぶ意義はある。

Noの理由は、そのような知的領域に踏み込むほどの高度な英語力を必要とする人はそれほど多くないから、それ以外の人は英語を学ぶ意義はない。

私はこの方の考えに、おおかた賛成です。

ただ、以下の理由により、(中高生を含む)子どもは、大人以上に英語を学ぶ意義は大きいと思います。

1)仮に日本人の1割しか高度な英語を使わないとしても、今の子どものだれが将来その1割になるかわからない。英語が使える1割を確保するために、もっと多くの子どもたちが英語の習得をする必要がある。

2)AI翻訳の間違いに気づくためには、中高生が習う程度の英語力は必要。

3)若いうちに身につけたことは結晶化知能となり、一生の財産となる。

4)バイリンガルが脳にいいという実験結果は数多くある。

5)英語を学ぶと、外国に行ってみたい、外国人と話してみたいという好奇心やチャレンジ精神が強くなる。そこから得られる経験や情報は子どもの成長にとても有益である。

6)若いうちに、異なる文化の人たちと出会って交流することで、自分のアイデンティティが確立しやすい。

7)世界が広がる。日本社会が生き辛い、と感じたときに、世界中で気が合う友達や文化を見つけることができる。

8)海外の文化を直接楽しむことができて、人生経験が豊かになる。

昨日、私は家族と、英語でミュージカルを観ましたが、たくさん笑って、たくさん感涙しました。ミュージカルはAI翻訳しにくいと思います。

また、最近、私の一番のブッククラブ。毎月、外国人の友人たちと一冊の本について語り合います。様々な視点に出会えてとても楽しいです。仕事ならAIを使ってもいいでしょうが、友達とは、直に語り合いたいものです。

9)将来のビジネスの機会が広がる。
これからは自分でインターネットを使って色々なビジネスができます。
人口1億人(そのうち26%は65歳以上)の日本だけでビジネスをするか、76億人の世界を相手にするかでは、成功の可能性はかなり違ってくると思います。(もちろん、英語の部分はAI翻訳を使ってできると思うので、英語以外の得意分野の勉強をしっかりしてくださいね)

10)将来、親になったときに、子どもにもバイリンガル教育がしやすい。

結論。「AI時代もバイリンガル教育のメリットは大きい。でも、子どもが英語が嫌いで、上記のメリットがわかっても学びたがらないのであれば、無理に学ぶ必要はない。その時間で得意なことをもっと学ばせるべき」


私は、5)番の理由をとても重視しています。

最近、面白いと思った記事をもう一つ紹介させてください。

AI、シンギュラリティ、計算機自然...。落合陽一がいま、考えてること

の中で、落合陽一さんは、「これからの教育は『好奇心を育てること』」と言っています。

私は「好奇心」に加えて、「チャレンジ精神」も大切だと思っています。

刻々と変化する社会。これからは大人の言うことを素直に聞くのではなく、好奇心を持って、いろんなことにチャレンジする力が必要です。

私が企画する「中高生のためのシンガポール留学」の目的は英語習得だけではありません。
(詳しくは「プログラムの目的」参照)


シンガポール人の家に泊まり、現地の学生との時間を多く取ったり、博物館や様々な宗教施設の見学を入れたりしているのは、異文化に接することで参加生徒の好奇心が刺激されるからです。

無人島のキャンプ(今回、初企画)をしたり、絶叫系アトラクション(ユニバーサルスタジオや、プールのスライダー)に乗せるのも、経験値が高まると自信が付き、チャレンジ精神も高まるからです。

12月16日から2週間、日本に一時帰国します。
12月17日(日)に夏のツアーに参加した生徒たちと渋谷で会ってランチをしながら英検合格を祝うのが楽しみです。

私(新美)から直接、留学の説明などをお聞きになりたい方がいらっしゃいましたら、こちらまでご連絡ください。
12月17日(日)の午後 渋谷 26日(火)27日(水)の午後 都内
12月21日(木)の午後 名古屋
でお会いすることができます。
テレビ電話で説明することもできますよ。最近、Zoomという技術が気に入っています。













すでにお申し込みが15名!

おかげさまで 2018年春ツアー 募集1ヶ月でお申し込みが15名に達しました。

催行決定です!

リピーターさんが4名、過去の参加者からのご紹介が7名 

4名がブログからお申し込みくださいました。

ありがとうございます! 嬉しいです!

こんなに早く集まると、参加者のニーズに合わせた授業を作りやすくなります。

早速、学校と協議を開始しました。

彼らの目標は、英語の実力を上げること。

英検2級以上はかなり努力しないと受かりません。

私の仕事は、彼らが世界を舞台に活躍できる力をつけること。

英語力、コミュニケーション力、異文化理解力、歴史観、チャレンジ精神など、

3人の息子に教えてきたことを、過去8回のツアーで170人に伝えてきました。

みんな我が子のようです。(今年は20名が大学受験生 ドキドキしています)

子ども好きな私にとって、これ以上やりがいのある仕事はありません。

(でも、本業のテレビ局の映像翻訳やリサーチの仕事も好きです。
アメリカまで仕事を発注してくださってありがとうございます。)

これまでの応募状況は以下のとおりです。





















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