シンガポール英語集中講座のすすめ

世界一安全で教育水準の高いシンガポール。成長著しい東南アジアの中心として飛躍的な発展を続けるシンガポールに、ビジネスや観光だけでなくハイレベルな教育を目指して今世界中から多くの人々が集まっています。
シンガポールでの3年間の駐在中、インター校に通った中高生の子どもの英語力を現地の授業についていけるレベルにするために見つけた教育効果の高い語学学校を、帰国後、日本の中高生にも紹介したいと思い短期留学を企画しました。今年はこれまでとは異なるツアーです。英語の勉強は日本からでもできます。次回のツアーのご案内はこちらをご覧ください。

今年も生徒の作文が表彰されました。


参加生徒の作文が全国中学生人権作文コンテストで地区優秀賞を受賞しました。



2週間で体験して学んだことを、こうして広めてくれることに感謝です。
現地では、学生、ホストファミリー、学校、合わせて100人を超える人たちが20人前後の日本の生徒たちの教育に関わってくれて、その数は、毎回増えています。
今回の作文にでてくる、シンガポール人と結婚して仏教から「イスラム教に改宗した日本人女性」とは、私の友人ヤスコさんです。
いつも分かりやすく、深い宗教の話をしてくれます。

では、 中2のSちゃんの作文をお読みください。

「私は、この夏休みにシンガポールに短期留学をした。これは、語学力を身につけ、子ども達に将来国際社会に貢献できる人材になってもらいたいという主催者の熱意で企画された2週間のプログラムであった。シンガポールではたくさんの人と話をする機会を得て、異文化について学ぶことができた。
シンガポールでは現地の高校生達と一緒に過ごしたが、少し驚いたことがあった。それは初めてフードコートで一緒に食事をした時のことだ。食事を選ぶ際に、ある女子学生が「私はイスラム教なので、豚肉は食べることができない」と言ったのである。そのため別の料理を勧めてみたが、「同じ店で豚肉を調理しているから、別の料理も駄目」と言われてしまった。イスラム教とはなんと厳格な宗教なのだろう、と私は思った。彼女はいつも長袖長ズボン姿で、頭にスカーフを巻いていた。おそらく宗教上の理由であることは感じていたが、一年中暑いシンガポールではなかなか辛いことであろうし、女性にだけそのような格好を強いることに疑問を感じた。
 その後、シンガポールでイスラム教の寺院であるモスクを訪問する機会があった。その時に、結婚を機にイスラム教に改宗した日本人女性からイスラム教についての話を聞くことができた。そこで、イスラム教徒の女性が肌を隠さなければいけないという決まりの理由を知ることができた。その理由は、イスラム教では女性を大切で大事な宝石と考え、布などで守るという考え方があるからだそうだ。また、ラマダーンの意味についても教えていただいた。ラマダーンとはイスラム教徒が断食を行なう一ヶ月間のことで、その期間中は日の出から日没まで一切の飲食をしてはいけないと決められている。最初にこれを聞いた時、そのような苦しいことを信徒にさせるのは酷いと思った。しかしそれにも理由があり、ラマダーンは、食事を満足に摂ることのできない貧しい人の気持ちを知り、思いやりの気持ちを育てるという目的で行われるものであることを知った。私たちに話してくれた日本人の方は、ラマダーンの期間中は全てのことに感謝の気持ちを持ち、みんなに優しく接することができるようになると話していた。
私は、今回の留学に行くまでイスラム教徒の知り合いはおらず、シンガポールに着いたばかりの頃はイスラム教徒の人には話しかけづらいと感じていた。頭にスカーフを巻いている外見に、自分と違うものを感じていたのだと思う。自分と違うものや、知らないことに対しては、どうしても怖いと感じてしまう。2週間の間に私とイスラム教徒の女子学生はたくさん話をし、すっかり仲良くなった。勿論、今の私はその女子学生のことを怖いと思うことはない。
シンガポールは多民族国家であり、中華系、マレー系、インド系、その他、と様々な民族から構成されており、それぞれ宗教も異なっている。仏教、道教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教・・・。シンガポールでは、憲法で民族・言語・宗教などを平等に扱うよう規定されているそうだ。シンガポールのような多民族国家では、違いを認め、お互いを尊重することが当たり前のようになっていると感じた。
では、私はシンガポールに行くまで、イスラム教やイスラム教徒のことについてどの程度知っていただろうか。実際にはほとんど何も知らないにも関わらず、イスラム教徒のことを「なんとなく怖い」と思い込んでいたと思う。それは、イスラム教徒の人が起こしたテロ事件などの報道などでしか、イスラム教のことを知る機会がなかったことも影響している。私はイスラム教徒のごく一部の人が行なったことを、イスラム教徒全体のイメージとして捉えてしまっていた面があったことに改めて気が付いた。これは、相手を知らないこと、知ろうとしなかったことから生まれた間違った思い込みと言えるだろう。知らないことから生まれるこういった思い込みは、差別に発展しかねない問題だと思う。
信じていること、大事に思っていることは、人によって違うのが当たり前だ。相手を尊重するということは、互いのことを知ることから始まるのではないだろうか。自分と相手は違っていても良い。どこが、どのように違うのかを理解することができれば、思い込みから生じる偏見をなくすことができると私は考える。そのためには、まず相手のことを理解するよう努めると同時に、自分のことも相手に伝えていく努力をしていく必要があることを今回の留学を通じて学んだ。」

Sちゃんをはじめとする私の生徒たちが学んでくれたことは、人生で とっても大切なことです。
私は、中高生の感性と可能性が大好きです。


2020年春ツアーのご案内


中高生のための
シンガポール・インドネシア留学
2020年春ツアー
3月20日(金)夜~4月3日(金)

日程 2020年3月20日(金) 夜- 4月3日(金) 15日間
   

料金 283,000円 + 航空券代(直行便 約10万円)

             リピーター、中学生で英検2級 高校生で準1級保持者は1万円引き
   

学校 YPLS School of Learning (シンガポールの英語塾)

授業 英語授業、観光、無人島体験、現地の学生との交流、留学前後英語指導  


対象 中学1年生から高校3年生まで 約20名 (最低催行人数 15名)

   英検3級以上をお勧めしますが、お申し込み時に4級レベルの生徒は事前に指導して3級レベルに上げます。



内容 クリックをすると関連記事にジャンプします。

  

  お問い合せ、ご予約は、お問い合わせフォーム

  お申し込みは お申し込みフォーム




あと最低4人!特に男子を 募集します!

第15回 中高生のための シンガポール・インドネシア留学 2020年春ツアー

現在のところお申し込みが11名 なんとリピーターが4名もいます。
活発な回になりそうです 。いまから楽しみです!
現地の 学生たちもとても喜んでいます!
最低催行人数まであと4名 (12月31日追記 あと3人になりました)
締め切りは1月30日です! 

「前回のツアーで学んだことが、何度も学校からの課題で役に立ったそうで本当に貴重な経験をありがとうございました。春休みもよろしくお願いします。」

というメッセージをリピーターの保護者からもらい、とても嬉しいです。

リピーターの生徒たちは、 みんな2級以上に合格しています。
準1級を持っている生徒もいるので、 レベルの高い交流ができそうです。
深いディスカッションをするには最低2級は必要です。

今は2級以下参加生徒さんも心配しないでください。
最初は誰でもそうですし、皆さんにあったクラスを用意しています。
楽しそうに話し合っている姿を見ることで、 英語力が伸びます。
純ジャパの私が通訳になれたのも、気持ち良さそうにペラペラ話す人を見て憧れたからです。
毎日のオンライン英会話と私への報告を続けてください。

この夏の中2の生徒さん3人は、お申し込みの時点では4級レベルだったのに、
出発まで毎日のようにオンライン英会話をして(多い生徒は2400分!)、
留学中は上のクラスに入り、必死でついてきたら、
秋には全員、準2級に合格しました、
1月には2級に受かりそうです。
(それにひきかえ、夏の高校1年生! 1月に2級に合格しないと恥ずかしいよ!!!小学特訓します!!!)

今の所、男子が少ないので、ぜひ男子の 参加をお待ちしています!

2020年春ツアー  募集要項はこちらです。

現在の申し込み状況 (男子 34名 女子8名 学校名と学年はツアー中も秘密です)



2020年春ツアーのご案内


中高生のための
シンガポール・インドネシア留学
2020年春ツアー
3月20日(金)夜~4月3日(金)

日程 2020年3月20日(金) 夜- 4月3日(金) 15日間
   

料金 283,000円 + 航空券代(直行便 約10万円)

             リピーター、中学生で英検2級 高校生で準1級保持者は1万円引き
   

学校 YPLS School of Learning (シンガポールの英語塾)

授業 英語授業、観光、無人島体験、現地の学生との交流、留学前後英語指導  


対象 中学1年生から高校3年生まで 約20名 (最低催行人数 15名)

   英検3級以上をお勧めしますが、お申し込み時に4級レベルの生徒は事前に指導して3級レベルに上げます。



内容 クリックをすると関連記事にジャンプします。

  

  お問い合せ、ご予約は、お問い合わせフォーム

  お申し込みは お申し込みフォーム




英語でディスカッションをする効果

国際クリスマスパーティー、無事終了!

25人の中高生と14人の大人が、 

井上創太さんのアイスブレーキングゲームを英語で楽しみ、 (日本語がわからない人がいるので)


三男がファシリテーションをするワークショップで、
「デザイン思考」を使ったワークショップ 私の作ったものよりずっと良かったので任せました。


英語でディスカッションをして、(ポストイットでアイデアを出し合い)

持ち帰ったポストイット これは一部です。多くの意見が出ました。中高生の意見を、ネイティブスピーカーの生徒や大人が書いてくれているようなメモもたくさんありました。


最後にプレゼンをしました。
私の留学に参加した生徒が英語で堂々プレゼントしていて嬉しかったです。


その後は、いろんな国の方が持ってきてくださった料理の立食パーティーを楽しみました。
フランス人マダムの作ったキッシュ。絶品でした。


みんなすごく満足してくれたのが良かったです。


英語が上手でない中高生は、外国人と議論する中高生を見て強い刺激を受けました。
外国人は「理想の学校」というテーマでディスカッションを重ねながら、日本と自分の国の教育の違いを知り驚いていました。
国籍・世代を超えて、英語で知的なディスカッションをする場を提供したい、留学に参加できない生徒にも、外国人と意見を交わす楽しさを体験してもらい、英語を学ぶ意欲につなげてもらいたい、という私の願いは叶いました。
実際に、参加した生徒数名から、英語の勉強方法についての問い合わせが来ています。

ところで、私が必死で考えたワークショップ案は、三男に「中高生には、古い つまらない」と一蹴されてしまい、自分の力不足を実感しました。
三男が、ワークショップが上手になったのは、活育教育財団のImaginExというキャンプに参加して「デザイン思考」を身につけてからです。
ツアー引率者、ファシリテーターとしての能力を磨きたいと思って、私も、活育教育財団の研修を受講し始めました。
私のツアーでは、シンガポール人やインドネシア人と学び合う時間が多いです。
次回からのツアーでは、この時間をもっと実りの多いものにしたいと思っています。

「中高生のためのシンガポール・インドネシア留学 2020年春」まだ募集中です。

詳しくはこちらをご覧ください





What's R-Startup Studio ?


What's R-Startup Studio?

R スタートアップスタジオってなんでしょう。
R Startup studio is located near Iikura crossing in Azabu, across the road of the Russian Embassy
R スタートアップスタジオは、麻布の飯倉交差点のそば、ロシア大使館の向かいにあります。(map

Some of you may have passed by and wondered what this place for? I was the one.
この前を通りかかって、ここはなんだろう、って思った人もいるでしょう。私がそうでした。

One day, an event was taken place and I had a chance to get in.
ある日、ここでイベントがあり、中に入ることができました。

It was nice with indoor hanging plants.
たくさんの観葉植物が吊り下がっていて、いい感じ
There was a very relaxing space and
とてもリラックスできる空間や

a creative space
クリエイティブな空間があって

Water was flowing inside the partition.
パーティションの中には水が流れていました
I could get a drink for free at the counter.
バーカウンターでは飲み物を無料で出してくれました。

A girl was reading a book and a boy was lying down on this green corner.
この緑のコーナーでは、女の子が本を読んでいて、男の子が寝転がっていました。 


The event was held on the basement floor.
イベントは地下で開かれていました。

If you want, you can hold a concert like this.
望むなら こんなコンサートも開けるようです。


So, what is R-Startup Studio?
で、R-スタートアップスタジオって何でしょう?

It is a startup incubator studio created in January 2019,
それは、2019年1月に作られたスタートアップ(起業)支援スタジオ。

It supports startups to solve 2000 social problems in 7 years.
7年間で2000の社会課題を解決することを目標としています。

If your idea is approved to be a good solution for a better society, you will get various support in many ways.
もしも社会を良くするアイデアだと認められれば、いろんな形でサポートしてもらえます。

The website is here
ウェブサイトはこちらです。

An International Christmas Party will be held on December 14 at R-Startup Studio
12月14日に国際クリスマス会が開かれます。

For more information or to sign up, please click here

情報やお申し込みはこちらです。
















麻布で中高生向け国際交流クリスマスパーティを開きます

12月14日(土)17時から、麻布のR StartUp Studioを借り切って、日本に住む外国人中高生と日本人中高生とその家族や友達で国際交流会+大クリスマスパーティを開くことにしました。
理由はいくつかあります
日本の中高生に英語を学ぶ楽しさに気づいてもらうこと。
英語は通じると嬉しくて勉強が楽しくなりますし、通じないと悔しくて勉強の励みになります。英語の壁の向こうには興味深い世界が広がっています。

もう一つの理由は、日本に住む外国人に対して、日本社会をもっと開くためです。
HSBCのリサーチで、日本は外国人にとってかなり住みにくい国で、特に「友達を作る」に関しては調査国33カ国中32位です。(元のデータはこちら 日本語の記事はこちら

三男が学校のサンディエゴ研修から帰ってきて、一番楽しかったのは、学校訪問をして同年齢のアメリカ人の子たちと友達になり、週末に一日中、話をしたことだったそうです。シンガポール留学を引率していても、中高生は本当に同年代が好きだなって思います。
ただ、全ての人が海外に行けるわけではありません。でも外国の同年代の子と友達になって彼らの世界観を感じたい、と思う中高生は多いはず。そこで、国内留学。日本に住む外国人家族に着目しました。
地下のセミナールームはこんなおしゃれなパーティ会場になります。

一階はキッチンバーカウンター付き、今回は飲み物はこのカウンターで、料理は奥のテーブルに置きます。百人まで入れるそうです! 社会問題を解決したいと願う起業家をほぼ無料でサポートしてくれる超太っ腹企業です。
友達のフランス人に話したら二つ返事で家族で参加してくれると言ってくれました。
今、横浜インターナショナルスクールとアメリカンスクールと青葉インターナショナルスクールの家族が来てくれると言っています。
港区の麻布にある超おしゃれな起業家支援会社R-StartupStudioも格安で場所を貸してくれることになりました。
イベント名人の陸人と由人が立てたスケジュールは以下の通り(二人はイベント前まで試験勉強に専念してもらいます。)
コンセプト
クリスマスにみんなで新たな挑戦のきっかけを
※外国人と英語で交流できます。
対象:13歳から18歳の生徒とその保護者か友達(大人も子どもも可)
プログラム
1部 
17:00開場
17:50までゲームをしながら仲良くなる!
17:50-19:00まで世代を超えて課題と夢と挑戦について語り合う
2部
19:00 クリスマスパーティ
自分の世界観を広げて、様々な人と出会い、自分の挑戦を実現するきっかけを作ろう
21:30 解散
会費は 1部 1000円 2部 2000円(または料理持ち寄り)を考えています。(一部に参加した中高生は2部の会費は1000円)
そこでお力を貸してくださる方は一緒にこのプロジェクトに協力してください。
1)パーティ料理を作ってくれる方(材料費はお支払いします) 見つかりました!
2)英語ができない中高生のためにちょっと通訳をしてくれる方
3)日本に住む外国人家族をご紹介くださる方。



来年春のツアーに新たなプログラムを加えます。

15回目となる2020年の春休みツアー
毎回バージョンアップしています。
今回加わるのは、「SDGs カードゲーム」
これを現地の学生たちと英語で行います。必要に応じて日本語の通訳もつきます。

もうひとつ加えるのは、立食パーティ。
これまで14回の留学を引率してきて、生徒たちが意外と苦手なのが、ソーシャライズ、パーティでの 知り合い作りです。
これまでも最後の方にBBQをしてフェアウェル・パーティにしていましたが、もうすでに仲良くなっていますし、屋外なので、ボール遊びなどでも盛り上がれます。初日に パーティで 気の合いそうな人を見つけて仲良くなるのにはちょっとしたコツが必要です。

英語ができても、仕事ができても、パーティになると日本人で固まってしまう社会人がいます。とてももったいないことだと思います。

私たち家族はみな立食パーティが大好きで、3人の息子たちは毎回、様々な人生の先輩たちとの会話を楽しんでいます。

今回は、この立食パーティを最初の週末に持ってきます。
参加生徒以上の数のシンガポール人の学生を招待します。
事前講習で、立食パーティで友達を作るコツもお教えしますね。
でも、基本的に中高生は友達づくりが上手です。
シンガポール人はとても外向的で、シャイな生徒の心も開いてくれます。

2020年 春ツアーの早割は11月30日のお申し込みまでです。
お申し込みはこちらまで

今年、私の留学に参加してくれた生徒たちを招いてピザパーティをしました。 次回は12月14日かな。





国外逃亡に賛成

白川寧々さんの「国外逃亡塾」ってご存知ですか?
私の言いたいことを見事に表現してくださっていて読むたびに胸がすっとします。
白川さんも海外から大きく遅れをとる日本の教育にジレンマを感じているからでしょう。

私ももっと海外留学が増えるといいと思っています。
そして、海外で受けた教育を日本の教育界に伝えてもらいたい。

私は東京外国語大学というかなりきちんとした教育をしてくれる大学に行き、1日3コマはフランス語でしたが、夏休みの2ー3週間の留学は日本の1年分、卒業後の1年間の留学は、日本の4年分にあたると思いました。本当によく勉強しましたし、そのおかげで今だにフランス語は日常生活には困りません。

中高生のためのシンガポール留学はたった2週間ですが、これまで10人程度がその後、高校生で留学をして本物の英語を国際感覚を身につけて帰ってきています。

中2までに私の留学に参加してくれた生徒さんの多くは中3までに2級が取れています。
中学までに2級が取れたら、高校の1年間、交換留学をしてみてください。
AFSは、安い(学費、生活費、渡航費込みで100ー180万円)ですし、ボランティアのサポートがしっかりしています。英検2級を持っていると公募制推薦に挑戦できます。
AFSは申し込みの締め切りが早いので気をつけて。
同様の交換留学もあるでしょう。
高いレベルの英語力があって、本気で海外のIBに挑戦したいのであれば、経団連のUWC留学もあるでしょう。(英検1級 シンガポール数学オリンピック金メダルの次男が高1の時に落ちたので相当レベルが高いと思いますが)

帰国子女でなくても、目標を高く持って、留学を組み合わせて正しい方法で勉強をすれば、今の時代、帰国子女レベルの英語力をつけることは可能です。

皆さん、頑張りましょう。
そして、外から日本を見てください。

私や白川寧々さんの気持ちがわかると思います。


シンガポール留学参加者の嬉しい報告続々

留学後の報告はもらえたりもらえなかったりするのですが、

今秋も続々と、嬉しい報告が届いています。
ありがとうございます!
報告してくださる方はこちらからお願いします。

英検準1級合格 中2のKちゃん
英検2級合格 中3のYくん Sちゃん Aちゃん 
英検準2級に合格 中2のCちゃん Hちゃん Sちゃん(全員もうすぐ2級に合格しそうな点数です)
  
留学後にフランスに1年留学して、AO入試で、慶應(法)に合格したHちゃん
留学後にアメリカに1年留学して、AO入試で、ICUに合格したNちゃん
私の留学に2回参加してくれて、昨日模擬国連全国大会で最優秀賞をとった高1のTくん

皆さんは、もう帰国子女とは変わらない、それ以上の英語力を身につけ始めています。
世界へのドアはあちこちに開かれています。
もうこのレベルになれば、世界の生徒たちと切磋琢磨できますね。


使える英語力を身につけさせたい

World Scholar's Cupの決勝大会に出場している三男から、今年のエッセーやディベートのテーマが送られてきました。

全ての参加者が同じ問題を議論するわけではないのですが、今後、参加を検討している人、考える力を育みたい先生や保護者の方の参考になると思うのでここに掲載します。

今年のテーマは

    2019: A World on the Margins(端っこに追いやられた世界)

    • Special Area - Unsolved Mysteries (スペシャル部門:解決されていないミステリー)
    • History - Neglected Histories (歴史:無視された人たちの歴史)
    • Social Studies - On the Edge of Society(社会:周辺の社会)
    • Science - Enabling Technologies(科学:なにかを可能にする技術)
    • Art & Music - Louder than Words(芸術&音楽 言葉より声高に)
    • Literature - Voices from the Margins (文学:周辺からの声)

[エッセイ] 
・あるアーティストになりきってください。あなたの友人が「あなたのアートは意味がない(pointlessだ)」と言いました。あなたは誰ですか?そしてどのように返答しますか?(アート)

・2019年の歴史をあなたの国はどのように伝えますか?またそれは他の国とどのように違いますか?(歴史)

・端に追いやられたコミュニティが反乱を起こすべきなのはいつですか?(社会)

・「吟味されざる生に生きる価値なし」(スペシャル部門)
[ディベート] (YESかNOに分けられ 1人4分間話す)
・歴史の教科書に出てくる人物の子孫はそこに書かれて入ることを編集する権利を有するべきである。

・会社のCEOは慈悲(philanthropy)の科目をとることを強制されるべきである。

・全てに生徒にチャンスを与えるためWSCの決勝大会は多くの場所で行われるべきである。

三男は、
「とにかく楽しかった!!!」

と言っています。

まるでIB(国際バカロレア)のような問題。
私たちは答えのない問題を考えるのが好きです。

今、世界は答えのない問題で溢れています。
そこで求められる能力は、
「仲間と力を合わせて、自分たちで調べて考えて、答えを導き出す力」ではないでしょうか。

世界の教育はとっくにそういう人材育成にシフトしています。



今、日本の教育現場で起こっていることーーAI先生は何を変えたのか The bridge 2019.11.12

にわかりやすく書かれています。

引用します。

「私たちが日々愛用しているスマートフォンは、150年前は「ベル電話」でした。自動車は「人力車」でした。明治以来の150年間であらゆるものが大きく変わりました。
ところが日本の教育はどうでしょうか?
教室で黒板を背にした一人の先生の話を何十人もの生徒が黙々と聞く光景は、150年前と何ら変わっていません。




atama-plus.png
明治・大正前期の授業風景(津島市立図書館寄贈)

教育の大きな役割は、社会で活躍する人材を育成することです。150年前に最先端の職場だった富岡製糸場では、マニュアル通りにきちんとミスなく仕事をこなす人が活躍していました。
現在の最先端企業、例えばGoogleでは多様な価値観を持つ人たちと協業しながら新しい価値を生み出すような人が活躍しています。これからの社会で活躍する人材に求められるのは、いわゆる数学力、英語力、国語力といった「基礎学力」に加えて、コミュニケーション力や自己表現力といった「社会でいきる力」の両方が必要です
しかし、「基礎学力」の習得にほとんどの時間を費やしているのが今の日本の教育の現状です。
15歳時の学力を測る国際学力調査(PISA)では、日本は常に上位に位置しており、「日本は教育先進国だ」と言われがちですが、本当でしょうか?
今、海外の教育は大きく変わりつつあります。たとえば、国際学力調査で下位に位置するブラジル。私が訪れたサンパウロ市郊外の普通の公立学校では、当たり前のようにテクノロジーを活用して基礎学力を効率的に習得したり、一方通行の座学ではないグループディスカッションを行いながら「社会でいきる力」を育んだりしていました。
国際学力調査の結果はさておき、これからの社会で必要な力を習得する教育という意味では、実は日本は教育後進国になっているのかもしれません。」
(引用終わり)


私が入試改革延期に反対する理由はそこです。

これから5年間、また、「読む」と「聞く」だけの問題です。
書くテスト(自由英作文)をなくせば、授業から、自由に書く授業がなくなります。考える能力が育まれません。
話すテストをなくせば、議論する力もつきません。

(入試問題に関係なく、4技能を育ててくれる21世紀型教育をしてくださる学校は別ですが)

私たちは
「6年も勉強するのだから、中高で使える英語を身につけさせてくれー」と主張すべきなのです。
国語も数学も世界トップレベルの教育大国なのに、なぜ英語が最低レベルなんだーって叫ぶべきなのです。
なんでも極められる日本人の特性を生かして、英語も他国に引けを取りたくなーい、って思いません?

問題を洗い出して、改善していくべきなのです。

私は、春と夏のシンガポール・インドネシア留学を通じて、生徒たちに「使える英語」とは何かを体感してもらっています。

11月17日(日)8時からZOOMで留学説明会を開きます。
留学に興味のある人もない人も、つかえる英語力のつけ方の話もしますので、ぜひいらしてください。



10月29日と11月10日にお問い合わせくださったF様へ。

10月29日と 11月10日に、お問い合わせフォームからお問い合わせくださったF様
Softbankのアドレスが入力されており、2回とも同じアドレスなのですが、返信できません。どうか、こちらのメールアドレスにご一報いただけませんでしょうか。

お願いいたします。

WSC (World Scholar’s Cup) 決勝大会へ

三男がアメリカのYale大学で開催されるWorld Scholar's Cupの決勝大会に旅立ちました。
子どもたちの海外遠征はいつも玄関までしか見送りませんが、今日はたまたま銀座に用事があったので一緒に行きました。銀座から15分おきに出ている予約なし1000円のバスで行きます。
スーツケースが大きいのは大きな記念のぬいぐるみをもらうため。

WSCについては、こちらの記事がとても詳しくわかりやすく紹介されています。

三男は以下のように説明しています。

World Scholar’s Cupとは、2006年に始まった中高生の総合的・包括的な教養を競う大会です。

原則3人で1チームを組み、科学、歴史、文学、音楽・美術、社会、そしてスペシャルエリア(毎年変わる特別科目)の6教科で、毎年初めに発表される各科目のスタディーガイドに基づいて各自がリサーチをし、ディベート・エッセイ・ペーパーテスト・クイズの4種目の総得点を競います。

2019年のテーマはThe World on the Margins. 日本語に直すと「追いやられた世界」です。

オーストラリアでいうアボリジニ、日本でいう部落民、インドのカースト制度でいう
untouchableなど社会的に除外されて中心部から追いやられた先の世界がテーマでした。

社会では社会心理学の観点からどのように人間が人を排除するのかのメカニズムについて研究し、
歴史では各地で実際に追いやられた人の実例を見て考察、
理科ではどのようにテクノロジーが人を追いやったり我々の生活を変えてきたか
音楽と美術では追いやられた社会の端っこから生み出されたアートの数々の主張についてずっとリサーチと考察をしました。

両親のおかげでずっと社会の「中心部」にいて幸せな生活を送ってきた僕からすると知らない世界ばかりで衝撃と刺激の連続でした。

(後略 引用終わり)

三男のリサーチは、各教科300ページを超えるそうです。(もちろん英語です)

私はこういう勉強こそしてもらいたいと思っています。

IB教育でも目指すのは自立的学習者。

今の時代、先生の仕事は知識を教えるのではなく、より問いを投げかけること。

生徒の学びを正しく評価することです。

5月の国内予選 8月の世界予選を突破した日本人中学高校生のDelegation of Japan(日本チーム)は約100人 

みんな世界の賢い中高生たちと意見を交して、一生の友情を築いておいで!





令和の英語教育


入試改革に反対している高校や大学は、生徒のため、と言いながら、英語の知識を教えるだけで、コストのかかるライティングやスピーキングを教えていない。

その点、三男が通う武蔵野大学付属千代田高等学院の英語授業は驚きだ。
クラスには、英検1級レベルから準2級レベルの生徒までいるが、
レベル別に小さなグループに分け、
それぞれの課題の本を音声を聞き(リスニング)ながら、
読み(リーディング)、
グループで内容について話し合い(スピーキング)、
その本のサマリー(要約)を書いて(ライティング)提出すると、
ネイティブスピーカーに添削されて、
コメントが動画が送られてくる。

詳しくはこちらを見て欲しい。

入試が変われば、こうした教育を取り入れる学校も増えるはずだ。
このような教育努力をしている学校が、入試で結果を出せるようになれば、日本の英語教育は変わっていく。

21世紀型教育をしている学校には自信を持って次のように言って欲しい。
「我が校は、グローバル社会に生きる人財の育成のため、ライティングとスピーキングにも力を注いでいます。1年も早く制度上の諸問題が解決され、4技能試験が実施されることを希望します」

私が入試改革延期にこれほど反対している理由は2つ。
採点しやすい暗記中心の受験英語(こちらを参照)から高校生を解放したいのと、
ライティング指導をしてくれている学校の努力の成果を世に知らしめたい
からだ。

低所得者層に不利なら、交通費くらい援助すればいい。
1年延期するごとに、50万人の 書けない話せない高校生が生み出されていく。


Facebookに同じことを書いたら、友人から次のようなコメントがきました。

Y.Uさん 素晴らしいですね!
書く事と話す事のウェイトは仕事になると決定的に重要ですからね。
今朝も香港とのcallでしたが最悪聞き取れなくても(癖が強い)話せないとどうにもなりませんからね。
  • 新美 真理子 そうなんです。Google翻訳がこれほど精度が上がった今、リーディングよりも書いたり話したり聞いたりする能力が必要ですよね。加えて一番大切なのは、考える力。目の前のことがあっているのかどうか判断するクリティカル・シンキングだと思っています。
    1
  • Y.Uさん Mariko Shinmi 物事を変えるのは正に話をしてなんぼですからね。
    これは英語に限らす日本の一方通行の授業の問題とも言えますが。
    1
  • 新美 真理子 最近は、アクティブラーニングといって世界では当たり前の双方向の授業の研究と実践が進んでいます。そういう学校が評価されるチャンスが4技能試験なのです。

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