受かったという事実より、受かるだけの思考力がついたことが嬉しいのです。
英検1級の2次試験は難しいです。
次のような紙が渡されます。これは2014年に私が引いたカードです。1分間でこの中から一つのテーマを選び考え、2分間でスピーチをして質疑に答えるのです。
- Will the continued loss of biodiversity lead to environmental catastrophe?
- Is corruption an inevitable part of modern society?
- Should taxpayer money be used to support the arts?
- Can world peace ever be achieved?
- Agree of disagree: A university degree is necessary for success
- 生物多様性が減少し続けていることは、環境上の災難につながるか。
- 汚職は現代社会で避けられないか。
- 税金で芸術を支援すべきか
- 世界平和は達成可能か。
- 成功のために大学卒業は必要か。
仮に日本語であってもこれらのテーマで2分間のプレゼンをするのは難しいです。
たまに小学生で合格したという人がいますが、英語力以前にこのような問題を考えられる思考力に脱帽します。
今回の息子の1級の勉強は私は全く関与しませんでした。
反抗期で私からの干渉を極度に嫌がるからです。
でも、落ちたら次は私が教える、と言ったら、必死で問題集を使って自習していました。
1級に合格した三男は今度は、WSC(World Scholors' Cup)という思考力を競い合う大会への出場を決意したようです。3人チームを作り、5月の国内大会に向けて準備を始めました。WSCについてはこちらのリンクをご覧ください。
今年のテーマは World on the margins (周辺の世界)
このテーマで、歴史、文学、社会、科学、芸術、総合の6分野で、筆記、作文、ディベートで戦うそうです。すべて英語です。もう私の教えられる範囲を大いに超えています。
このイベントに参加するきっかけは、ある教育イベントに参加して意識の高い高校生から刺激を受けたからです。
もう私は親として子供に教えられることはすべて教えたので、あとは、いろいろな人々に伸ばしてもらえたらと思っています。
もう、私は自分が引率する生徒たちの教育をしたいと思っています。